今年の節句は花を飾ってお祝いしよう!

3月3日は「桃の節句」5月5日は「端午の節句」。「桃の節句」は女の子の厄除けと健康祈願として「端午の節句」は男の子の邪気を払い素晴らしい前途を祈る行事とされています。
今年は花を飾ってちょっと雰囲気を変えた節句を迎えてみませんか?

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目次

「桃の節句」を彩る花たち

【桃の花】
桃の花のつぼみは枝の下のほうからほころび始めます。飾っている間に可憐な花を次々と咲かせて私たちの目を楽しませてくれます。
桃という字は“木”へんに“兆“と書き、兆ほども実をつけると昔は言われていたそうです。つまり、この花は安産とたくましい生命力の象徴とされ実を食べれば病魔をやっつけるとさえ信じられていたとか・・・。女の子の成長を祝う3月3日にふさわしい花として選ばれた理由がわかりますよね。

【菜の花】
菜の花は上へ上へと伸びる勢いが感じられ、それが子供たちの成長をあらわしているかのよう・・・。節句のお祝いにはピッタリの花ですよね。目の覚めるような黄色が華やかに演出してくれます。菜の花を「桃の節句」に飾るいわれには、いろいろあるようですが春をイメージさせる暖かい花であるために桃の花と一緒に飾るようになったというのが一番ポピュラーな説のようです。

桃の花と菜の花だけで、こんなにボリュームのあるいけ花ができあがります。桃色と黄色が女の子らしさをアピール!

「花のお雛様」を作ってお祝いしよう!

雛人形を飾るのって以外に手間も時間もかかって面倒・・・。飾る場所も無いし・・・。そんなあなたにオススメです!今年の「桃の節句」はお子さんと一緒に「花のお雛様」を作ってお祝いしましょう。

【用意するもの】
・ペットボトル(350mlのもの)・・・2本
・色画用紙・・・4枚程度
(色紙や千代紙でもOK!)
・ひも(水引など)・・・2本
・はさみ
・のり

【飾る花】
・アネモネ: 色違いのものをそれぞれ2本程度(チューリップやラナンキュラスなど大ぶりな花を選んで下さい。)
・スイートピー: 5本程度(メインの花を引き立たせるように小ぶりなものを選んで下さい。)
・アイビー: 2本

【作り方】

(1)ペットボトルは呑み口の部分を切り取ります。

(2)ペットボトルに合った大きさに色画用紙を切り2色重ねて張り合わせます。

(3)ペットボトルに色画用紙を巻き後ろを両面テープでとめます。これの色違いをもう一つ作ります。

(4)リボンや水引などを結びます。これで花器のできあがり。

(5)色違いの花を2色用意して上手に飾りましょう。今回はアネモネを使いました。アネモネはすぐに花が開いてしまうので花を長く楽しみたい人はチューリップやラナンキュラスなどがオススメです。

(6)アネモネの後ろにスイートピーでボリュームを、アイビーで緑色をプラス。バランスを見ながら上手にアレンジしてください。

(7)遊び心たっぷりの「花のお雛様」完成です!!

【ワンポイントアドバイス】
・花をいけるときには「水切り」を忘れずに!!
水切り・・・切り花を長持ちさせるために枝や茎の根元を水につけ、先端を2〜3cm斜めに切り落とすこと。水平ではなく斜めに切ることによって枝や茎の水に触れる断面が大きくなり水分を吸収しやすくなる。

「端午の節句」を彩る花菖蒲

【菖蒲】
端午の節句は「菖蒲の節句」とも言われます。室町時代から「勝負・尚武」にかけて男の子の勇敢な姿をあらわす花として「端午の節句」に飾られるようになったと言われているそうです。
菖蒲は昔から「軒しょうぶ」と言って、ヨモギと対にして軒にさすと邪気や疫を払うと考えられていました。更に葉や根から独特の香りを放ち殺菌作用があることから、病気を治すためお風呂に入れ菖蒲湯としても親しまれていました。

【〜花菖蒲と菖蒲の違い〜】
「端午の節句」で飾られる花菖蒲はアヤメ科、菖蒲はサトイモ科とまったく違う植物であることを知っていましたか?菖蒲は沼地や水田で花は付けない。一方、花菖蒲は乾燥した土壌で育ち、大きな花が特徴です。

存在感たっぷりの花菖蒲を飾ればいつものお部屋もグレードアップ。

「端午の節句」を盛り上げるフラワーアレンジに挑戦

フラワーアレンジって難しそう・・・。私もそう思っていました。でも実際にやってみると意外と簡単!「この花とこの花は組み合わせてはダメ!」とか「こういう形が正解!」という決まりは無いのですから自分の好みにあったオリジナルのアレンジを楽しみましょう。今回は「端午の節句」をテーマにアイリスと菜の花でこんなの作ってみました。

【用意するもの】
・花器(花器が変わるだけで全体のイメージもガラッと変わります。素敵な花器を選んでください。)
・剣山
・アイリス・・・3本
・菜の花・・・・5〜7本

【花の飾り方】

(1)花菖蒲は手に入れるのが難しい、その上大きすぎて他の花とのバランスがとりずらい。そこで今回はアイリスを使ってみました。

(2)ここでも菜の花をアクセントに使います。まずはポイントとなる花を先にいけます。

(3)その後は形をみながら隙間を埋めるように差し込んでいきます。

(4)菜の花のボリューム感がほしかったので切り落とした茎部分も影のほうに使いました。

(5)完成です!どうでしょう?アイリスの凛とした様子が男の子の後ろ姿を想像させませんか?

それぞれの節句をイメージしたフラワーアレンジはいかがでしたか?あなたならもっと素敵なオリジナルのものが作れるはず!華やかな演出で「桃の節句」と「端午の節句」をお祝いしましょう。

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