1.眼の健康度チェック!
愛犬の眼に異変はありませんか?よく観察してみてください!
以下の項目に愛犬が当てはまったら要注意です。
きちんとお手入れをしてあげましょう。
気になるようだったら動物病院に連れて行って診てもらったほうがいいかもしれません。
チェック項目
1.目やにの出る量が他の犬に比べて多い
2.目やにの色が濁った黄緑色をしてる
3.最近涙やけがひどい
4.よく愛犬の目を見ると体毛やゴミが入っている
2.普段のお手入れ
【準備するもの】
ガーゼ、綿棒
濡らしたガーゼ、綿棒で目の周りの汚れ・目やにを取ります。
[注意]
ティッシュやペーパータオルは繊維が荒いため、目が傷つく恐れがあるので使わないようにしましょう。
涙やけはひどくなる前に、専用のローションやウエットティッシュなどで拭いてあげましょう。
3.目の中に入ったごみなどを取り除く時は?
【準備するもの】
ホウ酸、ホウ酸を溶かす容器(100円ショップで売っている化粧水などを入れ替える詰め替え容器がおすすめ!)
【ホウ酸水の作り方】
ホウ酸3gを約60℃のお湯(150ml)で溶かし、冷ます。ホウ酸は¥200前後で薬局で売られています。使用上の注意をよく読んで使用しましょう。
【やり方】
犬の頭を手や腕などで固定して
ホウ酸水を点眼し、ゴミを洗い流す。
<ワンポイントアドバイス>
● 目の洗浄はホウ酸水が一番!
ホウ酸水は刺激が少ないながら殺菌作用もあります。
ホウ酸が無いときは水道水でもいいですが、塩素などが含まれているので日常的に使用するには適しません。
● こんな目やにが出ていたら注意!
健康な目やには薄い透明の乳白色ですが、濁った黄緑色の目やにがひどく出る時は、目の病気の可能性があるので動物病院などに行って、速やかに診察を受けるようにしましょう。
4.目のお手入れQ&A
Q1:目の病気をおこしやすい犬種は?
A1:シー・ズ-、ペキニーズなど目が大きくて飛び出している犬種などは注意が必要です。
Q2:"涙やけ"ってなに?
A2:涙やけ眼の表面を被うものが『涙液』つまり涙で、この涙は涙腺などで作られ、目をホコリや細菌、ウィルスなどから保護するという大事な役目があります。
この涙が過剰に分泌されたり、涙の排出経路に問題が起きると眼のまわりにあふれ出て、被毛を常時濡らすようになります。
この状態が長く続くと毛が涙の成分で変質し茶褐色の「涙やけ」という現象をおこします。
涙が眼からあふれ出るのは涙の分泌が多くなった時、つまり角膜や結膜に炎症が起きた場合などがあげられます。
逆さまつげなどで常にまつげが角膜などに触り刺激しても涙の分泌が多くなります。
アレルギー物質によっても涙の分泌が盛んになります。
涙の排出経路の鼻涙管が詰まったり、先天的に細かったりすると鼻腔に余分な涙が排出できず、眼の回りにあふれて涙やけの原因になります。
Q3:涙やけしやすい犬種は?
A3:マルチーズ、プードル、目の大きい犬種でトイ種たとえばパピヨン、シーズー、チワワ、キャバリア等があげられます。
Q4:涙やけになってしまったら…。
A4:病院で眼の精密な検査を受けてください。
なかには上記の原因以外にも、急に眼の内圧(眼圧)があがり失明する急性の緑内障もありますので、眼の診察が上手い獣医師に早めに診てもらうことをおすすめします。
Q5:眼のお手入れの時、人間の目薬を点眼しても大丈夫なの??
A5:基本的には構いませんが、目の疾患はたくさんあるので間違った薬を使うと症状が重くなったり、最悪の場合失明する場合もあります。
やはり素人治療は避け動物病院に早めに行くようにしましょう。
今回協力していただいた美穂さんとチワワのミル
最後に…
いかがでしたか?健康できれいな目でいられるように、目の周りなどはお手入れなどで清潔にしてあげましょう。
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