草花と雑貨を組み合わせて目指すは「レトロな渋庭」!#66 chokottoさん

今回は、「レトロで渋い庭」を目指している、chokottoさんのお庭をご紹介します。

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目次

北玄関まわりの庭、少しの地植え、そしてウッドデッキでガーデニングをしています。それぞれの場所で違った雰囲気の庭づくりを楽しんでいます。
メインのウッドデッキではレトロな渋庭に憧れて、2010年から少しずつ和のテイストを取り入れています。鉢植えで楽しむ季節の草花とレトロ雑貨が、どの季節もしっとりなじむお庭が目標です!

リビング前デッキ

リビング前のデッキです。お花屋さんをイメージした雛壇ディスプレー。小スペースでたくさんの植物を置けるし、鉢植えならではの良い点が多いのです。
上からカフェ(バラ)、寄せ植え、グレイパール(バラ)、アジサイと並べました。エンジンオイルのバケツを拾って鉢にしたものには、ミニバラのシュネープリンセス、アイビーの白雪姫、リシマキア、スカビオサ(黒)などを寄せ植えしました。アジサイはプラ鉢のまま、リサイクルショップで買ってきた鍋に入れると簡単にjunk度アップ!

レトロを意識して、ちょっと和風な寄せ植え。アイビーゼラニウム・トムキャットにトクサと黒竜を合わせました。
鉢は形が好みだったテラコッタに、ペイントをして渋鉢に変身!黒い玉砂利を化粧石みたいに使ってみました。
洋風だった庭に和風をなじますのに苦労してます…トクサのようなちょっとカッコイイ植物を取り入れると、和がプラスされてレトロ指数が上がる気がします。

秋を迎えてから、『渋−niwa』・・・渋い庭づくりを進めています!
板壁をアーチの両側に作ってシンメトリーにし、色を紫から深緑にチェンジ。
ワイヤーメッシュを組み合わせて、採光&通気の良い板壁にしました。

ドアの周りに絡むバラやクレマチスの風景に憧れて作った『なんちゃってドア』。かなり初期に作ったDIY作品のひとつですが、作って良かったな〜と、見るたびに思います。作るのも簡単で庭のポイントになるし、DIYの作品としてお勧め度も高いです!

育てているバラ

バラの季節のドア周辺です。
ドアの左からクレマチスのテッセン、右から白モッコウバラを誘引中です。お迎えして2年目の白モッコウバラの花つきが悪く、来年こそは!と思っています。思い描いたナチュラルガーデンの景色の完成は間近のはずです。

四苦八苦しながら、この他にもいくつかのバラを育てています。

お気に入り

大好きな白エキナセア。花もちが良くて素晴らしい花ですね!ピンク色も育てています。
我が家には地植えのスペースも少々ありますが、あえて鉢です。部屋の中から見えるように、花が咲いたらデッキへあげてくるんです。そして、花期が終わると次の鉢と交代です!また来年まで庭の片隅でひと休み…。

クレマチスが大好きです!テッセン、エトワールバイオレット、ロウグチの紫系。月宮殿、シロマンエの白系を育てています。
リーフも大好きで、中でもヒューケラは特にお気に入りです。

ルドベキア2種とパープルファウンテングラスの寄せ植え。今年はじめてお迎えしたハゲイトウは、下の葉がかなり虫に喰われてしまったけど、その不思議なフォルムが面白い!鉢についていたラベルがかわいかったので、そのまま付けっぱなしにしたのは正解!斬新な寄せ植えの完成!?

庭にて秋の多肉さん。酷暑の後、わずかに残った貴重な多肉さんです。錆び缶×多肉はjunk指数がとびきり高くてお気に入りなんですが、どうも育てるのが苦手なようで、今年もたくさんの多肉さんたちが去ってゆきました・・・。それでもjunkなお庭に多肉はかかせない存在です!

ヘンリーヅタの紅葉がかわいい!!この実で毎年ヘンリー増殖させてます。また、葉が落ち、枝だけになるヘンリーを見守る冬がやってきましたね…。

キッチン前デッキ

キッチン前にあるウッドデッキには、中庭で目隠しフェンスとして使っていたものを丸ごと再利用して、「プチ中庭」を作りました。女優の木村多江さんの様な(笑)、しっとりとした和のイメージのコーナーを目指しています。
壁面にはクレマチス・シロマンエを誘引中。壁面上方には太い枝を斜めに渡して、カゴやランプをかけて、上の空間もコーディネイトしています。

このテーブルは、中庭で使っていた枕木風の太い木を脚に、棚だった木を天板として再利用し、L字金具で固定しただけです。色は黒に近いグレーにベタ塗り→乾いたら、ボロ布にツヤなし白の水性ペンキを少し付けて拭き塗りする!を繰り返してjunkにペイントしました。このコーナーには、クレマチスたちが3種類と、ラセンイ、トクサ、黒竜などの和っぽい植物で統一し、色も抑え、置いている雑貨もなるべく和っぽいものを置くように心がけています。

外側には黄色のモッコウバラを這わせて…生長すれば(数年後に?)理想のシェードガーデンが完成する予定です。

自作のライトグレーの板壁とキッチン前のコーナーとを繋ぐように、バーゴラ風の入り口を作りました。ここからデッキの階段に出られるようになっています。
日当たり抜群のこの付近にはバラが密集していて、キッチン前の奥のバーゴラの方からは、黄モッコウバラやクレマチスたちが攻めてくる予定で、どこへでも誘引できる手はずです!
苔箱を6つ重ねただけの棚の上に、モールガラス風の窓を作りました。レトロな雰囲気は出てるでしょうか?

ポタジェ

カントリー調のポタジェ(家庭菜園)に続くレンガの小道との境に、細長いルーバーと角材を組み合わせた扉を作りました。色はレトロカラーに仕上げてみたけど、ざっくりペイントすぎたかな…。 剪定したオリーブの枝を使い、ざっとレースを巻いただけの簡単リース。かけて見ると、さらにカントリー調がアップして満足!

ポタジェの板壁に可愛い三角の屋根がついた棚を作りました!カントリー調にでもしてみようかと思ってこのデザイン。白いイスの上には昭和レトロなカゴを置いてみました。
何か植えようかと思ったけど、隣のブルーベリーの枝が伸びてきてるから、今のところは何も植えずに置いているだけです。

イポメア・スィートハートのパープルを地植えに。黒系や紫系の植物が大好物☆
でもこの場所…たくさんの宿根草が行方不明になった、魔の三角地帯。今年の夏に消えた宿根草は数知れず…。確かちょうどこの辺りにセリンセが植えてあったはず。こぼれ種で来年ひょっこりを期待してもいいかな?

レンガの小路の突き当りがポタジェ。
安いレンガだけど、水やりのたびにレンガにも水をかけて苔を育てれば結構いい味がでてくるもんです!
植物を植えかえるたびに、道を修正しています。細長い通路に、あえてレンガの小道を作ると、実際よりも広く見える気がします!

玄関前のDIY

道路から丸見えだった玄関ドア。防犯のためにはオープンの方がいいでしょうが、板壁を作りました。北側の厳しい環境ですが、春にはこうしてコデマリやユキヤナギが花をつけてくれます。

この巨大板壁(高さ2m)には脚(柱)をつけて、コンクリートで施工したので、他の板壁とは違いがっちり!倒れる心配がありません(多分)。自作のワイヤー窓もつけてかわいい雰囲気にしています♪

こちらも玄関のリフォーム。汚れてきた白い外壁に、板壁をつけ、雑貨を飾ったりして温かみのあるテイストにしてみました。
板壁は鉢や家具で支えているだけで、外壁に打ちつけたり、埋め込んだりはしていません。途中で板が足りなくなり、高低差が激しい板壁になってしまいました。そこで、ここでもワイヤーメッシュを使って、アレンジを加えています。さびさびフェンスでjunk度アップ!

グリーンにのまれたスクールチェア!でも全然イヤではなく、むしろ錆び朽ち雑貨がグリーンに絡まれてるのは大好きな光景なんです。気がつけばあっという間にグリーンは成長していますね。
庭全体がこうしてグリーンとすっかりなじむ日を楽しみに庭づくりに励んでいます(^^)v

プロフィール

chokottoさん(女性)

住まい
一戸建て
ガーデニング歴
3年
お気に入りの植物
リーフ、クレマチス、アジサイ
ホームページ
chokotto レトロ labo

編集部より

今回は、「レトロで渋い庭」を目指している、chokottoさんのお庭をご紹介します。
モノづくりが大好きなchokottoさん。メインのウッドデッキ、キッチン前のデッキ、ポタジェ、玄関前と、いずれもご主人と協力して作ったそうです。どの場所も明確なイメージがあって、とても素敵ですね。特にキッチン前、和をイメージした木村多江さん風(!?)プチ中庭部分は、なんだか現実と隔離されているような独特の雰囲気があって、すっかり見入ってしまいました。
レトロということで、ジャンク度を上げるための植物&雑貨使いも参考になります。chokottoさんの手にかかれば、どんな雑貨でも魔法がかけられたみたいに素敵な風景の一部になるなぁと思いました。これからもchokottoさんならではのお庭づくりを楽しみにしていますね。

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