
4年前、この家を建てたころには全くガーデニングに興味がなく、芝生と庭木のシンプルな庭を作りました。
ところが、なぜか枯れてもいいからバラを育ててみようと思い、軽い気持ちでネットで4鉢のバラを購入したところ、あまりにも美しく咲いたその花に、すっかり心を奪われてしまいました。そして、ついにはバラのために庭のリフォームを決意! できるだけバラの手入れがしやすいように敷石でスペースを区切り、アーチやパーゴラも設置してつるバラも誘引できるようにデザインしていただきました。
まだまだ新米ガーデナーですが、バラだけでなく、景色としても美しい庭にしていきたいと思っています。
春の訪れ
4月になると、生垣のトキワマンサク・ヒメシャリンバイ、そしてシンボルツリーのアオダモの花が咲きます。どれも小さな花があふれるように咲いて、春の訪れを教えてくれます。
4月の庭は何となくザワザワ。雨で庭の草花たちも勢いがついてきて、むき出しだった地面がだんだん見えなくなってきます?
春の庭を最初に彩ってくれるのは球根類。優しい色合いのチューリップやスイセン、植えっぱなしのムスカリも毎年咲いてくれます。
球根類の次は、大好きなボタンとシャクヤクが咲き始めます。シャクヤクは昨年のリフォームで移植したため、かなり根を切ってしまい、少し小さめの花になってしまいました。でも、「立てば芍薬、座れば牡丹…」なんていうくらいの美しさの代名詞でもあるように、その存在感はバラにも負けません。
バラの開花
待ち望んでいたバラの開花。可憐で美しいバラが今年もたくさん咲きました。
玄関門扉横のボニカ’82。一株なのに立派になりました?5センチくらいの小花がいっぱい!まだ蕾もたくさんありますよ(#^.^#)
この花数と枝ぶりは、うちに来てわずか二年だなんて、とても思えませんよね。さすが、殿堂入りのバラです。
玄関横のトレリスは、ホーム&ガーデン。台風で立派なシュートをなくして心配しましたが、秋に枝を伸ばして、今年はたくさん咲いてくれそうです♪
パーゴラにはパレードとピエールドゥロンサールを誘引しました。パレードは移植で根を切ってしまいましたし、ピエールドゥロンサールは前年の後半に、コガネムシの幼虫に根をやられて成長が止まってしまいましたが、なんとか花を咲かせました。このパーゴラを埋め尽くすように咲いてくれることが、目下の目標です。家の前の道路側からもたくさん顔をのぞかせています。
アーチにはイングリッシュローズ2種を誘引しています。オレンジのレディオブシャーロットとアプリコットピンクのアブラハムダービーは、とても相性のいい組み合わせです。とても花つきがよく、春も秋もたくさん咲いてくれました。
家の壁際のトレリスには、レオナルドダビンチとグラハムトーマスを誘引しています。どちらも鉢で育てていますが、たくさん花をつけて美しい姿を見せてくれました。
オベリスクにはローズシナクティフを誘引しています。金魚草やデルフィニウムとのコラボもうまくいきました。
バラの足元にグラウンドカバーとして植えたバコパ。薄いピンク、紫、濃いピンクの三種類があります。
赤とピンクのサルビアコクネシア、桜色のディアシアダーラも長い間咲き続けて、バラの足元を飾ってくれます。
プラ版遊びでバラのネームプレートを作ってみました。一色で基本パターンを作り、あとはちょっとずつ気分で変えてみるくらいなバリエーション。プレートが透明なので、どんな場所でもそれほど違和感なく溶け込みます。
7月、だいぶもさもさとしてきた庭、2階からの眺めです。中央の円形花壇にある宿根草は、アガスタ―シェ ボレロ (アガスタキ・カナ・ボレロ)とカラミンサ ネペタ。どちらも花期が長く、花持ちも良いので、ず〜っと絶え間なく咲いてくれていました?
深まる秋
秋のバラは、春のようにあふれるような圧倒的な景色にはなりませんが、一つ一つが色濃く美しく咲きます。咲いた花でブーケを作ってみたり、バードバスに浮かべてみたり?
秋には秋の草花たちが、バラの美しさを引き立て、そして、バラの終わった後も、さびしくならないように庭に彩りを与えてくれます。
秋の深まりと共に、庭のエゴノキの実が食べごろになると、ヤマガラやシジュウカラがやってきます。昨年、ヤマガラを手乗りにしようとあの手この手でチャレンジして、ようやく手から餌を啄むようになりました。とってもかわいいんですよ?
今度の冬もまた庭に来てくれることを願っています。
プロフィール
ダビンチローズさん
- 住まい
- 一戸建て
- ガーデニング歴
- 3年
- お気に入りの植物
- バラ・ボタン・シャクヤク
- ホームページ
- 庭華 しあわせの薔薇
編集部より
バラの美しさに惹かれ、バラの魅力をさらに引き出す庭に、全面リフォームしたそうです。中央の円形花壇やパーゴラ、壁際のトレリスなど、色鮮やかなバラ達の開花は、心が弾みますね。バラだけでなくボタンやシャクヤク、季節ごとの花々を楽しみながら、理想の眺めに近づけているダビンチローズさん。庭にやって来る鳥たちを餌付けしたり、ネームプレートを手作りしたりも素敵です。一年を通じて、庭作りを思う存分楽しんでくださいね!