1.地震から命を守るには
地震による一番の危険は、「建物の倒壊」と「家具の転倒」と言われています。
「建物の倒壊」はズバリ、建物の強度がポイント。建物を地震に耐えうる、丈夫な構造にしておくことが最も重要です。そのためには、建物の耐震診断をしてもらい、(必要があれば)補強工事を施さなければならず、「今すぐ実行するのは難しい」という方も多いはず。
そこで今回は、家具の転倒を防ぐ事を中心とした、室内の安全性を高めることを中心に見ていきたいと思います。
2.家具の転倒防止・配置の見直し
大きなタンスなどが転倒すると、犬だけではなく人にとっても大変危険です。家具の配置を見直し、転倒防止のために固定しましょう。
<1m以上の高さのある家具はすべて転倒防止策をとる>
背の高い家具を置かないことが理想ですが、狭い家なので無理…という方もいるでしょう。その場合は、あらかじめ転倒防止策をとりましょう。また、背の高い家具ばかりを、人や犬の出入りが少ない1部屋に集めて置いておく方法もあります。
<犬のサークル(犬の居場所)のそばに背の高い家具を置かない>
家具に転倒防止策をとっていても、引き出しが飛び出したり、中身が飛び散ったりする危険があるので、背の高い家具は犬のそばに置かない方がいいでしょう。
<棚の上に重いものを乗せない>
棚の上にテレビを置いたり、花瓶を置いたりするのは非常に危険です。大きな揺れによって落ちたり、飛んで犬や人を直撃する可能性もあります。また、棚に物を収納する際は、重い物を下に、軽いものを上に持ってくるようにしましょう。
3.ガラスの飛散・サークルの安全対策
<ガラスの飛散に注意!>
ガラスは割れると遠くまで飛ぶので大変危険です。窓ガラス、食器棚の扉などにはガラス飛散防止フィルムを貼るなどの対策をとりましょう。また、念のために犬の居場所はガラスのある場所から離れたところにしておきましょう。
<犬用サークルの安全対策>
犬の居場所であるサークル(またはケージ)も家具と同じように、金具などによってサークルも固定しましょう。大きな揺れによって移動したり、飛んだりすると犬が危険です。また、食器が飛んだりする可能性もありますので、サークル(ケージ)に固定できる食器や給水ボトルがオススメです。
4.室外犬の安全対策
庭で犬を飼っている場合は、犬小屋をブロック塀や石の燈篭から離れた場所に設置しましょう。地震の際、ブロック塀が崩れ落ちたり、燈篭が転倒する危険性があります。。
また、地震に驚いて脱走してしまうこともありますので、日頃から首輪やリードのチェックをしておきましょう。
最後に…
犬のための安全対策を見てきましたが、いかがでしたか?大掛かりなことばかりではなく、ちょっとした配置の工夫だけでも、安全性を高められます。大地震は、いつどこに起きるかわかりません。だからこそ、できることから今すぐ準備を始めましょう。犬を守ってあげられるのは、飼い主さんだけなのですから。
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