いつもは好き勝手にコンテナを作らせていただいているのですが、今回は「モザイカルチャーの要素を・・・」と言うテーマをいただきました。
浜松でモザイカルチャーの世界博が開催されているのは知っていたのですが、モザイクカルチャーだと思っていました。 そして、ネットなどで検索してみると、平面に植物を植え込んで絵のように仕上げているものや、トピアリー?と言うものまで・・・。 トピアリーは植物を刈り込んで形を作っていくもので、モザイカルチャーはフレームをつくりそこに植物を植え込んで作るもの(切花は違うようです、あくまでも根のある植物)・・・なるほど!!
私もウサギやハンドバックなどをワイヤーで作り、植栽をしていましたが・・・ずーっと、トピアリーと呼んでいました。お恥ずかしい。
今回はハートの形を作り植え込んでみました。
今回の植物
準備する道具
ゴールデン粒状培養土のすぐれた特性はそのままに、さらに通気性に優れています。
作り方
【1】一番太いワイヤー(3.5mm)でハートの形を作ります。
植木鉢に挿すので足の部分を30cmほど伸ばして作ってくださいね。
【2】@のハートをまたがらせるようにハートのへこみのところに同じ太さのワイヤーをまたがらせます。 やはり足の部分のワイヤーの長さは下まで取ってください。
ここから先は、ハートが立体的になるように作業をしていきます・・・・。
■ポイント!
枠の完成(【6】)のところを先に見てイメージしながら作成してくださいね!
【3】今度はヨコのワイヤー(2.5mm)を渡します。
ワイヤー同士がクロスしている部分は細いワイヤー(1mm)で固定してください。
【4】足の部分を細いワイヤー(1mm)でクルクル巻いてきれいに仕上げます。
下の10cmは残して巻いてください。
【5】ハートを上から見てきれいなふくらみになるように調整します。Cで巻き残していた部分の先端を丸めて器を傷つけないようにしましょう。安定が良いように開きます。
【6】枠が完成しました。
赤で示しているタテのワイヤーは足の部分まで延びています。
【7】Eを鉢に入れて、土を入れます。
【8】ネットに入れた土をワイヤーの中に詰めていきます。
【9】後はネットを少しカットして植物を植えていくだけです。
大きな根のものを植えるのはこのサイズのフレームだと難しいので、株分けして何度も植えてくださいね。
【10】植え終わったらUピンの形にワイヤーをつくり、所々、植物をフレームにとめます。
植物の隙間や、土がもれそうな所はシサルをさしていきます。
裏面は全面シサルで覆い、Uピンのワイヤーで固定してください。
完成!
完成です。ワイヤーの扱いに慣れるまでちょっと大変かもしれませんが、ゆっくり作業すれば大丈夫です。
今回はピレアグラウカなどを使いましたが、全部多肉植物にすると植えやすいでしょう。時間はかかりますが、1度はトライしてみてください。
早坂ひろみ先生のプロフィール
ガーデニングプロデューサー。
結婚を期に仙台へ。庭つきの一軒家に住むようになってからガーデニングに目覚め猛勉強。
その後、専門学校の講師、ガーデンショップの企画、
ホームセンターの商品部への勤務などを経て、現在に至る。スクールの講師、ガーデンデザイン、イベントでの講演など宮城県を中心に活躍している。
朝の情報番組『ウォッチン!宮城』にも出演中!!
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