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多肉植物入門

最近、あちこちで多肉植物を見かけることが多くなりました。
小さな鉢に入ってインテリア用になっていたり、いろいろな色の葉を寄せ植えにしてコンビネーションを楽しんだり…。
そこで、さっそくですが多肉植物って?どんなものがあるの?どんな育て方をするの?今回は基本をおさえてみましょう!

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目次

1.多肉植物って?

おもに「水分や養分を蓄えた厚い葉を持つ植物」を指します。では、おなじみのサボテンとはどう違うの?
サボテンも多肉植物の一種ですが、植物学上「サボテン科」に該当するものをサボテン、その他の50あまりの「科」の植物を「多肉植物」と呼ぶことが多いようです。

多肉植物は主に乾燥地帯の植物で、水分の蒸発をできるだけ少なくするような姿、葉は厚く、茎も根も太く短く、中には葉や茎の表面をワックスのような成分で覆い水分の発散を防いだり、細かい毛で覆い霧や空気中の水分をとらえる機能を持つものもあります。

2.多肉植物にはどんなものが?

多肉植物は以下のように数タイプに分けることができます。

生育パターンによる分類

【夏型】春から秋に生長し、冬に生育を休むもの。
【冬型】秋から冬に生長し、夏に生育を休むもの。
【春秋型】春と秋に生長するもの。

育ち方・生え方による分類

【群生するタイプ】
地面をはって平面的に広がっていくもの。
(例)福兎耳、白牡丹など

福兎耳

白牡丹

【立ち上がりながら群生するタイプ】
地面をはって平面的に広がる一方、上方向にも生長していくタイプ。
(例)翡翠殿、紀ノ川など

翡翠殿

紀ノ川

【垂れ下がりながら群生するタイプ】
地面をはって平面的に広がると同時に茎を横に伸ばし、垂れ下がっていくタイプ。地面に着地するとそこからまた根を張って広がります。
(例)玉つづりなど

玉つづり

【横に育つタイプ】
その個体自体が大きく育っていくタイプ。
(例)高砂の翁など

高砂の翁

【縦に育つタイプ】
群生せずにその個体が上に伸びていくタイプ。
(例)神刀、黒法師など

神刀

黒法師

【分枝して茂るタイプ】
生育していくにつれ、枝分かれしていくタイプ。
(例)夕映え、久米舞など

夕映え

久米舞

お店での選び方

a:選ぶ時期
夏型種(春から秋に生長し、冬に生育を休むもの)は春~初夏。
冬型種(秋から冬に生長し、夏に生育を休むもの)は秋。
が購入に最適な時期です。
欲しい品種名や特徴を確認してからお店に行くのがベスト。

b:選ぶ基準
日当たりの良い戸外、もしくはガラス張りで日当たりがよい店内に置かれているものがよいでしょう。
基本的に太く、短いもの、葉や幹の色つやがよいものを選びましょう。
下葉が枯れていたり、土にコケが生えているものは水分が多すぎるので避けた方がよいでしょう。

3.基本的な育て方

置き場所

・日当たりの良い場所に置く(真夏の日中の強い日差しは避けましょう)。
・水はけを良くし、地面からはね返る雨を防ぐため、花台などの上に置きましょう。
・多くの多肉植物は寒さが苦手です(耐えられるものもあります)。冬場は室内や暖かい場所に移動させましょう。

水やりに注意!

コツは一度土の水分が乾いてから、鉢底の穴から水が出るくらいたっぷりと与えること。
晴れた日の午前中(夏は夕方)に与えるのがよいでしょう。
慣れないうちは竹串を鉢に刺しておき、ときどき抜いてはぬれているか確認するのがよいでしょう。
水を少なめに与えると徒長せず、太く短い姿を保つことができます。

生育を休んでいる期間は…

水やりの回数を、月に1~2回くらいにまで減らします。

肥料の与え方

・元肥…植え付け、植え替えの時に用土に混ぜます。

※植え替えの時期
夏型(春から秋に生長し、冬に生育を休むもの)3月下旬~5月
冬型(秋から冬に生長し、夏に生育を休むもの)9月~11月
春秋型(春と秋に生長するもの)3月下旬~5月、9月~11月
に行いましょう。

・追肥…基本的に生長する時期に与えます。固形肥料を土の上に置いておく「置肥」や液状の「液肥」を与えます。
肥料を与えすぎると徒長するので、草花に与える場合の半分から3分の2くらいの分量を与えます。

サボテンと同様、ちょっと「ものぐささん」にも育てられる「多肉植物」。
草花よりも長くその美しさを保つことができます。
乾燥に強いので、これからの花が少ない季節にも室内で楽しむことができます。
この秋冬オススメです!

4.多肉植物にはいろいろなものがあります

さまざまな形、色、そして名前。今回は勝手ながら、名前で仲間分けしてみました。
このほかにも面白い名前のものがたくさんありますが、今回はそのほんの一部をご紹介いたします。

天体シリーズ

ミニ花月

愛星

錦晃星

月兎耳

月美人

十字星

星の王子

南十字星

銘月

朧月

火祭りシリーズ

火祭り

火祭りの光

火祭り群生

舞シリーズ

雅楽の舞

天狗の舞

舞乙女

久米舞

紅シリーズ

紅化粧

紅輝炎

5.多肉植物を増やすには?

多肉植物の特徴のひとつに、株がふやしやすいということがあります。不思議なことに、植える前に切り口を乾燥させたりするのです!葉に水分や養分をためこんでおける多肉植物ならではの方法ですね。

<ふやす時期>
時期は夏型の品種は3月下旬から5月、冬型は9月から11月、春秋型は3月下旬から5月、または9月から11月に行いましょう。
【生育パターンによる分類】をご参考下さい。

種類によってふやし方は違いますが主な方法には以下のようなものがあります。

株分け

セダム属、センペルビウム属、メセン類などに適しています。
親株の根元から子株が独立してできるので、親株から切り取って、新しい鉢に植え込みます。エケベリア属は、親株から切り離してから2~3日間、切り口を日陰で乾かしてから植え込みます。

例:アロエ属

差し芽

セダム属など葉が茎にびっしりとつくタイプに適しています。
下葉を落として茎を出せるものは茎を出し、4~5日間切り口を日陰で乾かしてから、植え込みます。
クラッスラ属、パキフィツム属もこの方法が向いています。

例:虹の玉

葉ざし

エケベリア属、アドロミスクス属などに適しています。
切り取った下葉や、作業中に落ちてしまった葉も利用できる便利な増やし方です。葉の付け根から新しい芽が出るので、付け根の部分を傷めないように取ります。4~5日間切り口を日陰で乾かしてから、植え込みます。3~4ヶ月後、2~3センチになったら鉢上げします。

例:虹の玉

根ざし

ハオルチア属の玉扇や塊根性花キリンなどのゴボウ状の根を持つ種類に適しています。
出てから1~2年たった根をつけ根から切断し、日陰で半日くらい陰干ししてから、つけ根を1センチほど土の表面に出すようにして植えます。根から芽が出るまでは日陰に置き、水を与えないようにしましょう。2~5ヶ月で子株が育ちます。

例:ハオルチア属

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