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被災者の経験談を元に準備する 防災ノート

防災地震対策の参考として、東日本大震災を体験した宮城県在住の方に、被災当時の体験談の ポイントを聞きました。被災者の生の声を知ることで、ぜひ皆さんの防災対策に役立ててください。

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目次

【ご注意】このページには震災に関する描写が含まれています。

マンションの5階に住むH家の体験~地震が起きたときのエレベーターと屋上貯水槽~

飲料水を確保しておけばよかった!!

震災が起きて一番印象深かったのが、屋上にある貯水槽が壊れて、 共有部分の階段に大量の水が流れ出ていたことです。 これが原因で水道は使えなくなり、地震の影響でエレベーターも動かなくなっていました。 地上に降りるためには水浸しの階段を進むしかありませんでした。 生活用水はお風呂のお水を溜めておいたので、お手洗いの処理はそれでまかなえましたが、 毎日飲料水を買ったり給水場へ水をもらいに行き、 家族3人×3L、計9Lの水を運ぶために、 何度も5階までの階段を昇り降りするのがこんなに辛いとは・・・。 本当に、きちんと飲料水を備蓄しておけばよかったと思いました。 震災以降は、必ず水を買い置きしています。

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食糧を買いにいくのも一苦労

防災用品の中には、瓦礫や水びたしの道を歩けるように、靴や長靴も入れておけば よかったと思います。数日すると食料も底をつきました。夫は会社の片付けのために 出社していたので、私と子どもで協力して毎日買い出しに行きました。 水や缶詰など、保存がきく食料は重い物が多かったので、 買い物は本当に辛かったです。車もないし、自転車も道がボコボコですぐにパンク してしまい乗れませんでした。レトルト食品やお米など、 もっと備蓄しておけばよかったと反省しました。食器洗いをする水がなかった時は、 食品用ラップを食器にしいてから 食料を乗せ、洗い物を減らすことで乗り切りました。

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被災した方214名に聞きました

表1
表2

→飲料水は3日以上の準備が必要とする方が88%、食料は3日以上の準備が必要とする方が 89%と、実際に被災した方のほとんどが飲料水・ 食料の備蓄が必要だと考えています。 一番ボリュームの多い水・食料だからこそ、 きちんと準備をしておきましょう!

ベビーがいたK家の体験~食べられない物が多い乳幼児と震災時の食料~

お風呂が入れない!

夫はバスと電車で通勤をしていたため、震災が起きて電車も止まってしまい 会社から帰られなくなり会社で2泊過ごしました。子どもと3人で真っ暗な中、連絡もとれず夫の帰りを待つ夜は恐怖でいっぱいでした。 

困ったこととしては、乳児は代謝がいいので、 毎日お風呂に入らないと皮脂が溜まって肌がどんどん ブツブツになっていき、痒がることです。水も貯め置いていなく、 毎日痒がって泣いていてかわいそうでした。全身をおしり拭きで毎日拭いてあげると、 少し緩和していたようです。おしり拭きを多めに買っておいて本当によかったです。 夏だったらあせもだらけになるんだろうと思うと、ゾッとします。 上の子は逆に保湿剤がなくなってしまい、乾燥で痒がりました。 私の化粧水を塗ることでなんとか乗り切りましたが、今後は乾燥肌の娘のために保湿剤 なども防災用品にいれておこうと決めました。

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意外とミルクを作るときは水が必要

下の子には母乳とミルクの混合で育てていましたが、 ミルクを作るお水が足りませんでした。 3日分は備蓄していましたが、 哺乳瓶を煮沸消毒するため、あっという間になくなってしまいました。 赤ちゃんには硬水は使えないから、使えるものがかなり限られていました。 自分もストレスで母乳の出が悪くなるし、近所の方にお水をくださいと と頭を下げる日々。とても切なかったです。 関東でも『水道水からセシウムが出て乳幼児が飲めない』とニュース になったようですし、震災以降は軟水を多めに備蓄しています。

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軟水。日本人になじみやすい美味しさです。
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食べ慣れたものを備蓄

上の子も、カンパンなど固くてパサパサしたものは 苦手だったようで、食べられるものが かなり限られてしまいました。お菓子やレトルト食品を準備しておけばよかったと、 後悔しています。ガソリンも手に入らないため、いかに近所で水などを貰って過ごすか、 また近所の人と車の乗り合いをして公民館などで水をもらうか、毎日生きるのに必死でした。

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被災した方214名に聞きました



表3


表4

→食材が手に入りにくい期間、半数以上の方がおにぎり・おかずの 缶詰を食べたいと希望していました。また、その他の意見として 「温かい味噌汁」「インスタントラーメン」 といったものが挙げられていました。やはり、みなさん日本人として 原点となる食べ物を欲するようです。その他の意見として「疲労している時に、 無性に甘いものが食べたくなった。」(ガーデニングママさん)とあり、 お菓子が上位にきているのも納得の結果となりました。

実際に、震災が起きた場合、倒れた家具を元に戻したなどの肉体労働も多くなり、 慣れない避難生活で緊張状態が続くので、疲れやすくなります。そんなときの癒しとなるよう、 長期保存が可能なお菓子も準備しておくといいかもしれません。 また、「アレルギーで穀物が食べられないので、 魚や肉や野菜の缶詰など」 (まあささん)といった方も。アレルギーがある方は、支援物資の食料も 食べられないこともあるかもしれません。きちんと、準備をしておく必要がありますね。

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子どもの衛生面と暖

ご家庭にお子様がいらっしゃる場合、子どもの衛生面や暖をとるものが上位にきました。 「衛生面がすごく気になりますので、アルコール除菌 タイプの商品(ウエットティッシュや清浄綿) が必須と思います」(あおいママさん)という意見もありました。 また、中には「避難所で退屈しないようにトランプ やあやとりの毛糸など」(emi789さん) という意見もありました。子どもがリュックを持てる場合、子ども用にリュックに詰めておいて、 もしものときは子どもと一緒に避難ができるようにしておくことをお勧めします。

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高齢者がいたS家の体験~薬が手に入らない!?被災生活と車~

緊急時は情報が大切

震災当時、自分は仕事中だったので無事でしたが、亘理郡山元町の沿岸部に住む 両親とは連絡がずっととれませんでした。あまりに連絡がとれず、 不安になり車で迎えに行くことに。その時は頭がいっぱいで、ニュースを聞くことも 思い浮かばなかったし、まさか津波があんなに大きいなんてまったく予想もしていなかったので、 自宅の倒壊などを心配していました。しかし、結局その日は大渋滞で会えませんでした。 初日は、車の中に積んであった毛布 を持って避難所で休息を取りました。 宮城県は車社会なので、 運転中や移動中に被災が起こったときのために、震災以降は車の中にも防災用品 を入れるようにしています。そして夜に、津波のため道路が通行止めになり、 山元町に行けないことがわかりました。

実際の被害の大きさは、 関東にいた妻からのメールで知りました。今思うと、情報がないまま無理に車で移動していたら 自分も津波の犠牲になっていたと思います。緊急時は、 情報が一番大切だと実感。それからはラジオをよく聴きました。

情報源の確保

実家は津波に飲み込まれ、山の上の避難所に避難できた両親と祖母を迎えに 行けたのは3日後でした。その後家を失った3人を連れて3LDKの我が家で 避難生活を始めました。ライフラインは止まり、ガソリンもなかったため徒歩と自転車で毎日水を 公民館に汲みに行ったり、食材やガソリンが手に入ると言われれば朝から 大行列に並ぶ日々でした。ライフラインが全て止まっていたため、車はラジオを聴いたり、 ワンセグテレビを見たり、携帯電話用充電器をつけていたため充電してインターネットをしたりと、 情報源でもありました。

生活では、妻が出産前に用意しておいてくれた防災用品が とても役に立ちました。カップラーメン、レトルト食品、レンジで温めるご飯、スパゲッティ など、いずれもカセットコンロでお湯を沸かして食べられました。 中には甘いビスケットも入っており、 疲れた体に糖分が大変嬉しかったです。

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薬げ手に入りにくい

一番困ったのは90歳の祖母の薬が手に入らなかったことです。 もちろん病院も開いておらず、なにより合わない薬なども多くあったため、お薬手帳が流されて しまった当時、主治医に会うか、症状に合わせて飲んでみるかしか方法がありませんでした。 

結局、公民館で別の医師に診てもらい、症状に合わせて薬を出してもらいましたが、 副作用で手が震えたりして、しばらく辛そうでした。 お薬手帳は、合わない薬など を照会するためにも、持ち歩いておく必要がありました。 ただ、近所の高齢者は1日おきに人工透析を受けなければならず、震災でライフライン が止まったためなかなか透析を受けられず、本当に危なかったと聞きました。 高齢者が家庭にいる場合は、緊急時の処置方法やお薬手帳など、いろいろなものを準備しておく 必要があるのだと、つくづく思い知らされました。

被災した方214名に聞きました



表3


表4

→高齢者がいらっしゃる場合、やはり一番は薬のストック。これは高齢者以外にも、 薬を定期的に飲む必要がある方にも言えます。お薬のストックとともに、 お薬手帳もお忘れなく。その他にも、定期的に使用する必要があるものは、 流通が一時的に止まったときのことを考えて多少のストックが必要です。

会社勤めをしている1人暮らしのB家の体験~女性の避難生活と、震災後の会社~

心細い、手持ちのお金

一人暮らしだったため、大変心細く、なにより情報も少ないので、自分から手に 入れようとしないと手に入りませんでした。一人暮らしでラジオもなく、 水や食料がどこで配布されているかもわからず、最初は避難所に ぽつんといるしかありませんでした。心優しい方に「あっちで食料が買えるよ」 と教えてもらったり。それでも一人で運べる水の量は限られていて、到底生活には足りません。 車で運ぼうにもガソリンがなかったため、家に帰ろうかとも思いましたが 水が確保しきれずに避難所にいました。


また、手持ちのお金も一人だとさほど持っておらず、ATMも稼動していなかったため、 お金が一時的になく、 食料が販売していても買えないこともありました。 なにより、一人ぼっちの数日が一番辛かったです。みなさんも、 一人暮らしの方は特に、 近所に友人・知人を作っておくことをおすすめします。 結局会社の同期社員に会えたため、そこからは3~4人で共同生活をしていました。 そのため、情報収集や食料調達、水分調達係など分担することで大変生活が楽になりました。 それでも、震災時は流通もストップしているため、食料はもちろん、 サニタリー用品も手に入りづらかったです。

愛犬と会社での備品用品

また、同期社員の1人は、一人暮らしで犬を飼っていましたが、 ちょうど東京出張を日帰りでする予定だったときに震災が起きて、 結局犬は3日間閉じ込められた状態になってしまいました。 帰ってきた家には、ガラスなどが割れて散らかった床に、震える愛犬と空っぽの水入れ、 食い散らかされたコーンフレークが散らかっていたそうで、どのような気持ちで 3日間過ごしたのか考えると本当に辛いです。 その後、少し落ち着いてから会社に出社できるようになったのですが、 会社に行ったらトイレの水も流れない、水も出ない、 自販機も動かない。 幸い会社のジムにプールが併設されていたので、 その水をバケツに汲んでおいてトイレに使用できたし、 飲料も販売している会社なのでそれを飲むことで仕事復帰には 大きな支障がありませんでしたが・・・ 防災備蓄をしていない会社だったら?と思うと、 出社も難しいかもしれません。 都内だと帰宅難民も出るようですし、社中泊をしても大丈夫なように、 会社にも備蓄用品を用意しておいて欲しいと思います。

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被災した方214名に聞きました



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→女性はやはり、サニタリー用品が防災用品として必要ということがわかりました。 震災で流通がストップすると、生活必需品がしばらくは 手に入りづらくなる場合があることも、 念頭においておく必要があるでしょう。 また、避難所や公共施設など、人が集まる場所では多くの人が集まるため、 必然的に必要最低限のものは備蓄が求められます。 会社などで帰宅難民になることも考えられるので、 会社として防災用品を備蓄しているか、今一度確認してみてください。

さいごに・・・

地震は、いつ、どんな場所にいるときに起こるかわかりません。 いろいろな場所で被災することを考え、みなさんのご家庭でも避難経路やはぐれたときの集合場所など、 家族みんなで話し合いしておきましょう。
そして、もしものときに困らないように防災対策用品がきちんと家族に合ったものかどうか、 今一度確認してみてください。

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