洗濯物が乾かない原因とは?部屋干し・外干し別の対策とおすすめアイテムを紹介

「朝干したのに、夜になっても洗濯物が乾いてない…」そんな洗濯の悩み、ありませんか?
この記事では、洗濯物が乾かない原因と、部屋干し・外干しそれぞれの対策&便利アイテムをご紹介します。
目次
洗濯物が乾かない原因は?

湿度が高い
洗濯物が乾くのは、衣類に含まれた水分が空気中に蒸発して移動するためです。 ところが、梅雨や雨の日など湿度が高いと、空気中にすでに水分が多く含まれているため、洗濯物から水分が蒸発しにくくなります。 特に部屋干しでは湿気がこもりやすく、乾燥に時間がかかることがあります。
目安として、湿度が50%以下なら乾きやすく、60%を超えると乾きにくくなります。70%以上になると生乾き臭の原因にもなるため、部屋の湿度が60%以上であれば除湿機の使用や換気を検討しましょう。 ただし、外の湿度が70%以上の日は、湿った空気を室内に取り込むことでかえって乾きにくくなるため、換気よりも除湿機を使用するのがおすすめです。
気温が低い
冷たい空気は水分をあまり含むことができないため、 冬などの寒い時期は、洗濯物の水分が蒸発しにくく乾くまでに時間がかかります。 日中の暖かい時間帯に干すと、空気が水分をたくさん吸収できるようになり、乾燥もスムーズに進みます。
風通しが悪い
空気の通り道が少ないと、洗濯物の周囲に湿気がたまり乾燥が進みません。 窓を開けたり、サーキュレーターを使うなどして空気の通り道を作り、循環させることが大切です。
脱水不足
洗濯物が乾きにくい原因のひとつに、洗濯物の脱水が不十分なことがあります。脱水不足だと、衣類に水分が多く残ったままになり、干してもなかなか乾きません。 特に厚手のタオルや冬物の衣類などは、水分を多く含みやすいため、しっかり脱水してから干すことが大切です。
洗濯物が臭う3つの理由

雑菌の繁殖による生乾き臭
洗濯物の乾きが遅いと、残った汚れや水分によって雑菌が繁殖しやすくなります。 菌が増えるとニオイのもとが発生し、生乾き特有のイヤなニオイにつながります。 特に湿度が高く、風通しが悪い場所では菌が繁殖しやすいため、洗濯物はため込まず、できるだけ早く洗ってしっかり乾かすことが大切です。
洗濯槽の汚れやカビ
洗濯機の内部が汚れていると、洗濯物に雑菌が移り、洗い上がりからすでにニオイが出ることがあります。 洗濯槽の裏側には、洗剤の残りや水あか・カビがたまりやすいため、定期的な洗濯槽の掃除を心がけましょう。
洗濯物の放置や詰め込みすぎ
洗濯物を放置すると、湿気がこもり雑菌が繁殖しやすくなります。 また、洗濯機に衣類を詰め込みすぎると十分に洗えず汚れが残り、ニオイの原因になります。 洗濯物はできるだけ早く干し、適切な量で洗うことが大切です。
部屋干しの洗濯物を早く乾かすコツ

除湿機やエアコンで湿度を下げる
部屋干しでは、洗濯物の水分が室内にこもりやすく、湿度が上がることで乾きにくくなります。 除湿機やエアコンの除湿モードを使うことで、空気中の水分を減らし、乾燥を早めることができます。
扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる
風通しが悪いと洗濯物の水分が空気中にうまく逃げず、乾きづらくなります。 扇風機やサーキュレーターを使って風を当てることで、湿った空気の滞留を防ぎ、乾燥しやすくなります。 風は直接洗濯物に当てるよりも、空気全体を循環させるように使うとより効果的です。
外干しの洗濯物を早く乾かすコツ

日中に干す
外干しでは、気温と日差しのある時間帯を選ぶことがポイントです。 朝から昼にかけては気温が上がり、風も出やすいため、洗濯物が乾きやすくなります。 夕方以降は気温が下がり、湿度が上がる傾向があるため、できるだけ早い時間に干すのが理想的です。
日当たりのいい場所に干す
太陽の光には、洗濯物を乾かすだけでなく、除菌や消臭の効果も期待できます。 ベランダや庭など、できるだけ日差しがよく当たる場所を選んで干すことで、乾燥時間を短縮できます。 日陰や建物の影になる場所では、乾きが遅くなるため注意しましょう。
風通しの良い場所に干す
洗濯物を効率よく乾かすには、空気がしっかり流れる場所を選ぶことが大切です。 風が通ることで、洗濯物のまわりにたまった湿った空気が外に逃げ、水分の蒸発がスムーズに進みます。
早く乾かすための干し方の工夫

洗濯物の間隔を広く取る
洗濯物同士が密着していると空気が通りにくくなり、乾きが遅くなります。 干すときは、衣類の間に5cmほどスペースを取り、風が通り抜けやすいように配置することがポイントです。
高低差をつけて干す
丈の長い衣類を外側、短いものを内側に干す「アーチ型干し」は空気の流れを作りやすく、効率的に乾かすことができます。
厚手の洗濯物にはM字干し
バスタオルや毛布などの厚手の洗濯物には、物干し竿を2本使って中央を持ち上げるように干す「M字干し」がおすすめです。 洗濯物の間に空間ができることで風が通りやすくなり、乾きにくい洗濯物も効率よく乾かすことができます。
しっかり振ってから干す
洗濯物を干す前にしっかり振ることで、表面の水分を飛ばすことができ、乾燥時間の短縮につながります。
おすすめアイテム
洗濯物が乾かない原因は、湿度・気温・風通しなど、環境によってさまざまです。 部屋干しでも外干しでも、ちょっとした工夫で乾きやすさは大きく変わります。 毎日の洗濯をスムーズにするために、環境づくりとアイテム選びを見直してみてはいかがでしょうか。