電子レンジの頑固な汚れ・臭いを除去!
簡単お手入れ・お掃除術

毎日のように使っている電子レンジをよく見てみると内部が汚れていませんか?電子レンジの汚れは油汚れや食べ物のタンパク質が主な原因です。
汚れを落とすには、普段から行うちょっとしたお手入れから、重曹やセスキ炭酸ソーダを使用したお掃除方法があります。
また、電子レンジの気になるニオイには、レモンやミカンといった柑橘系のフルーツを使用したり、お酢やお茶の出がらしなども有効的です。誰でもすぐにできる、簡単な電子レンジのお掃除方法をお伝えします。
1.電子レンジの汚れの種類

電子レンジの汚れは、温めるときに料理がこぼれたり、飛び散ったりする食べものがこびりついた油(酸性)汚れとたんぱく質(アルカリ性)汚れの2種類が主な原因です。最近の電子レンジは、ラップをかけずに使えるタイプも多いですよね。そのため、料理の汁などが飛び散りやすくなっているのです。
飛び散ったりこぼれたりしても、すぐに気づいて拭き取れば簡単に汚れを落とせます。しかし、やっかいなのが放置してしまった汚れです。
電子レンジの庫内は開けっ放しにはしないので、いつの間にか料理が飛び散っていたけれど、気づかなかったという経験がないでしょうか。汚れたことを知らずに繰り返し使ってしまい、何度も過熱されたために焦げ付いて、落ちにくい頑固な汚れになっていくこともめずらしくありません。

汚れを放置すると、掃除してもなかなかきれいにならないだけでなく、いやなニオイを発生させることがあるほか、電子レンジの機能に悪影響が出たり、電力の消費量が高くなったりする可能性もあります。
さらに、電子レンジの庫内に残った食品のカスや汚れが、電子レンジ使用中に加熱されて発煙や発火するという事故もあるのです。
清潔に、そして安全に使うために、定期的に掃除をして、見過ごしがちな汚れを落としましょう。
2.電子レンジ掃除方法
ちょっとした汚れのお手入れ
電子レンジは、汚れた直後なら、水拭きで簡単にきれいになります。また、少し時間がたった程度であれば、重曹などのお掃除アイテムがなくても熱と水蒸気のパワーで比較的簡単に汚れを落とすことができます。
・掃除方法
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【1】器にお湯か水を入れてレンジで温める
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【2】レンジ内に水蒸気が充満したら、ふきんで庫内の汚れをふき取る
普段のお掃除
普段のお掃除は、重曹を使ったお掃除がおすすめです。
重曹はお菓子作りに使われることもある素材です。食用と工業用があり、食用はスーパーで買えますが量が少なく高価です。掃除用には、工業用に作られた安価なものを使いましょう。ドラッグストアにて300円程度で売られています。また、重曹はニオイを吸い取る作用もあるので脱臭剤としても使えます。
・掃除方法
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【1】耐熱容器に重曹を溶かした水を入れて温めます。
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【2】沸騰し水蒸気が庫内に充満したら、そのまま30分、扉を開けずに待ちます。水蒸気が汚れをふやかし、落としやすくする時間です。
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【3】30分経ったら重曹水が入った容器を取り出し、濡れたふきんで庫内の汚れをふき取ります。重曹水と器は熱くなっているので火傷をしないように!
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【4】庫内側面の他、天井、床部分も丁寧に拭いましょう。ターンテーブルは取り外して洗います。
電子レンジの汚れは、油(酸性)汚れとたんぱく質(アルカリ性)汚れの2種類です。
重曹は酸性なので、油汚れに効果的です。洗剤と違い、肌に触れても害がありません。
また、お掃除の強い味方として覚えておきたいのが、セスキ炭酸ソーダです。これも重曹のような粉で、ドラッグストアで販売されています。重曹と同じく油汚れの掃除に使える、人体に無害なお掃除アイテムです。
使い方は重曹とほとんど変わりませんが、重曹よりも強いアルカリ性で水に溶けやすく、汚れをしっかり落とします。
食品を入れる電子レンジの掃除には、これらのアイテムを積極的に使いましょう。
頑固な汚れ
重曹水をチンして掃除する方法でも落ちない汚れには、スチームクリーナーを使った掃除がおすすめです。
スチームクリーナーは電子レンジのほか、コンロや換気扇などのキッチン回りの大掃除で使用できます。
高温のスチームを直接汚れに吹きかけ、短時間で効率的にお掃除できるのが魅力です。また、手が届きにくい場所の汚れも、スチームクリーナーなら簡単に落とせます。

アイリスオーヤマのスチームクリーナー コンパクトタイプ STM-304Nなら、120cmの長いホースが付いているので、本体を置いたまま簡単にお掃除できます。
お風呂やトイレ掃除にも使えるので、1台あると家じゅうの汚れを簡単に落とせるので、とても便利です。
・モニターの声
- BEFORE
- AFTER
「電子レンジは食材を温めたりするものなので、掃除をするのに洗剤などを使わないで出来るのが安心でとてもいいなと思いました。除菌もできるのが嬉しいです。」

【使用した商品】
スチームクリーナー コンパクトタイプ STM-304N
約100℃のスチームで頑固な汚れをキレイに落し、除菌もできるコンパクトタイプのスチームクリーナです。豊富なオプションパーツで、キッチンまわりやお風呂などのさまざまなシーンで使用できます。
3.電子レンジのにおいを消す方法
電子レンジを使っていて、汚れよりも深刻に悩むのがニオイではないでしょうか。扉を開けたときに、思わず顔をしかめたくなるようなニオイがする場所に食べ物を入れるのには抵抗があります。食べ物に臭いニオイが移るのも嫌ですよね。
電子レンジのにおい消しには、以下のものが有効です。
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レモンやミカンの皮
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お酢
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お茶の出がらし(茶葉)
柑橘類の皮を使う方法

レモンやミカンなど、柑橘類の皮にはリモネンという成分が含まれています。このリモネンが、電子レンジ内の嫌なニオイを、柑橘類の爽やかな香りに変えてくれるのです。
使い方はとても簡単。
柑橘類の皮をお皿に乗せ、1分〜2分温めます。
これだけです。
皮は乾燥していない、むきたてのものでOKですが、濡れている場合は水分を拭きとってから温めましょう。
お酢を使う方法

お酢はアルカリ性(たんぱく質)の汚れを落とすと同時に、ニオイ対策もしてくれる、キッチンには欠かせない調味料です。
耐熱容器にお酢を入れ、水で約5倍に薄めます。
電子レンジに入れて温め、水蒸気が庫内に満ちたら、そのまま30分ほど待ちましょう。アルカリ性(タンパク質)の汚れをふやかして浮かしてくれます。
酢の入った容器を取り出し、内部を水拭きして汚れもきれいにしましょう。扉を開けた直後は酢のにおいを強く感じるかもしれませんが、酢のにおいは短時間で飛び、気にならなくなります。また、酢の作用で元の嫌なニオイもしなくなっているはずです。
お茶の出がらしを使う方法

茶葉にはニオイを吸い取る効果があるので、緑茶や紅茶を飲んだあとに出る茶葉も、ニオイ消しに役立ちます。
使い方は、お皿に飲み終わった後の茶葉を入れて温めるだけ。
また、コーヒーのカスにも脱臭作用があります。お茶は飲まないけれど、コーヒーはドリップして飲んでいるという方は、ドリップした後のコーヒーカスをレンジでチンしてみてください。
4.長持ちする電子レンジの使い方
使わない日は無いと言っても良いくらい、毎日の生活の中で活躍している家電が電子レンジです。できるだけ長く、故障せずに働いてもらいたいですよね。
電子レンジを長持ちさせるためには、汚れをこまめに落とすことが大切です。
内部が汚れると温まりにくくなり、故障の原因になります。また、食品のカスを放置すると、レンジで加熱した際に発煙や発火する恐れがあります。

・汁や食品が飛び散ったり、自分が使っていて汚れたと感じたらすぐに拭き取る
・定期的に内部を掃除する
この2点を忘れず、電子レンジをいつも清潔に保ち、長くキッチンで活躍してもらいましょう。
5.まとめ
電子レンジの庫内は、食品がこぼれたり飛び散ったりしてとても汚れやすい場所です。しかし普段は扉を閉めているため見えにくく、庫内もしっかり確認しないと、なかなか汚れに気付けません。
しかし汚れたまま放置すると、どんどん加熱されて焦げ付き、汚れが落ちにくくなります。汚れても時間が経過していなければ、水拭きや水蒸気で簡単に汚れは落とせます。時間が経った頑固な汚れは、スチームクリーナーを使えば手間いらずで見違えるほどきれになります。
電子レンジを長持ちさせるためにも、汚れに気付いたらこまめにお手入れしましょう。
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