
都会の喧騒を離れ、自然豊かなこの地に暮らし始めて7年。隣接する蓮池を借景に、ナチュラルガーデンを夢見て庭づくりを楽しんでいます。
宿根草を中心に、四季折々の表情を見せる多彩な花を育てています。斜面地を生かした菜園では、有機栽培による野菜や、ハーブ、レモンやグァバなどの果樹を栽培、趣味のクッキングに一役買っています。また斜面地にはウッドデッキも設け、庭仕事の合間の休息や、愛犬小鈴との憩いの場にもなっています。
春の息吹
フロントガーデンの木々も、一気に動き始めた春、まずはシンボルツリーのアカメソロがたくさんの花穂を付けました。艶やかな緑の新葉を拡げ始めたワイルドガーデンにてムスカリとシレネ・カロリニアナ。そして今年最後のお披露目となる濃いピンクのクリスマスローズ。
裏にある蓮池には、春の嵐の雨の後、水が満々と貯えられました。柴犬の小鈴にも季節の変化は感じられるのでしょうかね。
フロントガーデン中央では、黄金色ミズキ(カロライナジャスミン)の花が満開となり、わが庭を一層華やかに、盛り立てています。
2階のテラスからを覗いた様子です。寂しかった冬枯れのお庭も、アカメソロの新緑が広がり百花新緑の世界になりました〜(*^-^*)
フロントガーデン中央のアーチに誘引したつるアイスバーグの枝も、今年は中央まで到達です。
美しい若葉の季節に、今が盛りのお花たち。まずは黄色いマーガレットが見事に咲きほころんでいます。
フクシアはとても強くて可愛い、半年近くも開花が続く元気モリモリのお花です。今年も種を取り置いて、ばら撒きましょう〜? 最高の宿根草アジュガ武蔵はわずか2株とは思えない広がりぶり。わが庭の宿根草ガーデンの守り役として脇をかためていただきましょう。這性タイムロンギカウリスも足元で行動を開始。ピンクの絨毯を敷き詰めたみたいです。
鮮やかなオレンジ色のナスタチウムのお花が、満開になりました。新緑に生えてなんとも元気にしてくれます。そしてフロントガーデンの内側で、ず〜っと咲き続けている大好きなジギタリス。
バラの季節
バラバージョンに模様替えしたフロントガーデン。ジェームズ・ギャルウェイ、つるアイスバーグ、大好きなロココもあちこちに置いています。素敵な香りを振りまいて、大きな花で咲いてますよ。蓮池に臨む擁壁ではアンジェラがいい雰囲気に咲き乱れます〜
次から次へと開花が進む、フロントガーデン中央アーチのつるアイスバーグ、今年はアーチの中央までやっと届きました。バラ初心者のわが庭で、初めて育てた「バラ1号」さんですが、育てやすく、何と言っても優しい匂いに惹かれました。お花も柔らかくてふんわり、純白です〜?
3年前に、亡くなった大好きな猫ちゃんの代わりにと育て始めた真っ赤なテス・オブ・ザ・ダーバービルズ。明るいクリムゾン色の香り豊かな大輪なんですよ。これからも愛情いっぱい育てますよ。
緑色づく頃
裏庭(シャドーガーデン)の小径です。梅雨の季節を前に、結構いい味出しています・・・真昼以外直射日光が射さないこの場所ならではの色です。猛暑には、フロントガーデンからここへ移動させてくるお花たちもあります。ユキノシタの白いお花に、ライムグリーンのヒューケラ、周りのグリーンとのコントラスト・・・これは完全に自己満足です。カシワバアジサイは雨の降る前日に撮影しました。
田植えシーズンが過ぎ、田圃が一面若草色に変わる頃、北側斜面地では薄紫色のニンジンボクの小花の開花がひっそりと始まっていました。アカンサスモリス、タチアオイ、サルビアインプグラータなどのお花の一番上に、3メートルほどまで高くそびえていますよ〜
日当たりの良くない北側、擁壁前では、レースフラワー、ニゲラが残ってました。ここでもそろそろ終わりですね。
フロントガーデンのジューンベリーがたわわに熟して今が収穫時です。斜面地に作ったベジタブルガーデンでは梅雨入り初日、雨に打たれて野菜たちは大喜び。トマト、ピーマン、メロン、コーンなどなど。ゴーヤ、山芋、トマトは、バジルとコラボです〜?
夏のガーデン
暑いこの地、真夏のガーデニングにはコリウスが最適なんです。お気に入りのコリウスロード、徐々に成長期を迎え、秋の終わりまで楽しめます。どこまで大きくなるか見守ってあげましょう。いろいろな色のグラデーションが楽しめて、わが庭の夏には欠かせないコリウス様様ですよ〜
暑い暑い夏の間、一生懸命に置かれた場所で咲いてくれたサフィニアの小花達。感謝の気持ちを込めて、「よく頑張りました賞」です。バラのアーチのハンギング、ペチュニア&サフィニアにも。
秋の訪れ
天高く、タカノハススキの穂とコスモスのコラボ。この情景が欲しくて寄せ植えを作りましたよ。我が家はコスモスでいっぱいです。
フロントガーデンの入口に植えたハナミズキが色づきはじめます。傍に植えて元気に育つジューンベリーの木も、黄色くなりはじめています。
和室側のお庭です。和室の雰囲気を壊さないように、スズラン、エビネ、ギボウシ、おたふく南天、クリスマスローズ、アジサイ、ヤブラン、そして誕生日プレゼントのサクランボの樹(サトウニシキ)等々、いろいろな緑のグラデーションで変化を付けています。
この家に来た頃、大好きな萩とコスモスと芝桜を大人買いして、そこここに植えました。この季節になると、萩だらけです。萩は虫も付かず切っても切ってもすぐに大きくなるし、大きくしたくなければ切り詰めればいいのでとっても重宝です。日に日に秋色を深める庭では水引草の花も咲き揃いはじめます。
プロフィール
kumikomamaさん
- 住まい
- 一戸建て
- ガーデニング歴
- 17年
- お気に入りの植物
- ジギタリス、アカンサスモリス、コリウス、バラ
- ホームページ
- 柴わん小鈴と似たもの夫婦の散歩道
編集部より
宿根草を中心としたナチュラルガーデンです。お隣には蓮池が広がり、ゆったりとした景観に心が安らぎます。斜面地を生かした菜園作りなども楽しむkumikomamaさん。この場所だからこそのお庭構成が見事です。また、時期ごとに趣の異なるフロントガーデン。バラの時期はもちろん、特にカラフルなコリウスをアクセントにした夏のガーデンは見応えがありました。こうした素敵な眺めは、事前の準備があってこそ・・・ですね。「待つ時間・育てる時間」があるからこその美しさだなぁと改めて感じました。