気温も上がってきて、いよいよ春らしくなってきましたね。
植物もスクスク育ってきて、支柱が必要な時期になってきます。
みなさんは支柱の立てる時期や使い方について、正しく知っていますか??
Answer
約6割の方が確認しなければ支柱を組めないと回答しています。
なかなか植物に合った支柱を組み合わせるのは難しいようです。
家庭菜園のイメージが強い支柱ですが、花を育てるときも必要な場合があります。
支柱が必要な植物って??そもそも何で支柱は必要なの?
疑問に感じられている方も多いのでは!?
そこで今回は支柱について学びましょう!!
そもそも支柱が必要な植物ってどんなもの??
花の場合、アサガオやクレマチス、トケイソウ、フウセンカズラなど。
つる性の植物は支柱に絡みついたり巻きつきながら生長していきます。
生長を促進するために、支柱は欠かせないのです!
支柱を使うとどんな影響が??
病害虫被害が減ります!
植物同士である程度の距離が保たれ、密生しないので病害虫の発生が少なくなります。また、その防除もしやすくなります。
植物への日当たりがよくなります!
葉や茎にまんべんなく光が当たり、植物の光合成を促進できます。
支柱を立てる時期・その立て方は?
Point 種まき〜種はまく前に「芽きり」を!〜
1. アサガオの種は皮が硬く、そのまままくと発芽のタイミングがずれるので、あらかじめ種の一部分をカッターやはさみなどを使い、中の白い胚がわずかに見える程度に傷をつけます(芽きりといいます)。
2. 傷をつけたら、土によく水やりをし、深さ1.5〜2cmの穴をあけます。
3. そこに種を置いて上から土をかぶせてさらに良く水をかけてやります。 5日〜6日程度で芽が出てくるでしょう。
Point 支柱たて〜本葉が2〜3枚出たら支柱を準備!〜
芽が出てきたら、5日に1度液体肥料を与えましょう。本葉が2〜3枚ほど出てきたら支柱を立てましょう。ここからは10日に1度液体肥料を与えます。アサガオは開花期が長く肥料が切れると花が小さくなるので、開花中にも与え続けましょう。
水遣りのポイント
水やりは、朝のうちにたっぷりと行いましょう。
夕方に行うと夜のうちにつるが伸びすぎてしまうことがあります。目安として6月中は1日1回、7月から9月上旬までは1日2回(午前中と午後)、その後は1日1回程度の水やりにします。鉢の底から水が流れ出てくるくらいたっぷりとあげましょう。
上手く育てるコツは、花が咲くまでは、しおれない程度に水をやり、花が咲き始めたら多量に水を与えることです。
花支柱・メッシュ支柱ともにつる性植物にぴったりです。
花支柱は鉢・地植えなどに、メッシュ支柱はプランターにおすすめです。
アサガオの仕立て方例「行灯仕立て」
行灯仕立てとは、植物を支柱にらせん状に絡ませて行灯のように仕立て上げていく方法のこと。植え込む鉢の大きさに合った支柱を選びましょう。
仕立て方としては、1本のツルをそのままずっとのばして巻きつけていく方法と、本葉7枚目で摘芯(中心の芽だけを摘み取って残りの芽を伸ばしてやること)し、本葉3・4・5枚目から出たツルのうち1本を残し、他はつみ取り最後に1本だけ残す方法があります。
行灯仕立ての「つる」は図のように上から見て左巻きに絡ませていきます。
せっかく育てる植物たち。
支柱をうまく使い、きれいな花を咲かせましょう!!
次回はグリーンカーテン特集です!