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入院・動物病院の上手な利用方法 ~犬の入院~

人でも、あまりしたいものではない入院。犬にとっても入院は、住み慣れた家と飼い主から離されることになり、心細くなることは間違いありません。今回は、動物病院に入院すると犬がどんな環境に置かれるのかを見てみましょう。

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目次

人でも、あまりしたいものではない入院。
犬にとっても入院は、住み慣れた家と飼い主から離されることになり、心細くなることは間違いありません。
飼い主にとっても、愛犬を入院させるとなると、とても心配ですね。
今回は、動物病院に入院すると犬がどんな環境に置かれるのかを見てみましょう。

1.入院が必要な時ってどんな時?

(1)犬は元気だけれど経過観察のため
これは全身麻酔の後が代表的です。短時間の麻酔ならば入院しての経過観察は必要ないでしょうがメスの避妊手術ともなれば麻酔後の神経症状や出血に備え、入院して経過を観察することが多いです。実際に入院していなかったら死んでいたかもしれない、という例はよくあります。

(2)通院ではできない処置のため
入院しなければできない処置がある場合にも入院対象です。点滴や酸素吸入、持続的薬物の投与、継続した検査など通院ではできない場合です。
様態が悪く、いつどうなるか判らないというのが最悪の入院ですね。こんな子はICUと呼ばれる入院施設に入ります。

(3)飼い主の都合による入院
飼い主の都合による入院というケースもありますね。何度も通院ができない場合など。これはペットホテルに似ているのかもしれません。

<入院する前に必要なこと ~ワクチン~>
入院するときに必ず必要なのはワクチンです。犬では最低限、パルボウィルス、ジステンパーの2種類のワクチン接種が無いと入院を拒まれる事がほとんどです。未接種の犬が入院したことによってその病気を持ち込み、他の犬に感染する危険性があるためと、その逆に未接種で入院した犬が他の犬から感染する危険性もあるためです。入院したら他の犬の病気がうつって死んでしまった…ということが実際にとても多かったそうです。

それでは全くワクチンの打っていない犬が点滴や手術が必要な場合はどうするのか。その対策として隔離入院室という個室が病院には備えられています。ワクチン接種が無くても完全に他の犬から隔離されていれば病気の伝染の可能性は低くなります。

2.入院施設の種類

(1)一般入院室
犬猫で共通の場合と犬だけ、猫だけの部屋に分かれている病院があります。ステンレス製のケージと呼ばれるボックスに入れられる場合がほとんどです。

大型犬にはパドックと呼ばれる快適な入院施設を備える病院もあります。

(2)隔離入院室
個室になっていて他の部屋と空気が遮断されています。伝染病を患った犬が入院します。

(3)ICU入院室
集中治療室とも呼ばれます。一般の入院室は病院の奥の見えない場所に置かれることが多いですが、ICUはつねに病院スタッフの目の届く場所に置かれます。温度・湿度・酸素濃度がつねに一定にコントロールされ扉も内部が見やすい素材でできています。

昔は人の保育器を流用していましたが現在は犬猫専用のものが市販されています。

<夜間はどうしているの?>
つきっきりで24時間監視しているわけではありません。回診時間は病院によっていろいろですし、入院している動物の状態により回診する回数も日によって変わります。

テレビカメラで監視する装置などもありますが、やはりこれを見るのも人間ですから寝ないで見ているわけにもいきません。

ほとんどの動物病院では当直医制度などはありませんので、その病院の院長が夜中に起きて見回りをしています。重症患者が続くと院長は寝不足になります。

3.入院中について

<入院中の食事>
通常1日2回です。食事は一般的な病院で推奨されるドッグフードが使用されます。病気によっては処方食になります。

「うちの犬は前沢牛のステーキしか食べない」などの偏食がある場合は、食事を持参すると(病気に影響が無い限り)その食事を与えてくれます。しかし、家だと偏食だけれど入院すると与えられたドッグフードを食べる事が多いです。

<入院中の散歩>
運動場がある場合はそこに出します。運動場が無い病院もありますので散歩なしという所もあるでしょう。入院頭数が少なければ近所を散歩に連れていってもらえる場合もあります。

<入院中の面会>
可能です。事前に連絡し、病院の指定する時間に会いに行くようにします。
稀にですが面会させないという病院もあります。これは内部を見られると困る何らかの理由があるからでしょう。どんな環境に自分の犬が入院しているのかを知るのは飼い主の当然の権利です。

4.退院後に気をつけること

入院中は緊張のため大人しくしているけれど、帰宅してから傷口(手術部位)を舐めてしまう犬がとても多いです。その場合は舐めるのを防止するためにエリザベスカラーの装着が必要な場合もあります。

避妊手術などを除けば、入院するのは重症例ですから、症状の変化があれば病院に気軽に相談してください。

最後に…
犬にとっても人間にとっても入院は不安がたくさんあると思います。
不安なことは病院に相談し、安心して入院できるように、事前準備を行いましょう。

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