鍋の選び方|煮込み・炒め・炊飯に適した素材とサイズを解説

鍋の選び方|煮込み・炒め・炊飯に適した素材とサイズを解説

鍋は、煮物や鍋料理など幅広い料理に活躍する欠かせないアイテムです。フライパンと並んで使用頻度が高く、素材や形状のバリエーションも豊富なため、どれを選ぶべきか迷ってしまうこともあるでしょう。 そこで今回は、鍋選びのポイントを分かりやすくご紹介します。

目次

  1. 素材から選ぶ
    1. ステンレス
    2. アルミ
    3. ホーロー
    4. 土鍋
  2. サイズや種類から選ぶ
  3. コーティングで選ぶ
    1. フッ素樹脂加工 : 表面がツルツルで焦げつきにくい。
    2. セラミック加工 : フッ素よりやや耐熱性が高く、白っぽい見た目が特徴。
    3. チタン加工 : フッ素加工の強化版。耐久性が高い。
    4. ダイヤモンドコーティング : フッ素にダイヤモンドや鉱物粉末を混ぜて強化。

アイリスプラザの鍋の選び方

01素材から選ぶ

ガステーブルのサイズ(口数)

鍋の素材には、さまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。 熱伝導率や蓄熱性が素材によって異なるため、使い方や料理に合ったものを選ぶことが重要です。
以下では、鍋に使用される素材の特徴と選び方を解説します。

ステンレス

■メリット
・サビにくく丈夫、保温性◎。
・におい移りしにくい。

■デメリット
・熱伝導はやや遅め。
・加熱に時間がかかる。

■用途
毎日の料理全般。
耐久性があり万能タイプ。
向いている料理 : 汁物、ゆで料理、煮物、炊飯、だし取り。
※多層構造(ステンレス+アルミや銅)の鍋なら熱ムラが少なく、煮込みや炊飯にも◎。

アルミ

■メリット
・軽くて熱伝導が良い。
・安価。
・熱がすぐ伝わり、お湯がすぐ沸く。

■デメリット
・酸・塩分に弱く傷つきやすく変形・変色しやすい。
・ステンレスに比べて、やわらかく傷つきやすい。

■用途
パスタや麺類の湯で調理。
軽くてお湯が早く沸く。
向いている料理 : 麺茹で、湯沸かし、短時間の煮物。
日常の「さっと一品」に便利。
IH非対応が多い。

■メリット
・調理に強く、パリッと香ばしく仕上がる。
・炒め物に最適。
・使うほどに油がなじむ。

■デメリット
・錆びやすい、手入れが必要(使った後は水気を飛ばす必要がある)。

■用途
炒め煮やすき焼き。
高温に強く、香ばしく仕上がる。
向いている料理 : 炒め物、焼き物、すき焼き、揚げ物。
※鉄分が溶け出すので栄養的にも◎。IHでもOKな製品も多い。

ホーロー

■メリット
・保温力が高く、煮込みに最適。
・食材にじっくり火が通る。
・においや色移りもしにくい。

■デメリット
・錆びやすい、手入れが必要。
・重い。
・衝撃に弱く、落とすとヒビが入ることも。

■用途
煮込み料理(カレー・シチューなど)。
熱をじっくり伝えて味が染みやすい。
向いている料理 : カレー、シチュー、ポトフ、煮込み全般。
※料理をそのまま食卓に出せるデザインも人気。

土鍋

■メリット
・遠赤外線効果で食材の旨味が出る。
・冷めにくい。

■デメリット
・割れやすい。
・直火専用が多い(IH対応土鍋もある)。

■用途
鍋料理(寄せ鍋、キムチ鍋など)。
保温性が高く、雰囲気も◎。
向いている料理 : 鍋料理、おかゆ、炊き込みご飯、煮込みうどん。
※日本の冬の定番。炊飯土鍋はご飯がふっくら炊けると人気。鍋底が乾いてないと割れることもあるので注意。

02サイズや種類から選ぶ

ガステーブルの設置タイプ

鍋には、さまざまなサイズや形があり、選び方は家族の人数や料理の種類によって異なります。 まずは自分の生活シーンを思い描きながら、使いやすい鍋を選んでみましょう。

サイズ

■1〜2人用 : 16〜18cm
■3〜4人用 : 20〜22cm
■5人以上 : 24cm以上

種類

■片手鍋 : 汁物や野菜をゆでる、麺料理を作るといった場合にはとくに適しています。
■両手鍋 : 置いたときや持ち運ぶときに安定感があるため、、一度にたくさんの量を調理する場合やじっくりと煮込みながら調理したい場面におすすめです。
■雪平鍋 : 蓋がなく、深さが中程度の鍋の種類です。日本では古くから親しまれている種類で、幅広い場面に対応できる“万能鍋”として重宝されています。
また蓋を密閉して鍋の中の圧力を高め、高温で一気に調理ができる「圧力鍋」や、蒸気でじっくり蒸し料理ができる「蒸し鍋」、 天ぷらを調理するのに便利な「天ぷら鍋」なども代表的な種類です。

※熱源
さらに鍋には使用できる熱源が決まっています。
主にガス火専用、ガス火・IH両用の2種類です。鍋を購入する前に、自宅の熱源をしっかり確認しましょう。

03コーティングで選ぶ

ガステーブルのサイズ(口数)

コーティングによってさまざまな特徴があります。。

フッ素樹脂加工 : 表面がツルツルで焦げつきにくい。

■メリット
・食材がくっつきにくい。
・洗うのがラク、軽い。

■デメリット
・傷に弱く、金属ヘラNG。
・高温も苦手(260℃以上x)。
・寿命は1〜3年ほど。

セラミック加工 : フッ素よりやや耐熱性が高く、白っぽい見た目が特徴。

■メリット
・見た目がオシャレ。
・高温にやや強く、くっつきにくい。

■デメリット
・傷や衝撃に弱く、焦げ付きやすくなることも。
・寿命はやや短め。

チタン加工 : フッ素加工の強化版。耐久性が高い。

■メリット
・フッ素より長持ち。
・比較的焦げ付きにくい。

■デメリット
・値段がやや高い。
・強火NG。

ダイヤモンドコーティング : フッ素にダイヤモンド粒子を混ぜて強化。

■メリット
・耐久性があり、焦げ付きにくさもキープ。
・長持ち。

■デメリット
・強火NG。

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