善玉菌と悪玉菌
私たちの腸の中には、体に良い栄養を与える善玉菌と悪い影響を与える悪玉菌の2種類がいます。腸内細菌の総量は概ね決まっていて、善玉菌が増えると悪玉菌が減り、悪玉菌が増えると善玉菌は減ります。善玉菌が多ければ、腸は若々しく保たれますが、悪玉菌が多ければ、腸は老化して健康にも悪影響を及ぼします。
善玉菌のうれしい働き
善玉菌には乳酸菌やビフィズス菌などがあります。これらが増えると腸内環境ではさまざまな良い効果が表れます。
1.免疫力を強化し、抵抗力を高める
2.病原菌の活動を抑え、感染病から守る
3.腸内の汚れをとる
4.下痢の予防と治療をする
5.発がん性物質を分解する
こうした働きを持った善玉菌が減って、悪玉菌が増えると便秘や下痢、食中毒を起こしやすくなります。また、免疫力が低下し風邪などの感染症にかかりやすくなります。
腸内環境は年齢とともに細菌の数や種類が変化します。そして50歳を過ぎると腸がかたくなり、働きが鈍くなりやすく、ビフィズス菌や乳酸菌の数が減り、悪玉菌の数が増えてしまいます。 腸の免疫低下を防ぎ、活発にしていくためには、食生活の見直しと運動が欠かせません。普段からこの2つのことを実行していくことで、腸の善玉菌が増えて悪玉菌が減り、免疫威力を高めていくことができます。
腸内環境のSOS
便秘や下痢に悩まされている方は少なくありません。悪玉菌が多い腸内環境では、アレルギー疾患や肌荒れを引き起こし、がんになるリスクを高めてしまう恐れもあります。
便は腸内環境を知るためのSOSです。悪玉菌が多いと思う人は食生活・運動・生活習慣を見直す必要があります。
1.食物繊維を取ろう
食物繊維の摂取量が少ないと便が固くなり便秘の原因になります。 野菜や果物、海藻やきのこ類などをバランスよく摂取しましょう。 また、脂質の多い食べ物は、悪玉菌を増やし腸内環境を悪くする原因を作りますのでバランスよく摂取することが大切です。
2.善玉菌を増やす
腸内の善玉菌を増やすには、ヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆、食物繊維やオリゴ糖など腸内の善玉菌を増やす食品を摂取しましょう。
3.腸の動きを活発にする
腹筋が衰えると腸の働きが鈍くなり、出す力も低下します。便秘になると腸内に留まり続ける老廃物は腐敗し、水分が吸収されて、硬く出にくくなります。 ウォーキングやお腹まわりの筋肉を動かす運動を日常生活に取り入れて便秘を予防しましょう!
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