一人暮らしの方はワンルームや1Kのお部屋に住んでいる方が多く、一部屋の中に、生活に必要な家具や物を全て置かなければならないので、どうしても物が溢れてしまいます。狭いお部屋だからこそ、物を上手に収納して空間を有効活用することが必要です。
上手に収納する前に、基本的な収納術や、限られた空間の活用法、 必要なものをストックするシステムについて見直してみましょう!
何でも、そろえることがポイント!
本も洋服も・・・何でもサイズごとにそろえて並べてみましょう。同じスペースでも、たくさんのものを収納することができます。
本は高さごとに並べる
何気なく本棚に本をしまうと、このように文庫本・単行本・雑誌などが、バラバラに並んでしまいます。

文庫本なら文庫本、雑誌なら雑誌、というように本の種類ごとにまとめて入れましょう。
高さをそろえて並べ替えて、本の高さに棚板を合わせると、こんなにスペースができます。もう一段棚板を追加すれば、さらに収納が可能なので、本をなるべくたくさん収納したい時に有効です。
棚板の高さを自由に変えられる本棚がオススメです。
衣類も丈の長さ順にそろえる
パイプハンガーに衣類を吊るす場合、丈の長いものと短いものが混在していると、無駄な空間ができてしまいます。丈の長さ順に衣類を並べると、無駄になっていた空間がなくなり、収納スペースが広がります。下の空間に収納ケースを置く時に、有効に使えます。
高さの順に揃えるだけでも、部屋全体がスッキリまとまった印象になります。
まだまだ吊るせる!ハンガー技(オフシーズンの衣類等)
ハンガーは工夫次第で、たくさん衣類を吊るせます。
S字フックを利用して
100円ショップなどで売っているS字フックなどを活用して、イラストのように衣類をずらして吊り下げると、収納力がアップします。吊るす衣類を増やしたい時に、便利です。(ただし、衣類は若干取り出しにくくなります。また下の空間も、少し狭くなります。)
チェーンを利用して
吊るしたチェーンに、縦にハンガーを掛けると、少ないスペースでたくさん収納できます。チェーンが無いときは、太めのヒモなどでイラストのように輪を作れば代用できます。少し取り出しにくくなるので、オフシーズンなどの衣類に活用するのがオススメです。
この方法は、クローゼットの扉の陰の部分に適しています。
「扉の裏も活用できる」
扉の裏も重要な収納スペースです。逃さず活用しましょう!
一人暮らしの場合、賃貸住宅に住んでいて、壁や扉などに傷をつけられない方が多いと思います。その場合、ネジや釘、両面テープではなく、はがせる粘着フックがオススメです。
そこで、はがせるフックを活用した収納例をご紹介します。
洗面所では…
洗面台下の収納では、扉の裏にはがせるフックを取り付け、カゴを掛けてドライヤーを収納しましょう。
フックに直接ドライヤーのコードをかけている方も多いですが、出し入れが簡単な投げ込み式がオススメです。
シンク下収納では…
シンク下収納の扉裏には、はがせるフック+ウォールポケットで、ポリ袋や水切りネットなどを収納します。
収納の基本は、使いたい場所のすぐ近くに収納することです。こうすれば、水切りネットなどを交換しようと思ったその時に、すぐに取り出せます。
レンジ台下収納では…
レンジ台下の収納には、はがせるフックにキッチンツールを直接吊り下げましょう。良く使うものは、レンジ台のすぐそばにあると、調理の時にとても便利です。
情報は欲しい分だけ、手軽にいいとこ取り
欲しい情報や記録は、残しておきたい物だけを残しましょう!
スクラップ集を作る
雑誌や新聞など、気がつくと結構たまってしまいます。特に好きなジャンルの雑誌や、気になる新聞記事などは後から読み返すつもりでなかなか捨てられません。
そんな時は、お気に入りのページを切り抜いて、ファイルポケットに差し込んでいきます。
こうすれば、雑誌や新聞の収納スペースを大幅に減らせます。
また、読み返したい部分だけを保存するので、後から記事を探すのも簡単です。
ベストショットだけを残す
今まで現像した写真を全てフォトアルバムなどに保管すると、意外と場所を取ってしまいます。
写真を見返して、何枚か同じような写真がある場合、1番良く撮れていると思うベストショットだけを残し、それ以外のものは思い切って処分します。
なかなか捨てられない写真も、なんとなく保管しているものと、保管しておきたいものの区別をつけましょう。