新米まで待てない!米屋が作った家庭用精米機
『精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W』体験レポート

暑い日が続いていますが、こんな時こそしっかり食事をとって夏バテ対策をしたいですね。ところで、最近お米の味が落ちているように感じることはありませんか。お米の味は精米から時間が経つにつれどんどん落ちてしまいますが、実は、お米が一番傷みやすい季節が気温の高い夏なんです。
そこでオススメしたいのが、夏はもちろん、一年中大活躍間違いなしの家庭用精米機。今回は、アイリスオーヤマから発売された『銘柄純白づき精米機』の体験レポートをお届けします。

今回のモニターさん
宮城県在住のNさん。
家族4人暮らし。通常はお米農家を営んでいる妻の親戚から玄米の状態で1ヶ月分購入。1ヶ月分の玄米を近所のコイン精米機で精米後、米びつに入れて保管。
まずは家庭用精米機『精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W』の特長をご紹介

アイリスオーヤマから発売された家庭用精米機「精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W」は、アイリスオーヤマの精米事業で培われた精米やお米についてのノウハウが詰まった一台です。
特長1
31銘柄毎に最適な精米。「旨み層(亜糊粉層)」を残しながら、美しく純白づき
31銘柄について何度も何度も検証を重ね、それぞれの銘柄に最適な精米を行うこれまでにない機能を搭載。旨みと栄養をしっかりと残しながら、ぬか残りの少ない白く美しいお米に仕上げます。
旨み層(亜糊粉層)とは
玄米のぬか層の内側には、旨みや栄養素を豊かに含む「旨み層(亜糊粉層)」があります。これまでの精米機では、お米の削り過ぎで亜糊粉層が失われたり、精米不足でぬか層が残ってしまうことがありました。銘柄純白づきはお米の白度を追求しながらも、繊細な亜糊粉層を残す絶妙な精米を実現しました。

特長2
お米に優しい!特許申請中の新形状カゴ

銘柄純白づきの精米カゴの内側には、これまでの精米機にはない突起がついています。この突起は精米時のお米の浮き上がりを防ぎ、お米同士の摩擦を促します。大切なお米を割れや傷から守りながら優しくぬかを落とし美しいお米に仕上げます。
それではさっそくレポートしてもらいます。Nさん、よろしくお願いします〜!
玄米を精米
初めまして、Nです!今回、初めて家庭用精米機を使わせて頂く家庭用精米機初心者です。よろしくお願いします。 さっそくですが、「精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W」を箱から取り出してみました。

スッキリしたデザインの本体と、突起が特長的なカゴ。操作パネルもボタンと文字が大きく、分かりやすいです。カゴも簡単に取り外せるので、お手入れも気軽にできそうですね。
「精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W」は「銘柄別(白米・純白米)」「ぶつき精米」「胚芽米」「無洗米」「白米みがき」と様々なモードがあります。今回は宮城県産ひとめぼれの玄米を使用して、色々な精米を試してみました。
「精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W」に玄米を投入します。

フタをしっかりと閉めて、精米スタート!カゴの中を玄米が踊り始めます。
銘柄別純白米精米に挑戦
まず、純白米モードで精米してみます。手順はとても簡単。
- 1.玄米を入れたら、銘柄選択ボタンで「ひとめぼれ」を選択
- 2.ぶつきコースボタンで「純白米」を選択
- 3.合数を選んだら、スタート!
これだけです(笑)

待つこと約3分30秒、精米が完了しました。フタを開けてみると、そこには真っ白に精米されたお米が!


カゴを外すと、キレイな糠が均等に採れています。

2合のお米から、こんなに糠が取れるんですね。


「精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W」は、旨み層(亜糊粉層)をギリギリまで残すので、白いだけでなく美味しさもひと際のはず。後ほど試食します。
ぶつき精米
次に「ぶつきモード」で精米してみます。使用したお米は先ほどと同じく、宮城県産ひとめぼれです。
7ぶ精米は、うっすらと糠が残っているのが分かります。

5ぶ精米は、7ぶ精米と比べて糠が残っているのが分かります。

さらに、3ぶ精米はお米が薄く茶色ががっていて、糠を必要最低限しか落としていないのがよく分かります。

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3ぶ
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5ぶ
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7ぶ
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白米
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純白米
並べて比べてみると、その違いがはっきりと分かります。
純白米に精米したお米を実際に食べてみました。

銘柄選択モードで精米した純白米は、いつも食べているお米とは明らかに味が違うのが分かるくらい美味しかったです。とても新鮮でお米本来の味が分かりました。いつもはご飯のおかわりをしない子供達も、おかわりするくらいでした。
胚芽米に精米
続いて「胚芽米モード」でも精米してみました。使用したお米は先ほどと同じく、宮城県産ひとめぼれです。
胚芽米とは、玄米から糠層を取り除き胚芽を残した状態のお米です。玄米よりも食べやすく、栄養価を残しながらも白米の持つ美味しさに近い状態のお米です。
お米一粒一粒にしっかり胚芽が残っているのが分かります。また、ぶつき精米と比べて糠残りがなく、より白米に近い状態となっています。

無洗米にも精米できるのがありがたい!
さらに「無洗米モード」でも精米してみました。使用したお米は先ほどと同じく、宮城県産ひとめぼれです。
「ぶつき精米」や「胚芽米精米」と比べると、お米が白くなっているのが分かります。

※無洗米は、研がずにすぐ炊けるので時短につながります。また、お米を研がないから節水ができ、研ぎ汁を流さないため、環境にも優しく栄養価が高い美味しいお米です。
「白米みがき」って?食べ比べてみました
3週間前にコイン精米機で精米して、自宅で通常程度保管していた宮城県産ひとめぼれです。さすがに3週間も前に精米したものなので風味や味が少し落ちているなと感じていました。このお米を「白米みがき」モードで精米してみました。

今回は、操作がシンプルで簡単だったので、4歳になったばかりの長女に「白米みがき」を試してもらいました(笑)。
お米をセットしてから、モード選択で「白米みがき」を選びます。操作パネルもシンプルで見やすく、ボタンも大きくて押し間違いがないです。

次に、合数を選びます。今回は2合分白米みがきを行います。

設定が完了したら、「スタート」ボタンを押して開始!

カゴの中をお米たちが踊ります。娘は興味津々で覗き込んでいます。大きい音を聞くと逃げ出すこともある娘ですが、精米時の音はそんなに気にならないようです。

玄米からの精米より短い時間で終了しました。フタを開けて中を確認します。

カゴを外して中を見ると、わずかですが削り取られたお米があるのが分かります。これがお米の酸化した部分のようです。


白米みがき後のお米です。白くなったのがよく分かります。

並べてみるとお米の白さの違いが一目瞭然です。


白米みがきをしたお米で、いつも通り炊飯。水分の吸収が良いのか、あきらかにいつもよりもちもちした食感で甘みも増したように感じました。実際にご飯を炊いた妻が「え?これって別の品種のお米じゃないの??」と驚くほど、食味に変化がありました。
気になる精米時の音や時間は?
最後に、精米している時の「音の大きさ」と「精米時間」をレポートします。
意外に気にならないレベル?
精米をスタートすると大きな稼働音が起こりますが、数秒経過するとざわめき音もなくなり、そのまま精米が完了しました。家庭用精米機は「音がうるさい」というイメージがありましたが、「精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W」は想像していたほど大きな音ではありませんでした。
また、精米時間は「純白米コース(ひとめぼれ)」の場合、1合で約3分、3合で約4分30秒、5合で約5分20秒という結果になりました。
最後に、精米後のお米の欠け具合を調べました。方法は、精米後のお米をザルに移し、欠けたお米を分別しました。


お米2合(約300g)に対して、欠けたお米は約0.6%の約2gという結果になりました。
「精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W」が採用している「かくはん式」の精米方式は、「音がうるさい」「米が割れやすい」と言われていますが、「精米機 銘柄純白づき RCI-B5-W」では特殊な形状のカゴの効果なのか、従来のイメージとは異なった結果となりました。