涼しげな夏の寄せ植え

今回は風にそよいで涼しげなグラス類や夏の日差しに負けないコリウス、水の大好きな湿生植物などを使い葉のティストやフォルムを楽しむ寄せ植えを作りました。

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目次

    『涼しげな夏の寄せ植え』

    花材

    暑い夏は植物も人もグッタリ…。
    こんな時は見た目が涼しげな寄せ植えが玄関先にあるといいですよね。

    今回は風にそよいで涼しげなグラス類や夏の日差しに負けないコリウス、水の大好きな湿生植物などを使い葉のティストやフォルムを楽しむ寄せ植えを作りました。

    材料
    こっくりした色の鉢
    培養土(市販の培養土6:赤玉土(小粒)4+くん炭2割程度)
    鉢底石
    鉢底ネット
    流木
    花材
    @:とくさ
    A:風知草
    B:コリウス(ムーンライト)
    C:シラサギカヤツリ
    D:ガーデンカラジウム
    E:紅チガヤ
    F:猫のひげ
    花材
    鉢について
    こんな寄せ植えには深い色の鉢が似合います。鉢は案外目立つものです。鉢も含めて一つの作品なので、素敵な鉢を使うと良いと思います。用土は水はけを第一に考えて粒の粗いものを混ぜることをお勧めします。特に炭は優れもので、植物が元気に育つので、私はどんな用土にも入れます。
    作り方
    @:まず、鉢底ネットを穴に敷き、植木鉢の1/5程度、鉢底石を入れます。用土は植える根鉢の高さの下まで入れましょう。 最初に用土を入れてしまうと掘って入れることになるので、根を痛めてしまいます。

    A:下の根がグルグル巻いていたら切ってしまい、新しい元気な根が伸びていけるようにします。側面の根もあまりにカチカチだったら軽くほぐしてあげましょう。背の高いものを奥から順に植えていきます。

    B:今回は白っぽい斑入りの葉が多いので、それとマッチするように、白い花のみを使いました
    涼しげな感じにするのならば今回のような感じが良いと思います。

    逆にギラギラした太陽をイメージした銅葉色(レックスベコニアやマランタ、ヒューケラ・パープルなど)と真っ赤な花(ゲウム、ガイラルディア、千日紅など)を使った寄せ植えもキッパリとした感じで夏にはお勧めです。

    \完成/

    すべて植え終えました。風情を出すために流木をさしました。(海で拾ったものは塩分があるので流水でよく洗って乾かしてから使いましょう)

    最後に鉢の表面にセラミスをひと並べしてマルチングしています。夏場の乾燥やカビなどから植物を守ってくれますよ。風に風知草が揺れて涼しげです。

    早坂ひろみ先生のプロフィール
    ガーデニングプロデューサー。結婚を期に仙台へ。庭付きの一軒家に住むようになってからガーデニングに目覚めもう勉強。その後、専門学校の講師、ガーデンショップの企画、ホームセンターの商品部への勤務を経て、現在に至る。スクールの講師、ガーデンデザイン、イベントでの講演など宮城県を中心に活躍している。朝の情報番組『ウォッチン!宮城』にも出演中!!
    早坂ひろみ先生
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