2006年の秋に先代犬を10歳で突然亡くして、何ヶ月も苦しみ、泣き続けました。それから2年後の2008年秋。何気なく見ていた里親募集のサイトでかぼちゃんの存在を知りました。殺処分寸前で救われた犬だというのに、優しそうな穏やかな顔が印象的でした。うちの子になるのはこの子しかいないと思い、早速連絡を入れ、サイトを見た翌日には運命の出会いを果たしました。

我が家に来たばかりの頃は、同じ部屋にいても存在を忘れてしまうくらいおとなしく、まるでぬいぐるみのようでした。それでもためらいがちに家族の愛を受け止めながら、少しずつ変わっていきました。2009年に子猫のつつじが、2010年に子猫のぎんなんが家族に加わり、ハチャメチャな猫達がいいお手本になったようです。賑やかな毎日の中で、怒ったり甘えたり素直な感情表現ができるようになっていきました。

フルタイムで働いているので、平日は長いお留守番生活をしています。ほとんど寝て過ごしているのだと思いますが、時には猫たちと協力し合って、イタズラをしたり盗み食いを楽しんだりもしています。夜はモフモフふれあいタイム。夫婦と3匹が枕を並べて寝ています。寒い季節は特に密度が濃いですよ。朝夕の散歩はたっぷりしますし、週末の散歩は自然の中をのんびりゆっくり歩きます。夏には一緒にキャンプに出かけます。

我が家にきた時から、はっきりとテンションをあげるのはただ一つ、それは食べ物です。お気に入りのおやつを前にするギラギラ輝く寄り目になります。かぼちゃんよりも更に食いしん坊のぎんなんと、鼻息を荒げて繰り広げる攻防戦は、我が家の名物行事です。

保護犬だったかぼちゃんが家族になり、嬉しくて愛しくて、その気持ちを誰かに伝えたいという思いでブログを始めましたが、かぼちゃんはいつの間にか多くの皆様から可愛がって頂ける存在になりました。私たち夫婦は、かぼちゃんのお陰で心温まる出会いを重ね、貴重な体験をしてくることができました。私たちの人生を豊かにしてくれたかぼちゃんへの恩返しは、ブログを通して、保護犬の存在を広めていくことだと思っています。

先代犬が亡くなってからは、フルタイムで働いている私にはもう犬を飼う資格はないと思っていましたが、保護犬の存在を知り、かぼちゃんに出会えました。それだけで十分幸せでしたが、神様が用意してくれた赤い糸は、2匹の猫たちにも繋がっていました。3匹のお陰で我が家には幸せが溢れています。犬を飼いたいなと思った時、どうか保護犬も視野に入れてください。私とかぼちゃんのような出会いが、待っているかもしれませんよ。

かぼすママさんインタビューにお答えいただきありがとうございました！
殺処分寸前で救われた保護犬のかぼすちゃんとの出会いから始まり、神様の用意してくれた赤い糸は2匹の猫ちゃん、そしてブログや仲間…さまざまに繋がり、広がっていっているんですね♪