
鱗茎(りんけい)
チューリップの球根を半分に切ってみると、まさにタマネギのようになっています。中心部に茎や葉、花になる部分があり、それを包み込むように鱗片が重なりあっています。この形状のものは他にヒヤシンス、スイセン、アマリリス、ユリなどがあります。
球茎(きゅうけい)
鱗茎と同じように、外側は茶色の皮に覆われていますが、半分に切ってみると、中は層に分かれていません。茎が大きくなったものが球根になっています。たとえていうなら、サツマイモの断面のよう…?このタイプにはクロッカス、グラジオラス、フリージアなどがあります。
塊茎(かいけい)
短くなった茎が塊になっている球根。球茎とはちがって、外側は皮に覆われていません。このタイプには自然に分球するアネモネ、切断して分球させるカラー、カラジウム、グロリオサなどがあります。
塊根(かいこん)
根が肥大して栄養をためているタイプの球根。上部に芽になる基がついています。分球させるときは、1球ずつこの芽をつけて切り分けるようにします。このタイプの球根にはダリア、ラナンキュラスなどがあります。