犬の写真の撮り方

可愛い愛犬、実物のように可愛く写真に収めるのはなかなか難しいですよね。
そこで今回は写真の上手な撮り方を特集します。
コンパクトデジカメでもできる、ちょっとしたテクニックを
愛犬の写真ブログで人気のウザルさんにQ&A方式で答えていただきました!
ワンランク上の写真で、年賀状や愛犬紹介写真に差をつけちゃいましょう!
(監修:ウザルさん、愛犬:ハル)

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目次

上手に撮るためのヒント

犬の撮影は難しい・・・。そんな風に思っている方に教えたい、
手ブレしない方法や上手に撮るためのヒントをご紹介します。

1.いい写真を撮るためのカメラの持ち方

犬の撮影はそれこそ一瞬一瞬がシャッターチャンス。最近のデジカメはコンパクトで軽いため、ここぞ!というときにサッと出して、パシャパシャっと撮影できるのが強みですよね。

ただ、軽いがゆえに、シャッターボタンを押す際に【手ブレ】が起きてしまっている場合があります。
できれば、カメラを持っている腕の脇を締め、手をカメラの下に回して、両手で支えてあげると格段に手ブレは減ると思います。

<構え方 >
1.片手で機動力を活かして瞬間を収めるか、
2.両手でしっかりと固定してブレの少ない写真を収めるか、
状況に応じて使い分けてみるといいかもしれません。

2.たくさんシャッターを切る!

デジカメはご存知の通り、フィルム代や現像代、プリント代などが必要なく、何枚、何十枚、何百枚撮っても、撮るだけならタダです。

1回のタイミングで1枚といわず、何枚も撮るクセをつけるといいでしょう。特に犬が動いている場合は、「どれか一枚、いい写真があればいいや〜」くらいに思って、連写してみるといいかもしれません。

「同じような写真をたくさん撮ると、あとで確認するのが面倒くさい」と思った方、「よい写真を撮るため」のほんのちょっとの手間です。
慣れてくれば、撮影枚数を減らしてもいい写真が撮れるようになってくると思いますので、最初は多めに撮影することをオススメします。

3.自分のカメラのクセを知ろう!

ひとくちにデジカメと言っても、いろんな性能や特徴を持っています。メーカーや機種によって使い勝手や向き・不向きなシチュエーションは違いますし、その特性や限界を知ることで、撮れる写真は大きく変わってきます。

絞りやシャッタースピード、ISO感度など、カメラの基本的な知識を身につけていればベストですが、それはいい写真を追い求めていけばいつかぶつかる壁なので、無理に今覚える必要はないかもしれません。

それよりまずは、自分のカメラに慣れることが大切です。いろいろなシチュエーションで撮影し、主要な機能を使い、そのカメラでの「写り具合」を自分で確かめましょう。モードや設定を変え、何枚か撮ってはパソコンで確認して、見比べられれば言うことありません。面倒な作業ではあるものの、大切なシーンで失敗するくらいなら、事前にちょっと時間を割いてみるのもよいのではないでしょうか

編集部よりワンポイント

スマートフォンで撮影した画像をブログやサイトに投稿した時に、画像が横向きになってしまうことありませんか?
これは、勝手にスマートフォン側で画像を回転して投稿する設定になっているためです。
こんな失敗を減らすためには「ホームボタンを右」にして撮影すると、投稿した時に正面に表示されます!ぜひ参考にしてみてくださいね。

※スマートフォンの機種によっては、画像が横向きにならないものもあります。

カワイイ表情を撮りたい!

愛くるしい愛犬ですが、写真にするとかわいさが足りない・・・なんてことありませんか?
カメラ目線の写真の撮り方や短時間で撮れる方法などご紹介します。

1.カメラ目線を覚えさせよう!

カメラ目線をした愛犬の写真はなんともかわいいものです。でも意外とカメラが嫌いな犬も多いようです。それに対して怒ったり、無理強いすれば、まずますカメラが嫌いになってしまうかもしれません。

1.アイコンタクトが出来るようにする
名前を呼んで飼い主に目を合わさせる、ここから始めましょう。

これが出来るならば、カメラ目線は難しくないと思います。「まだ覚えていない〜」と言うことであれば、最初はオヤツなどを使って、名前を呼んで目が合ったら大げさに褒め、オヤツをあげるなどを繰り返し、覚えさせていくといいでしょう。オヤツ無しでもできるようになればパーフェクト。

2.カメラに慣れさせる
アイコンタクトしながら、片手にカメラを持っておきます。

犬がカメラを気にしなくなったら、今度は片手で電源を入れたり、切ったり、ズームしたりして、カメラの駆動音に慣れさせていきます。アイコンタクトの練習をしながらでも良いし、オモチャで遊びながらでも良いでしょう。

3.カメラを犬に向ける
この段階でやっとカメラを犬に向ける訳ですが、まずはカメラの液晶やファインダーは覗かずに、犬と目を合わせたままカメラを自分の目の下や口元に持ってきてみましょう。

カメラ有りの状態でもアイコンタクトが問題なく出来るようなら、ご褒美をあげたり褒めたりしながら、カメラのシャッターを切ってみます。あてずっぽうになると思いますが、最初はそれでOKです。

カメラを飼い主の目の下に固定しておくことで、犬の視線が比較的カメラ目線に近い形で写真が撮れます。

・・・以上、最終的にはカメラに慣れてもらい、目線を外してもカメラを覗いてくれるようになるのが理想です。
もちろん撮影の間、ご褒美をあげたり、褒めたり、終わったら遊んであげたりして、「カメラを見る、もしくはカメラで撮影されると嬉しいことが起こる!」と犬に覚えさせてあげるのが大切だと思います。

2.短い時間で集中的に!

カメラ目線をさせる、おすわりやフセをさせるなど、犬にポーズを強要して撮影するときは、「短時間に集中して行う」ことをオススメします。
時間をかければかけるほど、表情は沈み、集中力がなくなるため、結果としてあまりいい写真にならなかったりします。
オヤツなどを見せて集中力を持続させるのも良いかと思います。その場合は撮影後にオヤツをあげたり、遊んであげたりといった習慣をつけて、犬がカメラでの撮影に悪いイメージを持たないよう、気をつけてあげましょう。

3.犬の行動を先回りする!

カメラ目線をさせる、おすわりやフセをさせるなど、犬にポーズを強要して撮影するときは、「短時間に集中して行う」ことをオススメします。
時間をかければかけるほど、表情は沈み、集中力がなくなるため、結果としてあまりいい写真にならなかったりします。
オヤツなどを見せて集中力を持続させるのも良いかと思います。その場合は撮影後にオヤツをあげたり、遊んであげたりといった習慣をつけて、犬がカメラでの撮影に悪いイメージを持たないよう、気をつけてあげましょう。

4.カメラは撮影したい場所に!

犬が口をあけて舌を出した顔は、笑顔のようでなんとも可愛いものです。
そんな瞬間が撮りたくて、いざカメラを構えてみても、なかなか意図した瞬間に笑ってくれることばかりではないと思います。
我が家の場合は、飼い主が帰宅した直後がもっとも良い表情をして喜んでくれますので、玄関の近くにデジカメを用意して出かけ、帰宅直後にすぐカメラを構えて撮影するようにしています。
前述同様、犬の行動パターンに沿ってカメラも一緒に先回りして準備しておくことで、シャッターチャンスを逃さず撮影できると思います。

仕上がりがマンネリ…

愛犬が写真の中央に入っている正面写真は、飼い主にとっては可愛いものですよね。
なのでついつい、同じような写真ばかりが増えてしまう・・・。
ただ、そればかりでは飽きてしまいますし、もったいありません。

1.アングルを変えてみよう

まずはマンネリないつもの写真から脱却しましょう。撮影者である私たちが動いたり、カメラの撮影位置を動かして、撮影するアングルをいろいろ変えてみるのです。 犬と同じ目線にしゃがんで撮影するだけでも、大きく変わってきます。更にもっとカメラを下げてみたり、頭上から見下ろしてみたり、犬の足元から煽ってみたり、マクロモードで寄ってみたり、望遠で遠くから狙ったり。 ちょっと工夫するだけで、写真は輝きを増します。

2.背景を一緒に写そう

犬ばかりが主役になってしまって、背景があまり写っていないのもマンネリに見える原因かもしれません。いつもより少し遠くから、背景と一緒に写すと、写真にストーリーが生まれてくると思います。

3.意図的に構図を動かしてみよう

上級者編としては、犬を中心にしてシャッターを半押しし、AF(オートフォーカス)でピントを合わせた後に、そのまま左右や上下にカメラを移動して、意図的にセンターから主役(犬)を外した構図で、シャッターを押し切ってみましょう(これを「AFロック」と言います)。 これによって写真の雰囲気ががらりと変わります。

室内で撮影する場合

撮影する【時間】と【場所】がポイント!室内で撮影する方法をご紹介します。

1.なるべく明るい場所をチョイス

室内は屋外に比べ思いのほか暗く、速いシャッタースピードで撮影することが出来ません=ブレた写真が多くなってしまいます。 これを解消するには、撮影する【時間】と【場所】がポイントになります。

朝〜昼間ならば、直射日光でなくとも窓際などであれば十分ですが、夕方〜夜は照明を点けたなるべく明るい場所で撮影するようにしましょう。 その際、暗い色の絨毯や壁など、黒っぽい場所を背景にするよりは、白やベージュ・クリーム色・黄色など、明るい色を背景に持ってきた方が、速いシャッタースピードで撮影できるので、ちょっと気にしてみるといいかもしれません。

2.ズームは控えめが◎

「もうちょっと大きく写したい!」と思ったときの強い味方がズームボタン。押せばカンタンに拡大して撮れるわけですが、大体のカメラは構造的にズームをすればするほど「手振れしやすく」「すばやい動きを撮影しにくく」なるため、室内で撮影する場合、ズームは控えめの使用をオススメします。 「もうちょっと大きく写したい!」と思ったら、カメラを持った飼い主さんが一歩近づいてみるのもいいかもしれません。 もちろん、飼い主さんが動いた瞬間、犬がポーズをやめてしまうなら、近づくよりズームの出番ですから、ケースバイケースで使い分けるとよいでしょう。

3.効果的なフラッシュの使い方

赤目になると、表情も違う印象になってしまいます。

犬にはきれいに光が周っていますが、強い影が出て背景が暗くなってしまい、雰囲気は消えてしまいます。

暗い場所で撮影する場合、フラッシュを発光させて撮影される方も多いと思います。ただ、「目が赤くなってしまう」「味がない」「自然な表情じゃなくなる」といった写真になってしまいがちです。

<撮影のポイント>

1.「目が赤くなってしまう」 については
ほとんどのカメラには赤目防止機能が付いているので、それを使って撮影すれば軽減・解消します(機種によって操作法が違うので、詳しくはカメラの説明書をご参照ください)。

2.「味がない」については
フラッシュが強力な光を当てて撮影するので、平面的な写真になってしまうためです。光の届いていないところは暗く、光の当たりすぎているところは白く飛んでしまっていて、いかにも「フラッシュ撮影しました」という写真になってしまうのが、「味がない」一因になっていると思います。
これを解消するにはフラッシュを光らせずに撮影するしかありません。

・記録としてこの瞬間を残したいなら「フラッシュあり」
・作品として雰囲気を残したいなら「フラッシュなし」
・・・と使い分けてみるとよいのでは。

3.「自然な表情じゃなくなる」 については
フラッシュを光らせたことで犬がビックリしてしまい、表情が変わってしまうからだと思います。順番として、何枚かフラッシュなしで撮影した後、最後にフラッシュを光らせて撮影するといいかもしれません。

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