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ミニチュア・シュナウザーの歴史・特徴・性格・しつけ

ここでは、ミニチュア・シュナウザーを飼うために知っておきたい、ビーグルの歴史から体の特徴など基本的な知識をご紹介します。

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目次

1.ミニチュア・シュナウザーの歴史・体

ミニチュア・シュナウザーはドイツ原産の小型作業犬です。見た目の可愛さから愛玩犬と思われがちですが、畜犬団体ではテリア、もしくは使役犬のグループに入れられています。

愛らしい外見が多い小型犬の中で、ひときわ凛々しくスタイリッシュな容貌をしているため、男性ファンが多い犬種でもあります。性格は明るく遊び好きで、家族にとても忠実です。子供や他のペットとも馴染みやすく、良き遊び相手となります。

フォックステリア、スコッチテリアなど口髭のあるワイヤーヘアードタイプのテリア種は古代エジプト発祥のイビザン・ハウンドの系統になりますが、シュナウザーたちはチベタンマスチフの系統になります。別ルートで似たような容姿になった興味深い犬種です。

テリアの始まり

シュナウザーの始まり

ミニチュア・シュナウザーの歴史

ミニチュア・シュナウザーは14世紀頃から牧羊犬、番犬などとして活躍していた中型サイズのスタンダード・シュナウザーから小型化され、農場を荒らすネズミなどの小動物を退治するために作出されました。

ベースとなったスタンダード・シュナウザーはジャーマン・ピンシャーから生まれたワイヤーヘアードの個体で、ワイヤーヘアード・ピンシャーと呼ばれていましたが珍しい外観が注目を集め、1879年に初めて展覧会に出された犬の名前が口髭を表す「シュナウツ」だったことからシュナウザーが犬種名となり、公認犬種として扱われるようになりました。

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スタンダード・シュナウザーはその後アーフェン・ピンシャーを交配に用いて小型化され1899年にミニチュア・シュナウザーが公認犬種となったのですが、個体ごとのサイズにばらつきが多く完全に固定とされたとは言えない状態でした。その後アメリカに渡ってから、さらに改良が進み現在のサイズに固定されるや世界中で人気を博しました。

ミニチュア・シュナウザーの体

外観
一般に大型の犬種を小型化するとマズルが短く細くなり、頭が丸くなるなどの変化が起こりますが、ミニチュア・シュナウザーはスタンダードサイズのほぼ完全な縮小版と言える姿をしています。 これは改良の際に、小さくなることで作業性能が落ちたりしないようにと配慮がなされた結果です。

真横から見た姿はほぼ正方形であり、俊敏で軽快な動きを可能にしています。被毛は厳しい気候や自然環境にも耐えうるダブルコートで、季節による換毛がなく伸び続けます。オーバーコートは粗めのワイヤーヘアーです。

Miniature Schnauzer 02

<サイズ>
サイズはオス、メス共通で体高30~35cm、体重4~8kg。公認されている毛色は4種類あります。
ブラック(オーバーコートもアンダーコートも黒)
ホワイト(オーバーコートもアンダーコートも白)
ソルト&ペッパー(アンダーコートはグレー)
ブラック&シルバー(アンダーコートは黒)

これらの他にブラック&タン、ブラック&ホワイト、ホワイト&ブラック、レバーやウイートンなど茶色系の個体も存在しますが、いずれも非公認カラーで、ショーでは重大な欠点となり繁殖不適合と見なされます。

ミニチュア・シュナウザーをはじめ、小動物を狩る他のテリア種は眉毛に口髭を生やした品種が占めています。猫は爪でネズミを引っ掛けて抑え込みますが、テリアたちは噛みついて振り回す方法をとります。くわえ方が悪いと反撃を受けることもあるので眉毛や口髭は目、鼻、舌などを守るプロテクターとして役に立つと考えて良いでしょう。

Miniature-schnauzer-puppy

◎ミニチュア・シュナウザーのライフステージ
◇子犬時代・・・ 子犬の耳は前向きに折れていますが、成長とともに立ち上がり、そのまま折れずに成犬になることもあります。立ち耳も愛嬌がありますので、気にならなければそのままで構いません。折れ耳にしたい場合は専用のバンデージがありますので、それで折れ耳にすることが可能です。慣例的に生後間もないうちに断尾が行われます。子犬を求める際、まだ生まれてないのであればブリーダーさんに断尾を断ることもできますが、どの子犬を選ぶかなどの問題もありますので、ブリーダーさんとよく話し合ってください。

成犬期…
ミニチュア・シュナウザーは知能が高く飲み込みが早いので教え甲斐がある犬種です。他の犬や人への関心が低い分、飼い主に対する集中力が高いので、気を散らすことなく高いポテンシャルを発揮することが期待できます。体がしっかり出来上がったなら、ショーや様々なドッグスポーツに挑戦するのも楽しいですし、キャンプやハイキングなどアウトドアでの活動にも良いお供となります。繁殖やショーへの参加を考えてないなら、コンディションの良い時期を見計らって避妊去勢の手術を受けましょう。

Miniature Schnauzer puppy blackandsilver

高齢期…
高齢になってくると、ブラックやソルト&ペッパーなど濃色の子は毛色が薄くなって若い頃と見た目のイメージがかなり変わってきます。皮膚の弾力も衰えてきますのでストリッピングによる手入れを嫌がるようになることもあります。お手入れの方法も適宜見直しましょう。毛量が減って寒がるようであれば服を着せてあげましょう。代謝も緩やかになり、食べることが好きな子は太りやすくなりますので注意が必要です。ちょっとした段差でよろけたり、家具にぶつかる場合は白内障など目の疾患を疑ってください。高齢による視力の低下はある程度は仕方のないことですが、無駄な怪我をしないよう段差をなくしたり、家具の角にクッション材を貼るなど配慮してあげましょう。

断尾・断耳について
断尾と断耳の歴史は古く、闘犬や大型獣の狩りで、あらかじめ痛めやすい耳と尾を先に小さく切っておく予防的な処置であったり、尾を切っておくと狂犬病に罹らないという迷信や、尾を切ることが納税の証とされたなどの理由で行われてきました。それらが当該犬種の慣例であったため、犬種の容姿を特徴づける定義として犬種標準に定められるようになりました。

近年、動物愛護の観点から断尾、断耳を廃止しようという動きが盛んになり、イギリスを筆頭に、ドイツ、デンマークなどの欧州とオーストラリアで、これらの手術が制限されるようになりました。アメリカも廃止を呼びかける動きがあるものの、今のところ畜犬団体が容認できる習慣として許容の姿勢を示しています。

ジャパンケネルクラブが主催しているショーでは、10年ほど前から断尾・断耳をしていない犬の出陳も可能となっています。手術をされていない状態の審査基準も用意されており、平等な審査が受けられるよう配慮されています。

Status of docking globally
(断尾・断耳状況の分布図)

2.ミニチュア・シュナウザーのお手入れ

ミニチュア・シュナウザーのお手入れ

Bram Zwergschnauzer

ミニチュア・シュナウザーの外見的魅力を維持するには定期的なお手入れが必要です。 トリミングをしないままでおくと、被毛は伸び放題になり、ミニチュア・シュナウザーのイメージからかけ離れた姿になってしまいます。

現在購入を考えている方は、ミニチュア・シュナウザーにトリミングは必須と考えていただき、それに手間暇がかけられるか、費用が捻出できるかなども充分考慮しましょう。

トリミングの方法

ストリッピング
指サックや薄いゴム手袋などをはめて毛を素早く抜く作業です。強制的に抜くことによって皮膚が活性化し、被毛がより硬く密生するようになります。デメリットとして素人が安易に行うと皮膚へのダメージや精神的なストレスを与えることがあるので、初めての場合はプロのトリマーさんに相談しましょう。

クリッピング
バリカンで刈る方法です。手軽に作業ができて犬へのストレスも少ないのがメリットですが、被毛が柔らかくなり濃色だった毛色が薄くなる傾向があります。

自己流で気をつけたいのは耳、眉、口髭のカットで怪我をさせないことです。 急に犬が動いたためにハサミで耳や舌を切ってしまったり、目を突いてしまったという事故例が報告されていますので、お手入れは必ず犬がゆったり落ち着いた状態で行ない、安全には充分配慮してください。 普段のお手入れはブラッシングと蒸しタオルで拭きあげる程度で充分です。過度の入浴は皮脂を取り過ぎてしまうのでお勧めできません。 食後は汚れが残らないよう口の周りを専用のウエットティッシュなどで清潔に。目、歯、耳垢の状態、爪やパッド周りの毛が伸び過ぎていないか、定期的にチェックしましょう。

Miniature schnauzer

都会ではまずないと思いますが、郊外やアウトドアでネズミやモグラを捕らえることも有り得ますので、予防ワクチンも忘れずに。

3.ミニチュア・シュナウザーのしつけ・病気

ミニチュア・シュナウザーのしつけ

ミニチュア・シュナウザーは他のテリア種に比べ、温和で扱いやすい傾向にあります。

頑固な一面もあると言われていますが、対応に苦慮するほどでもありません。 体罰や大きな音を立てて脅かすようなしつけは恐怖心を植え付け、音に対する過剰反応を引き起こしますので、叱るときは低い声で明確に伝え、イタズラされてもいつまでも怒ったりせず、気持ちを早く切り替えるよう心がけましょう。

幼い頃から主従関係を明確にし、要求があった場合、必ず一度座らせる、待機させるなど順位づけに有効なコマンドを入れるようにしましょう。 可愛いからと安易に要求に応えていると立場が逆転し、犬がリーダーになって好き放題振る舞うようになってしまいます。

番犬としての歴史もありますので、警戒心から吠える傾向があります。 来訪者に吠えることは防犯上好ましいことですが、誰彼なく吠え続けることは逆効果になります。

住宅密集地や集合住宅などでは、ご近所トラブルにならないよう、見知った人にいつまでも吠えないようトレーニングする必要があります。近所の人やお友達に協力してもらって家を訪ねてきた状況を作り、吠えたらすかさず「誰か来たの?教えてくれてありがとう」と褒めてストップさせる練習をしましょう。叱って止めるより褒めて止める方が犬も気分が良いはずです。 応対に出る間も静かにできたら、さらに褒めてあげましょう。

ミニチュア・シュナウザーの病気

ミニチュア・シュナウザーは基本的に健康で頑丈な犬種です。遺伝的、系統的に出やすい目の疾患等はありますが、好発するほどでもありません。子犬を求める際にはブリーダーさんから血縁にあたる犬たちの状況を聞いておくと健康管理の参考になります。

体質によるところもありますが、耳の感染症、皮膚アレルギー、糖尿病に罹患することがあります。これらは普段の健康管理で防ぐことは充分可能です。 病気の予防は普段の観察がものを言います。スキンシップを兼ねて、全身くまなく異常がないかチェックをしておきましょう。便や尿の状態も常に見ておき、少しでも気になることがあれば早めに受診されることをお勧めします。

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