
コレは大玉トマトの中で成長が早かった「ブランデーワイン」です。
まだ花は咲いてませんけど、蕾の向きもはっきり分かって定植適期です。
トマトは花の咲いた側に実が付きます。
わたしは「寝かせ植え」するのでヒョロリとした苗になるように育苗します。
ビニールマルチなので分かりにくいんですけど、こんな風に土を横長に掘って苗を寝かせて植えます。
土に埋まる部分の葉は取ってしまいます。
トマトは肥料や水分の吸収力が強いんです。元々乾燥した地域が出身だからでしょうね。
寝かせて植える事によって、ゆっくり活着して花付きが良くなると言われています。勢いのある元気な若者苗だと、どんどん葉っぱが増えて花への日当りも悪くなるからでしょう。他にも土に埋まった茎の部分からも根が生えるので、強風にも強い樹になるという利点があります。
ヒョロリとした年寄り苗で少し回り道してもらう訳です。トマトのスローライフってところでしょうか。^^;
これは畑のトマトよりだいぶ遅れた定植ですが、素焼きの大鉢に植えた「マッツ・ワイルドチェリー」というミニトマトです。 斜めに寝かせて植えています。
写真では解りにくいと思いますので断面をイラストにしてみました。 デフォルメしてますが、こんな感じに植え付けました。
晴れた日がほとんど無かったですが3日でしっかり上を向きました♪ 2種類のバジルと混植してます。
さて、アブラムシです。段々気温が高くなってくると、そこいら中に出現してきますね。
嘘かホントか、アブラムシの雌は毎日10匹以上子供を産んで、更にその子供は10日程度でまた子供を産むらしいです。
うーん、鼠算どころじゃありませんのぅ。(笑
アブラムシは樹液を吸うので、大量に付くと抵抗力が弱い植物になってしまいます。
わたしは唐辛子の抽出液を使ってアブラムシ退治をしています。
全滅させるほと強力では無いですが、散布をマメにしていると段々減ってきます。
吹きかけるとアブラムシはしばらくの間、痺れたように動かなくなって、全部では無いですけど、その後死んでしまうようです。たぶん辛味成分「カプサイシン」のせいでしょう。
<唐辛子抽出液の作り方と散布方法>
・赤唐辛子をミルサーで粉末状にしてお茶パックに入れ、水の中で揉み出し抽出液を作ります。
・その抽出液を霧吹きに入れて、アブラムシにかかるように吹きかけます。
水がコレくらいの色になるくらい抽出します。唐辛子の量は必要とする水の量で変わります。
この時の粉末唐辛子はお茶パック1/4程度量でした。抽出したあとの唐辛子は乾かせば何度か使えます。
ミルサーが無かったら、売っている詰め替え用の一味唐辛子でも良いです。
わたしも今年はミルサーが壊れてしまったので一味唐辛子を買って使ってます。
メーカーによっては何度も使えないとか、抽出液が同じ色でも効果が薄いモノがあるので注意してください。
値段は関係ないですね。こればかりは色々試すしかないんで、今うちには数メーカーの一味唐辛子があります。^▽^;
<散布時の注意点>
・風下に立たない事。結構むせます。
・手に怪我などをしてると、しみて大変な事になります。
・太陽が強い日は濃度によって葉焼けしてしまいます。アブラムシが付く生長点や新芽は特に痛みが激しいので、これからの季節は曇りの日か夕方遅くに散布するのが無難です。
この唐辛子液はアブラムシ以外の虫には効果がないようです。アブラムシは表皮が薄く柔らかなので効くのかもしれません。
表皮が柔らかいイモムシ系はもしかしたら効果あるかもしれませんが、試した事はありません。
どんな防除法でもそうですが、何事もやりすぎては害になる可能性も高くなります。 植物の様子を見ながら皆さんの環境でのベストタイミングを見つけて下さいネ!
次回はトマト以外の野菜の様子をお伝え出来ると思います。
あとは季節な話題で、わたし流の病気の防除なんかも簡単に紹介しますねー!(^▽^)ノ
ちびたさん プロフィール
お住まいの地域: | 栃木県 |
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家庭菜園歴: | 2006年GWで7年目に! 園芸歴はかれこれ14年。 |
育てている野菜: | 通常育てる種類はだいたい手を付けてます。書ききれません。(笑 変わったマメ類や唐辛子を作るのが好きです。 |
これからの目標野菜: | 定番野菜の自分にとっての定番品種を見つける事。 |
ひとこと: | 40坪くらいの畑と、自宅の小さな小さな庭のプランター栽培で野菜を作ってます。 フルタイムワーカーなので週末を利用しての菜園作業です。 2年前から微生物に助けてもらう栽培法を少し実施してます。 奥が深い微生物世界にどっぷりハマってます! |