菜園ゲームからリアル菜園デビュー。野菜作りの楽しさと美味しさに目覚めて
マンションの5階、3畳ほどのベランダで家庭菜園を楽しんでいるぺっぺさん。
"食べられる植物にしか愛情が注げない!"と、いろいろな野菜を育てています。
携帯の菜園ゲームをしているうち、本当に野菜を栽培してみたくなってベビーリーフの種をまいたのが、家庭菜園をはじめたきっかけです。現実はゲームのようにはいかなかったけど、育てているうちに体や心の疲れが癒されてきて、はまってしまいました。1年間で育てているのは、40〜50種類くらいです。場所をとらない薬味系が種類数を稼いでますね。
ベランダ菜園の長所と短所
ベランダ菜園の長所はなんといっても虫が少ないこと!そして虫が発生しても、限られたスペースなので駆除しやすいんです。短所は土の管理が大変なのと乾燥しやすいところ。そして、洗濯物を干すスペースが少なくなることですね…私の場合、ベランダ菜園をやりすぎだからでしょうか(笑)。
ベランダは熱くて、風が強いという難点も。うちのベランダは結構熱いので、水が蒸発しにくいプラスチックのプランターで栽培してます。プランターを選ぶ基準は、必ず合う受け皿があること!受け皿まで水をたっぷり張れば、夏でも2日くらいなら気にせずに家を空けられます。
春から夏へ
栽培してみて、これはオススメ!というのがマイクロトマトです!株もそんなに大きくならないので場所はとらないし、実は小さくてとってもかわいいし、その割には結構収穫できますよ。
昨年の夏はオクラ、ゴーヤ、UFOズッキーニなどを育てました。ズッキーニって、折りたくなくてもちょっとした衝撃で茎が折れちゃうんですよね。「捨てるにはもったいないし、よく見たらフキみたい」と、母と話していて思いつき、フキのように調理しました。筋を取るのが大変だったけど、それなりに美味しかったですよ。今年はゴーヤの葉っぱが食べられないものか狙ってます(笑)。
秋から冬へ
夏はナス科が中心ですが、冬はアブラナ科が多いわが家。秋野菜にむけて、土をリサイクル。苦土石灰と、堆肥と化成肥料を混ぜてしばらくおいて使用。ベランダだから土が流れないように気を遣っています。
カリフラワーは自分があまり食べたことがないから育てたことがなかったけれど、ダンナさんが好きだというので挑戦してみました。カリフラワーを作ってみると、甘くてみずみずしくて、ビックリしますよ。青虫がつかないので冬場の栽培がオススメです。
しいたけを栽培して3年。冬になる前に、栽培キットをホームセンターで購入しています。これだけベランダではなくて、部屋の中の栽培です。採りたてのしいたけは、網で焼いて、食べるに限りますね。小さいしいたけは乾燥させて、だしに使っています。
家庭菜園ならではの楽しみ
家庭菜園をやっていて良かったと感じるのは、今月の食費が底をつきそうにもかかわらず、ベランダに何かしら食べるものがあるときですね。助かった!って思います。ベランダでとれたものは無駄にしたくないから、保存食としても活用しています。
バジルは育てるのも簡単で、たくさん収穫できるので、乾燥バジルにして保存しています。パン生地に入れてみたら、ふんわりバジルの香るパンになりました。バジルのジェノベーゼソースもオススメの保存法です。野菜でも、お肉でもこのソースを加えて炒めるだけで、とってもおいしい!お弁当のおかず作りにも大活躍。たくさん作って冷凍して長〜く使ってます。
よくわからない野菜を育てるのは楽しいです。去年は子宝菜という野菜を育てました。その名の通り、根元から子宝が出てきました。今後も珍しい新野菜をたくさん育てていきたいですね!
プロフィール
- 名 前
- ●ぺっぺさん
- 住まい
- ●マンション
- 家庭菜園歴
- ●5年目
- ホームページ
- ●ベランダ菜園自由日和
http://jiyu-biyori.at.webry.info/
庭の一部を使って、畑とプランターで野菜を作っているyu2006さん。家庭菜園歴は約30年というベテランさんです。1年間で約70種類と、多品種少量の野菜を栽培。毎年、新しい種類の野菜の栽培にも挑戦しています。食べられる部分はとことん食べつくすという信条のもとに、菜花のさや、摘葉したプチベールの葉までも美味しい料理に変身させています。いつか天井にネットを張って、ツルもの野菜がぶら下がるベランダを作りたいということで、今後、ベランダ菜園がどう進化していくかが楽しみですね。最後に、ぺっぺさんから一言メッセージです。「小さな種や苗が育って、花が咲いて、実をつけていく様子を毎日見てみるだけでも、日頃の疲れが癒されますよ!まずはひと株育ててみてください。一緒に菜園を楽しんでいけたら嬉しく思います」。