庭の雑草対策
春〜夏の太陽は、植物を大きく青々と生長させてくれます。
でも、その恩恵を受けるのは、なにも園芸植物たちだけではないのです。
そう、いつの間にか庭が雑草だらけ!なんて事もある訳です。
そこで、雑草対策として有効な手段をいくつかご紹介しますので、自分にあった対策を見つけてください。
■地道に、手で草むしり時間がある人向き
「それが大変だから困ってるのよ!」と怒られそうですが、少しの面積であれば、薬剤を使わない安全な方法と言えます。
手で草むしりする場合のポイントは、雑草の根もしっかり抜くこと。根が残っていると、すぐにまた生えてきてしまいます。
また、土が軟らかくなるので、雨上がりがオススメです。
時間に余裕のある場合は、庭の管理がてら手で草抜きするのもいいかもしれませんよ。
家の中から見ていただけでは気づかなかった、小さな発見がきっとあるはず。
■熱湯をかける狭いスペース向き・手間が簡単
雑草が生えているところに熱湯をかけます。
パスタや野菜を茹でた、ゆでこぼしのお湯などでもOKです。
熱湯で、雑草の根を殺すので、枯れた後の草が残ります。
また、広範囲にはちょっと不向きです。
■グランドカバー植物を植える広いスペース向き
雑草が茂る前に、グランドカバー(グラウンドカバーとも言う)と呼ばれる植物を植えます。
グランドカバーとして植えられる植物は、主に草丈が低いものや這って生長する植物などで、密生するので、雑草が生えてみっともなくなることがありません。
- グランドカバー向きの植物:
- ワイヤープランツ、リュウノヒゲ、ヘデラ、バコパ、タイム、シバザクラ
■ジャリ、バークを敷き詰める広いスペース向き・手間が簡単
ジャリやバークチップを、雑草が生えてほしくない場所に敷き詰めます。
雑草の種を地面に触れにくくすることで、防草効果を発揮するので、ある程度(4〜5センチ程度)厚く敷き詰める必要があります。
軽量タイプもあるので、ラクラク作業ができ、短時間で防草対策が完了できます。
ジャリは、勝手口付近や人目に付きにくい場所などに敷き詰めることで、防犯効果もあります。
ジャリやバークの下に防草シートを敷き、防草シートが隠れる程度に敷き詰める方法も有効です。
■固まる防草砂を使う広いスペース向き・手間が簡単
水をかけるだけで約24時間で固まる防草砂です。軽いので施工が楽々です。
有害物質が入っていないので、庭の土や地下水を汚染する心配はありません。
薬品は一切使用しておらず、水をかけることにより砂の表面が固くなり雑草の発生を抑制する防草砂です。
固まった後でも雨水などを吸収し地下に通すので、植物と隣接する場所にも敷設できます。
■平板・レンガを敷く通路など部分的に・手間が簡単
アプローチや通路などの場合なら、コンクリート製の平板を敷くのがオススメ。
ジャリ同様に、雑草の種が地面に触れにくくなり、防草効果を発揮します。
■塩水・塩をまく狭いスペース向き
ちょっと塩辛いぐらいの濃度の塩水や塩を、雑草の生えているところに撒きます。
ただし、食塩水や食塩を撒いたところには、その後しばらく植物を植える事ができません。
また、塩が流れ出した場合は、他の場所の土への影響も考えられるので、使用場所はよく検討し、お隣りさんなどへの配慮をお願いします。
■除草剤を使う人やペットが行かない場所向き
除草剤は、さまざまなタイプの薬剤がありますので、よく検討の上、ご使用下さい。
ですが、ペットやお子さんの安全面などを考えると、出来るだけ薬剤は使用しない方法を選びたいですね。
もし、除草剤を使う場合は、お子さんが遊んだりしない場所や、ペットが来ない場所に使用するようにしましょう。
■気にしない
「雑草も我が家のお庭の構成員!勝手に生えているんじゃない、育てているんです♪」
ちょっと極論ですが、そんな考え方もちょっと素敵ですよね。
でも、あまりに雑草がボーボーでは、蚊などの虫が発生してしまうので、鎌や刈払い機などで時々手入れをしましょう。
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環境にやさしい
- 速効除草剤
- うすめずそのまま撒くだけで、しっかり枯れます。枯らしにくいスギナにも効果があります。直接かけない草木には影響がありません。
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