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しぐさでわかる猫の気持ち

喉をゴロゴロ。しっぽをゆらゆら。頭をスリスリ…。猫は体を使って気持ちを伝えています。どんなことを伝えているのか、知っていますか?猫と一緒に暮らしているからこそ、頻繁に見られるしぐさや行動があります。そのしぐさや行動の意味を理解することで、猫も人との暮らしが楽しくなるはずです。愛猫がどんな気持ちを伝えているのか参考にしてみてくださいね。

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目次

体を使って気持ちを伝える

猫は単独生活を送ってきたので、上下関係の厳しいタテ割り社会で気を使って生きる犬と違い、アクションの大きなボディランゲージ(体を使った言語)を必要としません。常に仲間の機嫌を伺う必要もないので表情も犬に比べ地味に感じられます。

ボディーランゲージも、犬のように無用な争いを避けたり仲間との協調をはかるための社交的なものではなく、自分の気持ちを表すものがほとんどです。

では、具体的に体のどこで気持ちを表しているのか見ていきましょう。

体を使って気持ちを伝える
体を使って気持ちを伝える
体を使って気持ちを伝える

リラックスしているときの猫の目はおだやかで、焦点もどこかぼんやりした感じです。気になるものがあると、焦点を合わそうと目を見開き、瞳孔が丸くなったり細くなったりします。敵意がないことを知らせるときには、目を細めたり、瞬きをしたり、ときにウインクをします。

人はかわいいと感じると、よく見ようとして目を見開き、一点を見つめてしまいますが、猫はじっと見つめられることを不安に感じるので、目を細めたり瞬きをして安心させてあげてください。外で出会った猫に近づく場合も、瞬きをすると逃げずに待っててくれることも多いです。

目

猫の瞳孔は、明るい場所で小さくなり、暗い場所では丸く大きくなる習性がありますが、恐怖が増すと真昼でも瞳孔が丸くなります。緊張や恐怖で充血して目の色が変わる場合もあります

耳

ここも精神状態がよく分かる部位です。

何か注目するときは前を向き、怖い時や闘う時は耳を守る為に後ろ向きに倒します。倒し方も自信や怖さによって角度や向きが違います。

快、不快の微妙な精神状態も耳で表現しています。

しっぽ

猫はしっぽでも様々な気持ちを表現します。くねらせたり、太く膨らませる、まっすぐピンピンになる、叩きつけるなどの行動がみられます。

短いしっぽの猫もよく見ると、気持ちの変化に合わせて動かしていることが分かります。

ヒゲ

ご機嫌な猫のヒゲの角度は10時10分と言われています。興味津々だったり、攻撃的な時はヒゲが前の方を向きます。情報を得ようとする時には上下にも広がります。

怖いとき、防御の態勢のときは後方へ引きつけられます。

ヒゲ

全身

リラックス状態では、柔らかくしなやかな感じになります。

興奮、恐れを感じたときは体を大きく見せるために、全身の毛を逆立てます。自信があると背伸びし、怖い時、勝ち目がない時など不安な場合は姿勢が低くなります。恐怖から伏せてうずくまってしまうこともあります。

怒り
怒り
不安と威嚇
不安と威嚇

行動からみる気持ち

一緒に生活している中で、愛猫がよくする行動はありませんか?その行動にはどのような意味があったのか、どんな気持ちでしていたのかをご紹介します。

甘噛み

チュウチュウと吸いながら甘噛みすることはありませんか?

これは母猫の母乳を飲んでいた頃の名残と考えられます。

飼い主さんの肌を母乳のように感じ、甘えながら噛むことで、子猫時代の幸せな気分を思い出しているのです。

甘噛み

左右の前足で交互に押す(ふみふみ行動)

左右の前足で交互に押す(ふみふみ行動)

甘噛みと似たような行動が、ふみふみ行動です。生まれたばかりの子猫時代、母猫から母乳をもらっていた時のことを思い出してやっているようです。

子猫時代を思い出し、幸せな気分で甘えたくなっていると考えられます。飼い主さんに甘えたい気持ちをアピールしている時によく見られるはずです。

しっぽを振る

しっぽは猫の身体の中でも、気持ちが最も出やすいと言われています。

では、振り方によってどのように気持ちが変わってくるのかを見ていきましょう。

しっぽを振る
しっぽをピーンと立てる

猫がしっぽをピーンと立てる時は「嬉しい」「甘えたい」といった感情があるようです。

好意的なあいさつとしても見られる行動のようです。飼い主さんに対して行っている場合は「大好き」といったような愛情表現のサインとも考えられます。撫でたり抱っこしてもらいたい時にしているかもしれません。

全体的にしっぽを振る

しっぽを全体的にブンブン振っている時は「興奮気味で何かをアピール」したいようです。

好きなおもちゃやフードが目の前にあると、興奮してしっぽを大きく振っていることはありませんか?大きくしっぽを振ることによって、飼い主さんに「ちょうだい!」「早く!」といった高まる気持ちをアピールしているのかもしれません。

その他に…テンションが低い時には「しっぽがだらーんと垂れる」、怒っている場合には「しっぽがブワッ!」となる、恐怖を感じているときには「しっぽを丸める」ということもあるようです。

爪とぎ

爪とぎ

前足の爪でカリカリと引っかく、爪とぎ。

古い爪をはがすメンテナンスのためにしていますが、肉球付近の分泌腺から出るニオイを擦り付けて、自分の存在や行動圏をアピールしている意味もあるそうです。

毛づくろい

舌の表面のとげをブラシのように使い、全身をなめる毛づくろい。先ほど紹介した爪とぎと同様、メンテナンスとして汚れを取り除き毛並を整えるために行っています。

しかし、メンテナンスのためだけではなく、慣れ親しんだ自分のニオイを付けることで「落ち着きたい」「安心したい」といった気持ちもあるようです。

毛づくろい

物や人に頬を擦り付ける

猫がよく物や人に頬を擦り付けているのは「マーキング」行動の1つです。

人の場合、甘えられていると思ってしまうことがあると思います。ですが、家の中でしている時は猫自身が「安心したい」という意味合いが強いみたいです。

このしぐさ、どんな気持ち?

しっぽをピンと立てる = 嬉しいとき

嬉しい時、猫はしっぽをピンと立てて、腰高の姿勢でまとわりつきます。ゴロゴロ、クルクルのどを鳴らし、しっぽをプルプル震わせて、親愛の情を表します。

大好きな飼い主が帰って来た時は、頭や体を擦りつけてきます。後ろ足で立ち上がって頭突き(頭をぶつけてくる)をする子もいます。一日外にいた飼い主は、外のにおいをたくさん身につけて帰って来るため、すっかり自分のにおいが消えてしまっています。猫は自分のにおいがついていることに安心感を覚えますので、消えたにおいをせっせと付け直しているのです。

人にはわからない、わずかなにおいですが、猫には額と口の両側、下あご、しっぽの付け根、肉球の間に臭腺(においの出る腺)があります。猫が擦り付けて来る部位が、この部分にあたります。

人以外にも飼い主の持ち物や、新しいおもちゃ、買ってきた家具、電化製品などの物品にもにおいを付けます。周囲を自分のにおいで満たして安心を得ているわけですね。

嬉しい
嬉しい
安心・親近感
安心・親近感
友好的な気持ち
友好的な気持ち

飼い主の邪魔をする = かまってもらいたいとき

猫は自分の都合で生きています。その気がなければ、呼んでも知らん顔ですが、飼い主がなにかに熱中して自分への関心が低くなると、不安や不満を感じるようです。

新聞を広げるとその上にドサッと寝転んだり、パソコン操作を邪魔するなど、みなさんも覚えがあるはずです。

猫の典型的なわがまま行為ですが、しばらくかまってあげれば、自分への関心が薄れてないんだと納得するので、ちょっとだけでも相手をしてあげましょう。

かまってもらいたいとき

姿勢を低くして離れる = かまってほしくないとき

 かまわれたくないとき

ひとり静かに過ごしたい時、猫はお気に入りの場所や狭い場所に入り込んでくつろぎます。キャットタワーの最上部など、高くて安全な場所を好みます。

名前を呼ぶと、まばたきしたり、耳をわずかに倒したり、しっぽの先を動かして「聞いてるよ」と返事をしますが、これは動きたくないときの一応の返事です。完全に寝入ってしまうと、動かさなくなります。静かに寝かせてあげましょう。

また、姿勢を低くしている場合、苦手な人や猫に「気付かれたくない」という気持ちがあるようです。そのため、なるべく目立たないように、姿勢を低く保って離れていきます。

このように猫が嫌がっているボディランゲージがあるので、覚えておいて接するときのヒントにしてみてください。

しっぽを振ってじっと見つめている = 来客があったとき

犬のように歓迎してくれる子もいれば、一目散に逃げて行ったり、距離を置いて物陰からじっと見つめるなど、お客さんへの反応も個体差があります。

興味があると、物陰に隠れながら、忍び足で覗きにきます。大丈夫そうだと判断すれば近寄って来ますが、すぐに手の届くところへは来ず、離れたところで様子を伺います。行こうかやめようか迷っているときは、葛藤でしっぽが振られます。

興味はあるけど用心している
興味はあるけど用心している
仲良くしたいけど、ちょっと不安
仲良くしたいけど、ちょっと不安

全身を使って強さをアピールする = 敵にあったとき

外で暮らす猫たちは、普段は、極力顔を合わせないよう、お互いを避けようとしますが、繁殖期や新参者がやって来た場合は火花を散らす展開になります。

このときも全身を使って強さをアピールしたり、弱い者は降参の意思を伝えます

服従
服従
興奮・怒りなどで過敏状態
興奮・怒りなどで過敏状態
防衛と敵対心
防衛と敵対心
やや攻撃的
やや攻撃的

相手の強弱は見た目やにおいである程度分かりますが、高い場所にいる方が優位に立てるので、いつも同じ猫が強いとは限りません。

室内で飼っている場合でも、窓越しに外の猫と出くわす場合があります。自分のテリトリーを侵害されて、面白いはずがありません。ガラス越しに威嚇する姿を見たことがある方もいるのではないでしょうか。

目を逸らさない場合は襲う気満々
目を逸らさない場合は襲う気満々
高さが優位になることも
高さが優位になることも

体を舐め続ける = 飼い主が撫でたとき

かわいがって撫でてあげたところを、あとで神経質そうになめて毛づくろいされた経験は、どなたにもあると思います。

飼い主としては、なんとなくがっかりする行為ですが、猫は単独で狩りをしていたなごりで、体に異物がついたり、毛並みが乱れることを極端に嫌います。毛並みを整え直して毛根の感覚がそこなわれないようにする行為なので、あまり気にしなくてもよいでしょう。

撫でていて急に噛まれたり逃げてしまう場合は、撫で方がしつこい、毛並みに沿ってない、力が強過ぎるなど何らかのストレスを感じています

この場合は自分を落ちつかせるために、しばらく舐め続けます。次に撫でるときは、注意してみてください。

体を舐め続ける = 飼い主が撫でたとき

飼い主をじっと見る = 信頼を確かめている

猫は自分の要求が通るだろうかと、飼い主をじっと見つめることがあります

犬は要求があると吠えたり、そばに来て知らせてくれるので分かりやすいですが、猫は犬ほど積極的ではありません。

猫の視線に気付いたら、今何をして欲いのかくみ取ってあげてください。気付いてくれることを猫はとても喜び、信頼度も増します

鳴き声で伝えている気持ち

猫はその時の気持ちによって鳴き声が変化します。それは、声の高さ・鳴き声の長さでわかるようです。今回は大きく分けて6つの項目で、猫がどんな気持ちなのか詳しく見ていきましょう。

要求

猫が人に対して鳴く時は、ほとんどが要求している時です。

「ニャー」などとはっきり聞こえる声で、トーンの高さや長さにバリエーションを付けたりして、何かをしてほしいという気持ちを伝えようとしています。

具体的には以下の要求の時に、このように鳴くと考えられます。

  • ・食べ物が欲しい
  • ・甘えたい
  • ・遊んでほしい
  • ・子猫が母猫を求める
  • ・要求が通って満足
要求

怒り

怒り

鋭く甲高い「ギャー」といったような鳴き声や、喉の奥から出ているような「シャー」という鳴き声を出します。

このような声を発することで、警戒や威嚇をし、相手との距離をとろうとします

見知らぬ猫同士は、できれば接触を避け、無駄なケンカをしないようにしましょう。

あいさつ

人と猫が一緒に生活するようになり、限られたスペースでうまくやっていくために、鳴き声であいさつするようになったと考えられています。

発情

春や秋などの発情シーズンになると、交尾の相手を求めて独特な声で鳴くようになります。

オスは太めで低く、メスは高めと声に違いがでてくるようです。鳴き声で相手を呼んだり、自分の存在をアピールしているみたいです。

発情

興奮

大きな音が聞こえたり、普段と違う異変を感じて興奮し、反射的に鳴き声を発することがあるようです。

これは子猫が母猫とはぐれたときなどに、位置や危険を知らせるために出す鳴き声とも、つながりがあるようです。

ひとりごと

あいさつ

安心してリラックスしている時や、気に入らないことがあって不機嫌な時などに、思わず出てしまうことがあるようです。

ぼそっとつぶやくような、まさにひとりごとに聞こえる鳴き声があるみたいです。

人間も思わず、ひとりごとを言ってしまったことがある人はいると思います。ひとりごとをつぶやいてしまうのは、猫も人間も同じようですね。

まとめ

猫は気持ちの表現が分かりにくいこともありますが、全身を使って色々な気持ちを伝えています。

どんな時にどんな行動をしているか、改めて観察してみると、今まで見えなかった猫の気持ちが分かってくるのではないでしょうか。

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