
ブラウンを中心にシックなガーデンを目指して、女手一つでお庭造りをしています。パーゴラ作りや、フェンスなど、大変なものもありましたが、出来上がった時の嬉しさは独り占めです。
お庭には、雑木、宿根草、バラ、多肉など、季節ごとにメインが変わりますが、全て自分の好きなものを選んでます。暑くても、寒くても頑張ってる植物達が大好きです。そんな植物達と一緒に、自分もお庭も成長していきたいと思ってます。
早春の季節
早春、庭のあちこちに仕込んである球根、ヒヤシンスから始まり、クロッカス、ムスカリ、チューリップと次々と花が開き始めます。お庭は新芽で溢れていて、とても素敵なワクワクでいっぱいです。
クロッカスが咲き始める頃、庭の木々たちも花開き始めます。桜の咲く頃、我が家ではリキュウバイが見頃です。ガマズミのピンク色の蕾が開いていなくても可愛くとてもいい香りがします。
玄関先のハナミズキや、大手鞠もとても可愛くて大好きです。
バラの季節
早春の花達とバトンタッチするように、バラの季節がやってきます。一番最初に咲き始めるのは、玄関ポーチの白モッコウバラです。小さい白い花が出迎えてくれます。
アーチに咲いているのは、私のファーストローズのつるジュリアです。バラのことなど何も知らないのに、ただシックで素敵な感じだったので迎えてしまいました。どうやら少し難しいバラのようです。それでも3年目でやっとアーチを少し飾ることが出来ました。
我が家の庭は狭いのでつるバラが主体です。家壁の反対側の板壁ではまだまだ成長中のつるバラが並びます。カーディナルヒュームがひと足早めに次々と花を付けてくれました。赤いバラ、アンクルウォルターもシュート部分から徐々に咲き始め、最後は根元のほうまできれいに咲いてくれました。
ピンクのバラは、ポールズヒマラヤンムスクです。1年半でこんなに魅せてくれて、本当に感激しました。
アーチの左側は壁バラとブッシュの花壇です。沢山の色を組合わせて、パレットのようにしてみました。こちらはみんな植え付けてから半年〜1年なので、まだまだ赤ちゃんです。今年はどんなパレットになるか楽しみです。
水色の屋根の巣箱は只今入居者募集中です。バラとバトンタッチするクレマチスのテッセンがギリギリの時期でバラとコラボです。
クレマチスと宿根草とポタジェの季節
バラが終わってクレマチスや宿根草へとバトンタッチ、庭は緑に覆われます。アナベルも咲き始めました。
バラは、四季咲きも素敵ですが、多すぎると季節が感じられなくなる気がするので、一季咲きのバラも沢山育てています。四季を感じられるお庭が目標です。
バラのかわりに、壁を飾っているのはクレマチス。バラとバラの間に植えているので自然とお互い絡みつきますが、バラにはあまり良くないようで、絡みつかないように日々チェックしています。ただ、みんな強選定できるものを選んではいます。冬の剪定の際に邪魔にならないからです。
黄色いお花はリシマキア、緑に包まれるレンガの小道を明るく照らしてくれます。菖蒲が咲くと、そろそろ入梅です。植物が季節を教えてくれるってそういうことかな?って思ってます。菖蒲は和のイメージですが、家の外観が蔵のようなブラックとホワイトのツートンカラーのため案外馴染んでいます。
夏の楽しみは、ポタジェで作っている野菜や果物です。バラが咲き始める頃、いつも娘と今年は何を植えようか?と苗を買いに行きます。今年はナスとミニトマトとキュウリとスイカになりました。ミニトマトは1株で何百と出来るので、この時期は子供達のおやつ代わりです。初めてスイカに挑戦しましたが、思った以上につるが伸びて、いつの間にか隣の花壇のエゴノキに絡み付いていました。収穫したスイカは、とても甘くて美味しくて、子供達も大喜びでした。
創作の季節
我が家の多肉植物です。夏場は西陽が強いので、南東へ置いていますが、毎年オバケのように繁殖したワイヤープランツに飲み込まれてしまってます。秋に入ると玄関先へ大移動、少しずつ多肉植物の整理に入ります。植える鉢をリメイクしたり、木製BOXを作ってみたり、心地良い秋の楽しみです。そしていよいよ寒さが増し、紅葉を迎える多肉植物は主役の季節へ。毎朝出かけるときに、季節を実感できるのが好きなんです。だから、うちの多肉植物はもっぱら外で冬越しさせています。
秋のもう一つの楽しみは、フラワーアレンジメントです。乾燥する季節なので、ドライフラワーにするにはぴったりな季節です。秋バラをドライにしたり、咲かせっぱなしだったアジサイや、見頃を迎えたアメジストセージなど今年はスワッグにも挑戦してみました。
春の準備
冬は春の準備です。ずっと先延ばしにしていたパーゴラがやっと完成しました。大層なものではないですが、私一人が楽しむには十分です。ずっと前に植えていたフィリスバイドとヴァイオレットがやっと誘引できました。春にパーゴラを飾ってくれると期待を込めて。パーゴラ横には花壇を増設して、日陰に居たバラを移植しました。そして、パーゴラが出来上がったことで、やっと繋げられた憧れのレンガの小道です。
全長8mを越えてしまった、ポールズヒマラヤンムスクは蝶々の様に誘引してみました。何だか壁に落書きしているみたいで、楽しくなってしまいます。数十本ある、つるバラの誘引、我が家はまだまだ赤ちゃんバラばかりで、翌年はどうなってしまうのか少し心配ですが、実は私は誘引作業が大好きです。
誘引が終わると、庭に彩りが少し欲しくなるので、お気に入りの鉢植えに寄せ植えを作り、庭の彼方此方に置いて回ります。もちろん球根も庭中に仕込んで。
多肉植物の紅葉は一層深まり、暦の一年が終わります。
年が明けると、落葉樹の下に植えてあったクリスマスローズの花芽が上がってきます。丁度立春を迎える頃です。遠くから見ると何もない庭ですが、良く見ると彼方此方で、球根の芽が出ていたり、庭木に花芽がついていたり、宿根草の新芽が出ていたり、今年も咲いてくれるんだと、ホッと胸を撫で下ろす瞬間です。そしてまた、ワクワクする季節の突入です。
プロフィール
misaさん
- 住まい
- 一戸建て
- ガーデニング歴
- 3年
- お気に入りの植物
- バラ・クレマチス・雑木
- ホームページ
- misaの庭暮らし〜Abandon〜
編集部より
四季の移り変わりを大切にしたガーデンです。misaさんのお庭作りを楽しむ様子がとてもよく伝わってきました。シックなトーンをベースに、花や植物が色を添えていく様子に心が弾みます。季節ごとに味わえる変化を意識して、花のある時期、ない時期、庭を育てていく時期など、それぞれの良さを引き立てる構成が見事です。小道やアーチ、つるバラやクレマチスも、お庭を立体的にみせてくれていますね。多肉植物たちも表情豊かで魅力的でした。絵画のパレットに見立て、彩り豊かに描かれていく風景を、これからも楽しみにしています。