
1999年の春、新築を契機にガーデニングを始めました。
やり直しの連続でしたが、それでも庭づくりが続いたのは、もうすっかりガーデニングの魅力に虜になっていたからでしょう。
北海道のガーデニングなので、本州とは一味違ったお庭と、季節ごとに色々な顔を見せてくれる花たちをご紹介します。
春の庭
長い冬が終わり、ようやくガーデニングの季節。根雪が解ける前から可憐なスノードロップの開花。清楚な春の使者って感じが、たまりません。
雪が解けると、クロッカスが芽吹きます。冬の終わりを実感できる嬉しい瞬間です。
クロッカスの芽吹きとともにおまさのガーデニング狂がはじまるのです。
去年の秋に準備していた、チューリップ、ムスカリ、ビオラの寄せ植えが見ごろになってきました。春に庭先を彩ってくれるコンテナは、ありがたいもの。
今年も寒い冬を乗り越えて、健気に咲いてくれた春の寄せ植えに、感謝感謝なのでした。
このバードフィーダー、ちょっとお洒落だと思いませんか。これは、友人が経営するガーデニング雑貨店で買ったものです。時折小鳥が遊びにやってきます。バードフィーダーでパンくずを食べているのはカワラヒワです。
夏の庭
我が家のガーデニングで初夏といえば、一番に思い浮かぶのがこのノイバラ。6月下旬、見事に花開きました。
庭の雰囲気には合わない家庭用の電柱のようなものに誘引しています。
ノイバラが茂ると、その電柱が上手い具合に隠れてスッキリ。見せたくないものを隠す工夫は、庭づくりのなかでも大切なことかもしれませんね。
バラが庭に入るようになったのはいつ頃だったかなぁ。バラなんて自分には絶対育てられないと思っていたはずなのに、気づけば50株のバラがひしめき合う庭に…。あれ?バラの魅力恐るべし。
数あるバラからほんの一部をご紹介!
上左からルデュテ、スタンウェル・パーペチュアル、フェルディナン・ド・ピシャール、アンブリッジローズ、ポールズ・ヒマラヤン・ムスク。
東側の庭を抜けると、庭の雰囲気はまた一変します。幅2m足らずの通路ですが、ギボウシを中心に在来種の植物で独特の雰囲気を…。
右の写真はギボウシの花。葉だけでも十分楽しめるギボウシですが、花が咲くとやはり嬉しいものですね。
熟してきたジューンベリーを狙って、ヒヨドリがやってきました。これで一気に実が無くなりそうです。庭仕事でお腹がすく度につまみ食いしていたので、ちょっと複雑な気分です。
でもまぁ、ヒヨドリと庭の果実の取り合いができるなんて、幸せなことかもしれませんね。
秋の庭
また、この花が咲く季節がやって来ました。
タリクトルム・ディプテロカルプムです。
うつむき加減に咲く小さな花は、まるで線香花火のようです。吹く風に逆らわず花茎がゆらゆら揺れる様子は、何ともいえません。
紅葉するものや、美しい実ができるものが好きで、色んな種類を植えています。
季節ごとに変化する庭を楽しむ、というのはイイものです。
身近に味わえる自然の匂いは、安らぎを与えてくれること請け合いです♪
上からスモークツリー、エゾヒメリンゴ、そして多肉植物の「虹の玉」です。
冬に向けて、がんばって冬囲いをしましょう〜!
青い空。冬囲いの作業にはもってこいのお天気です。
枝を束ねて、支柱を立てて…。夢中で作業していたら、すぐ目の前をシジュウカラが。目まぐるしく飛び交うシジュウカラですが、なんとかキャッチできました。
冬の庭
赤い実と白い雪。うっ…美しい!まさにこれは、北国の特権ですね。これは一季咲きのバラの一種、アルバ・セミプレナの実。結構大きな実で、3cm前後はあるでしょうか。
一季咲きのバラでも、こうして秋から冬にかけて魅力的な姿を楽しむことができるわけでして…。
花、花、花の庭に飽き足りない方には、オススメのバラかもしれません。
クリスマスシーズンには、イルミネーションを飾るのが我が家恒例の行事でした。
右下の写真はアイスキャンドルです。気温の低い日に、牛乳パックと空き缶の間に水を入れ、外で凍らせて作ります。
冷たいキャンドルカバーにロウソクを入れて…。ちょっとロマンチックでしょう。
雪に閉ざされた北国のガーデナーにとって、冬の時間は貴重です。
忙しすぎてできなかった庭の見直しや、夏の間に浮かんだアイデアをまとめたりするのにはもってこいの時間ですから。
生き物相手のガーデニングですから計画通りにいかないことも多いですが、冬の余った時間に夢を膨らませるのも楽しい作業かもしれません。
プロフィール
おまささん(女性)
- 住まい
- 一戸建て
- ガーデニング歴
- 10年
- お気に入りの植物
- ホスタ、アナベル、ノイバラ、ロサ・グラウカ
- ホームページ
- 「ガーデニングの花咲おまさ」http://www.omasa.org/
編集部より
季節ごとに違った表情を見せる、おまささんのお庭。寒さの厳しい冬を乗り越えた、清涼感あふれる美しい庭にはうっとりしてしまいます。おまささんの愛と、家族の方々の思い出がたっぷり詰まったお庭だからこそ、植物たちも美しく咲き誇ることができるのではないでしょうか。
今回ご紹介できたのは、お庭のほんの一部分だけですので、是非おまささんのホームページに遊びに行ってみてくださいね。北海道のガーデンスポットやオープンガーデンの情報、充実したお花図鑑は必見ですよ!