肩こり解消

日本人の国民病とも言われる「肩こり」。疲れが取れず悩まされている人も多いのでは?今回は、肩こりが起こる原因と、予防・解消方法をご紹介します。

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目次

肩こりには病気のサインも

日本人の国民病、現代病とも言われる「肩こり」。 平成22年国民生活基礎調査(厚生労働省)によると、女性が感じる自覚症状のトップは肩こりとされています。 (男性が感じる自覚症状のトップは腰痛、次いで肩こり) 肩こりの主な原因は無理な姿勢、筋肉の酸素不足、老廃物の蓄積などですが、 肩こりに関節の異常、病気の症状などが隠れている場合もあります。

肩こりが起こる原因

肩こりが起こる原因は、姿勢の悪さや目の疲れ、体の冷えや日頃のストレスなど様々です。

無理な姿勢

デスクワークが多い、寝転がってテレビや携帯を見る、新聞を床に置いて読む、枕の高さがあっていないという場合肩こりになりやすくなります。これは、長時間同じ姿勢を続けることで、首や肩の筋肉の緊張状態が続き、血液の循環が悪くなるためです。

目の疲れ

パソコンや携帯を使う時間が長い、めがねやコンタクトが合っていないなど、目の疲れも肩こりの原因となります。

体の冷え

冷え性、クーラーが効きすぎている部屋に長時間いる、冬場に長時間外にいるなど、体の冷えも肩こりの原因となります。

ストレス

仕事や日常生活で強いストレスを抱えている場合にも、肩こりが起こりやすくなります。 これは、悩み・怒り・緊張などで血管が収縮して血行が悪くなり、筋肉に老廃物がたまることが原因です。

歯の病気

噛み合わせが悪い、歯周病、顎関節症などが肩こりの原因になることもあります。

体型や姿勢

なで肩、猫背、うつむきがちな人は肩の筋肉に負担がかかり、肩こりにつながることがあります。 また、痩せすぎ、肥満で筋力が衰えている場合も同様です。

骨や筋肉の異常

加齢により、首などの骨に異常が起きている場合、肩の痛みやしびれにつながることがあります。 腕を上げると肩が痛む、しびれるといった場合には、整形外科などへ相談することをおすすめします。

内臓系の異常

高血圧、低血圧、胃潰瘍、糖尿病、心筋梗塞、狭心症などの病気を患っている場合にも肩こりの症状が出ることがあります。背中の痛みや動悸、めまい、頭痛、立ちくらみなど別の症状も出ている場合、内科へ相談することをおすすめします。

肩こりの予防・解消方法

では、肩こりを予防・解消するにはどんな方法が良いのでしょうか。ご自宅やオフィスで簡単に試せるものをご紹介します。

【体を温める】

・お風呂で温める
急性の痛みがある場合以外は、体を温めることが効果的です。ぬるめのお湯にゆったり入り、体全体を温めるようにしましょう。

・蒸しタオルで温める
熱いお湯か、電子レンジで作った蒸しタオルを使って肩を温めます。

・使い捨てカイロで温める
肌に直接触れないように使い捨てカイロを貼り、肩を温めます。

【マッサージをする】

・手のひらでマッサージする
手のひら全体を使って、指先から腕、背中、肩の順にもみほぐします。筋肉に傷をつけないために、「痛い」と思うほどには力を加えないよう注意します。

・指を使ってマッサージする
首の後ろに両手を置き、首の付け根の部分を指でもみほぐします。

【体操・ストレッチをする】

・胸の筋肉を伸ばす
ひじを曲げて腕を後ろに反らせ、胸の筋肉を伸ばします。その時、反対側の手で胸を軽く押すとより効果的です。

・肩をまわす
左ひじを曲げ、左手を左の肩に乗せ、ひじで大きな円を描くように肩をまわします。数回繰り返した後、右肩も回します。

・肩甲骨の間を開ける
四つ這いで手をつき、背骨を持ち上げるように背中を丸くします。頭を下にして、肩甲骨の間が開いていることを意識します。

・目を動かす
目をやや強くつぶり、パっと開けます。黒目だけを右、左、上、下と動かします。

マッサージや体操・ストレッチは、力を入れすぎると逆効果です。「気持ち良い」と思うところで止めるようにしましょう。

肩こりに効果のある食べ物

肩こりには、食生活の改善も効果的です。最後に、冷え性を改善する食材、血流を良くする食材、疲労回復に役立つ食材をご紹介します。

しょうが

しょうがは体の新陳代謝を活発にするため、冷え性、低血圧が原因の肩こりに効果があると言われています。食事に取り入れたり、すりおろしたしょうがをお風呂に入れる方法がおすすめです。

ほうれんそう・かぼちゃ・にら・かつお・アスパラガス・キウイフルーツ

血流を良くするビタミンEが多く含まれています。ブロッコリーやじゃがいもなど、ビタミンCを多く含む食材と同時に摂ると酸化を防ぐことができるため効果的です。

豚肉・うなぎ・レバー・大豆・ねぎ・ごま

ビタミンB1を多く含み、疲労回復に役立ちます。

食生活の乱れから血行が悪くなったり、疲労が取れず、肩こりにつながることもあります。普段外食が多いという人は、なるべく上記の栄養素、食材が入ったメニューを選ぶなどしてはいかがでしょうか。

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