あなたにぴったりの除湿機が見つかる!除湿機の選び方

除湿機を選ぶ時に何を基準に選んでいますか?除湿機には、コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式などの種類別やそれぞれの機能の違いがあり、家族構成や使用用途に合わせても選ぶ基準が変わってきます。今回は、アイリスオーヤマの除湿機を参考に除湿機の選び方をご紹介します。
1. 除湿機の種類(消費電力・電気代・メリット・デメリット)
コンプレッサー式
■除湿のしくみ

@吸い込んだ空気を冷却器で冷やします。
A空気中の水分は冷却器表面で結露し、水滴となって水タンクにたまります。
B冷却器で奪った熱は、放熱器で除湿された空気に戻されます。
コンプレッサー式は、空気中の水分を冷却し結露させて取り除きます。室温が高め(25度以上)の時に除湿効果が高く、またヒーターを用いないので室温上昇が少なく 梅雨〜夏を快適に過ごす為におすすめです。
メリットは除湿力が高くデシカント式より消費電力が少ないところですが、コンプレッサーが内蔵されているため振動音がやや大きく、重量が10〜15kgと重めのものが多くなります。
- ◇メリット
- 室温上昇が少ない
- 消費電力が少なめ
- ◆デメリット
- 音がやや大きい
- 本体が重い
●定格消費電力
162W(50Hz)、184W(60Hz)
●電気代
1時間使用した時・・・約5円
※消費電力184W(60Hz)、電気料金目安単位27円/kWhで算出。
※衣類乾燥除湿機 コンプレッサー式 IJC-H65において
デシカント(ゼオライト)式
■除湿のしくみ

@吸い込んだ空気中の水分を除湿ローターで吸着し、乾いた空気を吹き出します。
A除湿ローターをヒーターで熱し、吸着した水分を熱交換器内に放出します。
B水分が熱交換器内で冷やされて水滴になり、水タンクにたまります。
デシカント式は、ゼオライトに空気中の水分を吸着させる除湿方法です。低温時でも除湿力が変わらないのでコンプレッサー式より冬の除湿に強く、 1年を通して部屋干しが多い方や冬の結露が気になる方などにおすすめです。
コンプレッサーを内蔵していないので軽量でコンパクトですが、ヒーターを使うので消費電力が大きく、室温上昇があります。
- ◇メリット
- 一年中使える
- 音が静か
- 軽量・コンパクト
- ◆デメリット
- 電気代が高い(コンプレッサーに比べて)
- 室温上昇がある
●定格消費電力
300W
●電気代
1時間使用した時・・・約8.1円
※消費電力300W、電気料金目安単位27円/kWhで算出。
※衣類乾燥除湿機 デシカント式 IJD-H20において
ハイブリッド式
■除湿のしくみ
コンプレッサー式とデシカント式の機能を持ち合わせ、周囲の環境に合わせて効果的な除湿方法を用います。 その反面、コンプレッサー式やデシカント式の除湿機に比べると、本体が大きく高価な点がデメリットです。
- ◇メリット
- コンプレッサー式とデシカント式の使い分けができる
- 一年中安定して除湿ができる
- ◆デメリット
- 高価なものが多い
- 本体が大きい
●定格消費電力
300W
●電気代
コンプレッサー式とデシカント式のどちらかを選んで運転するため、電気代の目安はコンプレッサー式とデシカント式の中間となります。
2. 使用シーン別除湿機の選び方
除湿機にはいろいろな種類があり、どれが良いのか迷ってしまいますが、「自分がどう使いたいのか」で、自分に必要な除湿機のタイプが決まります。
除湿能力が高ければ高いほど、部屋の除湿や部屋干しは短時間で終わります。また、タンク容量が大きいほど、水捨ての頻度が少なくて済みます。 しかし、除湿能力やタンク容量が上がると、それだけ価格や電気代が上がったり、本体が大きくなります。
梅雨〜夏の気温や湿度が高い時に使用したい

梅雨の季節はジメジメして湿度が高く、気温が高くなる日もあります。
室温を上げずに快適に使用したい方にはコンプレッサー式がおすすめです。
冬場の室温が低い時にも除湿したい

ヒーターを使ったパワフルな除湿で、寒い季節でも除湿能力が落ちないので、一年中使えるデシカント式がおすすめです。
電気代が安いのはどっち?
コンプレッサー式・・・消費電力300W
デシカント式・・・消費電力184W(60Hz)
デシカント式に比べてコンプレッサー式の消費電力は184W(60Hz)と電力を抑えて使用することができます。
ただし、「急いで洗濯物を乾かすことが多い」「寝る前に干して朝乾いていればいい」などライフスタイルや考え方は人それぞれ。 自分に合った”ちょうどよい”スペックの除湿機を選ぶのが経済的です。

3. 大家族・一人暮らし向け除湿機
除湿機を選ぶ際は、使用する部屋の大きさや洗濯物の量によって、定格除湿能力も重量な要素です。定格除湿能力は、室温20度、相対湿度60%を維持し続けたときの、1日(24時間)あたりの除湿量です。※除湿可能面積の目安は、JEMA(一般社団法人 日本電機工業会)規格に基づいた数値です。
一人暮らし
一人暮らしにおすすめの除湿機はコンパクトサイズの除湿機です。洗濯物の量が少なく、毎日使用することがあまりない場合は、使いたいときにすぐに取り出せて、収納しやすいタイプをおすすめします。
ファミリー世帯
子どもや親も一緒に暮らしているファミリー世帯なら、多機能除湿機がおすすめです。サーキュレーターが付いた除湿機なら風をまんべんなく洗濯物に送ることが出来るので、家族みんなの洗濯物を一気に乾かすことができます。
空気清浄機能付除湿機 DCE-120

除湿能力:12.0L/日 除湿可能面積:木造15畳
※アイリスプラザに移動します。
4. あなたにぴったりの除湿機はどれ?
アイリスオーヤマおすすめの除湿機紹介。アイリスオーヤマの商品の中から、おすすめの除湿機をご紹介します。ご購入の際、参考にしてください。
お部屋のニオイも気になる
D 空気清浄機能付除湿機 コンプレッサー式 DCE-120

コンプレッサー式除湿機能と空気清浄機能の2つの機能を兼ね備えた空気清浄機能付除湿機です。空気をきれいにしながら除湿するので、花粉の多い時期の室内干しや冬場の結露にも活躍します。
※アイリスプラザに移動します。
とにかく早く乾かしたい!
今回ご紹介した除湿機の早見表を確認して、ご自身に合った除湿機を見つけてみてくださいね。
<スペック早見表>
画像 | 商品名 | 型番 | 方式 | 除湿能力 | 世帯 | 重量 | 定格電力量 | 特長 | 除湿可能面積(木造) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
空気清浄機能付除湿機 | DCE-120 | コンプレッサー式 | 約12.0L/日 | 5人以上 | 約14kg | 315W | 空気清浄機能 | 15畳 |
5.まとめ
除湿機があり、なしでは、洗濯物の乾き方が全然違います!湿度を減らすことで、お部屋が快適になり、カビなどの発生を予防することもできますので、一家に一台あると便利なアイテムです。ぜひ、参考にしてみてくださいね!