妖精たちが暮らす 緑あふれる庭 #88 lovelyflowerさん

ガーデンデザイナーとして活動されているlovelyflowerさんの「妖精の住む庭」です。

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目次

白金台の閑静な住宅街にある秘密のお庭です。グリーン中心のしっとりと落ち着いた雰囲気に癒されます。植物の成長や開花をつかさどる妖精たちが、居心地よく安心して住めるお庭であるように、オーガニックを実践した遊び心を取り入れたお庭です。

黄金葉のニセアカシア

まぶしいぐらいの黄金葉が特徴のニセアカシア'フリーシア'は、お庭を明るくしてくれます。地植えしてまだ3年のため、幹はまだ細いですが、グングンと成長しています。

株もとの植物は、黄金葉の雰囲気に合うようにまとめました。斑入りの葉っぱが絶妙なランタナと、白い花が可憐なカラミンサの組み合わせが気に入っています。

シェードガーデン

元はツバキやサザンカ、サツキをたくさん植えて和風だったお庭を、6年前から少しずつリフォームしています。昨年末には思い切って何本か抜き、株立ちのアオダモやシマトネリコ、アオハダやクロモジなどを新たにむかえました。また春には白いフェンスができました。クロモジの株もとでは白のヤマブキが咲いてます。

しっとりと瑞々しい緑の景色に癒されます。ギボウシは一番のお気入りフランシス・ウィリアムズ。白壁にはジャスミン'ホワイトプリンセス'をはわせて。

「妖精の住む庭」は日当たりがよくないので、シェードプランツがいっぱい植えてあります。
梅雨時には、西洋アジサイ'アナベル'や黄金葉が美しいカシワバアジサイが主役。ホタルブクロ'ウェディングベル'は地下茎でどんどん移動するので、毎年どこで咲くかわからないのがおもしろいです。ピンク色のサラサドウダンツツジのお花も大好きです♪

大好きなユリの中でも特にウットリ眺めてしまうのがニンフ。カサブランカもユリの女王らしく圧倒的な美しさです。アナベルとカサブランカは「妖精の住む庭」のシンボルプランツでもあります。

ナチュラルガーデン

ここはナチュラルガーデンエリアと呼んでいます。白いフェンスが出来上がったばかりの早春の頃、ウサギの親子のまわりには、白いヒヤシンスや青いムスカリが花を咲かせました。日増しにあたたかくなる日射しに胸がはずみます♪

春になるとニョキニョキと植物たちが葉っぱを広げはじめました。サルビアなどシソ科のハーブ類がたくさん育ちました。

ナチュラルガーデンエリアの一番端には、定番のアナベルやギボウシが植えてあります。
そしてハッカクレンが今年もウサギの親子の傘になってくれてますね♪
夏になると青いお花のメドウセージが主役です。

この場所にベンチを置くことで庭にメリハリができました。アナベルやシラカバに囲まれて、絵になる風景をめざします。横にはアイビーゼラニウムの鉢を添えて。

この庭はオーガニックガーデンなので、虫がつきやすいバラは少ないのが特徴です。そんな中、サマースノーは華やかな雰囲気を演出してくれるのです。鉢植えではニューウェーブが可憐なお花を咲かせています。

玄関周辺

玄関もシェードプランツが主役です。建物にあわせて少し落ち着いた雰囲気にしています。斑入り葉のアジサイや定番のアナベル、クリスマスローズもたくさん植えてあります。

玄関のハンギングです。春にはオステオスペルマムとべロニカオックスフォードブルーを、夏になると白のルリマツリが主役になります。

春を待ちわびて

冬は地面がさびしくなるので、パンジーやストックなどで寄せ植えを創って楽しみます。チューリップの球根をしのばせて♪

紫のスカビオサや銅葉のスミレはシンプルに単植で楽しみます。かわいらしいスノーフレークも大好きなお花です。春のお庭に想いをはせて♪

プロフィール

lovelyflowerさん

住まい
一戸建て
ガーデニング歴
6〜7年
お気に入りの植物
西洋アジサイ‘アナベル’、カサブランカ、スノーフレークなど白い花が好きです。ギボウシもコレクションしています。
ホームページ
妖精の住む庭

編集部より

ガーデンデザイナーとして活動されているlovelyflowerさんの「妖精の住む庭」です。樹木やキボウシなどグリーン中心のシェードガーデンになっています。コーナーごとにテーマがあったり、草むらで顔を出すウサギ達など、遊び心ある演出も楽しいです。瑞々しいグリーンの中で、可憐な白いお花達も引き立っていますね。ブログでは、lovelyflowerさんの植物や樹木選びのポイントについても書かれています。また、なるべく薬を使わずに、自然な生態系を目指しているとのこと。これからも長くお庭づくりを続けて、ますます魅力的な風景を紹介してくださいね。

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