湿気対策 

今回は押し入れの対策やエアコン・換気扇の利用方法などの湿気対策をご紹介します!

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目次

梅雨時期は、ご存知のように雨の日がジメジメと続くことで、湿度が大変高くなります。 湿度が高くなると『不快指数』も比例して高くなります!

『不快』・・・つまり『快適』ではない状態となるわけですね。

ところで、この“不快か快適か”って、人によってだいぶ感じ方も違うと思うのですが、気象庁が発信する天気予報などでは、以下のような基準があるようです。

54以下・・・寒い
55〜59・・・肌寒い
60〜64・・・何も感じない
65〜74・・・快適
70前後・・・もっとも快適
75〜79・・・やや暑い
80〜84・・・暑くて汗が出る
85以上・・・暑くてたまらない

で、この数字はどこから算出するのかというと、1957年にアメリカで考案された計算方法を用いて指数を計算しています。※気象庁の統計種目にはなっていません。

不快指数(DI) = 0.81T + 0.01U(0.99T - 14.3) + 46.3
*T=気温 , U=相対湿度

気温と湿度が大きく関わっているのがわかりますね。

例えば,、真夏日によくある、気温33℃、湿度75%で計算すると・・・

0.81 × 33 + 0.01 × 75×(0.99 × 33 - 14.3)+ 46.3 = 86.8

不快指数が86.8となり、85以上は暑くてたまらないということになります。

そこで、室内でエアコンを使い設定温度を28℃、湿度50%にすると不快指数76まで下がり「やや暑い」程度になるわけですね。

室内でしたら、エアコンを上手に使って、不快指数を低くすることが不快にならないコツかもしれませんね。

湿度が高くなることで起きるデメリット

1.人の健康を害すカビやダニが発生しやすくなる
2.白アリなどの害虫も湿気を好むため、家の耐久年数に問題を生じる
3.湿気を伴うことで、家の老朽化が進む

こうならないためにも、湿気対策を一緒に考えていきましょう。

湿気対策方法

押し入れ

押し入れや納戸は、いつも締め切っていることで空気の流れがない所です。
特に1階にある押し入れは、床下の湿気をもろに受けたり、湿った布団などを入れることで、カビが大変繁殖しやすい場所でもあります。

対策1:襖や扉を開けて空気の流れを作る

襖は全部締め切らず、両端を10cm程開けておくようにしましょう。また時々扇風機の風を一方の入口からあてるだけでも随分と良くなります。
また天気のいい日は、窓を開けて押入れも思い切って全開してしまいましょう。

対策2.スノコを敷く

特に湿気が多い押し入れは、物と床や壁の間に空気を通すために「スノコ」を敷くようにしましょう。

対策3.スノコの下に新聞紙を敷く

新聞紙は、湿気を吸収します。なのでスノコの下に新聞紙を敷いても効果はあります。その際、新聞紙を交換しやすいように、スノコの足下駄の間に入れるように敷きましょう。

※下駄箱も湿気がたまりやすい所です。脱いだ靴はすぐしまわず乾燥させてからしまうことも大切ですが、ここにも新聞紙を敷くことで効果があります。

エアコンで除湿対策

梅雨時の室内は、湿気も多くなっています。エアコンの除湿機能をうまく使っていきましょう。特に洗濯物を室内に干される方は、エアコンと扇風機をダブル使用していくようにしましょう。
そうすることで、早く洗濯物を乾かすだけでなく、家の湿気対策にもなりますからね。

エアコン自体にも湿気対策を

エアコンの除湿機能は優れものですが、その分エアコン本体にもかなりの湿気を蓄積させてしまいます。特に吹き出し口の奥は、カビの宝庫となりやすい箇所です。

1.時々吹き出し口の奥も、届く範囲で掃除をしましょう。エタノールを吹き付けておいても除菌効果があります。

2.エアコンのスイッチはいきなり切らずに、「送風」で10分ほど置いてから切ったほうが、湿気対策に効果があります。

換気扇の利用法

この時期、少しでも部屋の湿気をためないようにするには、「換気扇」もうまく利用するといいでしょう。 その時意識しなければいけないこととして、換気扇機能というのは、その周辺空気を外へ出し、新たな空気をよその部屋や外から吸引している、ということ。

つまり、お風呂に入ったあと換気扇をつける方は多いと思いますが、 浴室換気扇をつけ忘れ、キッチンの換気扇をつけていると浴室の湿った空気を部屋中に呼び込んでしまうことになります。

また梅雨時の天気のいい日、窓を全開することもいいのですが、ベランダ窓とその反対側にある窓や玄関扉を少しずつ開けて、換気扇をつけることで、部屋中に外の乾いた空気を勢いよく取り入れ循環させることができます。

空気を淀ませないこともカビを発生しにくくすることにつながります。

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