1.薬剤の「取り扱い説明」や「注意書き」をよく読み、守る
・使用量を守る…
農薬はたくさん使ったからよけいに効果がでる、というものではありません。逆に害がでる場合がありますから、使用量を守りましょう。
・薬液は使う分だけ用意する…
水で薄めて使用する薬剤などの場合、作り過ぎないように注意しましょう。もし、薬剤があまった場合は、下水や排水溝に流れ込まない場所に穴を掘り、その中に廃棄します。排水溝や下水には決して流してはいけません。用品を洗浄した排水等も同じようにして捨てます。
・体調の良い日に作業を行う…
体調の優れない時やケガをしているようなときの作業はやめましょう。
・風の強い日の作業は避ける…
薬剤が目的範囲以外の場所に飛散する可能性があります。
・散布に使用した道具の後片付け…
薬剤散布に使用した噴霧器等は、必ず洗浄してから片付けます。そのままにしておくと、ゴムなどが劣化したり、違う種類の薬剤が混ざってしまうことがあります
・直接薬剤に触らない…
葉裏に散布する際は手で直接めくるのではなく、棒などを使って上手く散布しましょう。
2.薬剤散布の際の服装
薬剤散布の際の服装は…長袖の上着、めがね、マスク、帽子、ゴム手袋、長靴などを着用して下さい。
・ 作業後はすぐに下着まで着替え、散布作業時に着た服はその都度きちんと洗濯しましょう。
・ 散布後は、手足をよく洗ってうがいをし、十分な休息をとりましょう。
3.周囲への配慮
薬剤散布の際には、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
また、風のある日は作業はやめましょう。他の野菜や他の人の菜園に薬剤が飛散する可能性があります。
薬剤が飛散する可能性のある付近に、他の人や子供、ペットなどはいませんか?池などがある場合は、あらかじめビニールシートなどでカバーしておきましょう。
また、市民農園など、たくさんの方の菜園が隣り合っている場所では、周囲の人へひとこと伝えておきましょう。