シュレッダーの種類と特徴|用途に合わせた選び方のコツを解説

シュレッダーの種類と特徴|用途に合わせた選び方のコツを解説

書類の整理や個人情報の保護に役立つシュレッダーは、ご家庭でもオフィスでも活躍する便利なアイテムです。 しかし、細断サイズや処理能力、安全性など、選ぶ際にチェックすべきポイントが多く、どれを選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。 この記事では、「細断サイズとセキュリティレベル」「処理枚数と連続使用時間」「ゴミ箱容量とメンテナンスのしやすさ」「安全機能」の4つのポイントをわかりやすく説明します。

目次

  1. 細断サイズとセキュリティレベル
    1. ストレートカット
    2. クロスカット
    3. マイクロクロスカット
    4. カード・CD/DVD対応
    5. セキュリティレベルの目安
  2. 処理枚数と連続使用時間
    1. 最大細断枚数
    2. 連続使用時間
    3. 処理速度
  3. ゴミ箱容量とメンテナンスのしやすさ
    1. 家庭用シュレッダー
    2. オフィス用シュレッダー
    3. 引き出し式モデル
    4. 静電防止機能付きモデル
  4. 安全機能
    1. オートストップ機能
    2. 自動スタート&ストップ

アイリスプラザのシュレッダーの選び方

01細断サイズとセキュリティレベル

梅雨時期

ストレートカット

縦方向にまっすぐ細断するシンプルな構造のため、処理速度が速く、価格も手頃です。大量の書類を短時間で処理したい方に適しており、操作も簡単なため、初めてシュレッダーを使う方にも扱いやすいのが特徴です。ただし、細断された紙片は幅が広く、文字がある程度読み取れてしまうため、セキュリティレベルはDIN規格*でP1〜P2程度とされており、機密性の高い情報の処理には不向きです。

※DIN規格とは、ドイツ規格協会(Deutsches Institut für Normung)で制定された世界中で国際基準として認められている工業規格です。


クロスカット

縦横に細かく細断するので、ストレートカットに比べて紙片が小さくなり、情報の復元が難しくなります。セキュリティレベルはP3〜P4程度で、日常的な個人情報や請求書、明細書などの処理に適しています。

マイクロクロスカット

クロスカットからさらに細かく細断するので、細断後の紙片サイズは数ミリ四方と非常に小さく、復元はほぼ不可能です。セキュリティレベルはP5以上と非常に高く、金融関連の書類や医療情報、契約書など、特に慎重に扱うべきデータの処理に最適です。

カード・CD/DVD対応

書類以外に、クレジットカードやキャッシュカード、CD・DVDなどの記録メディアを処理できるモデルのシュレッダーもあります。 対応モデルでは、専用のスロットや刃を備えており、カードは縦方向に細断、CD/DVDは円盤状に細断または破砕することで、データの読み取りを不可能にします。

セキュリティレベルの目安

セキュリティレベルは、DIN規格(DIN 66399)に基づいて分類されており、P1〜P7までの等級があります。一般的な用途ではP3〜P4、機密性の高い書類にはP5以上が推奨されます。


セキュリティレベル 推奨される用途 細断サイズ
P1 一般文書 幅12mm以下のストレートカット。
または細断面積が2000mm²以下のクロスカット。
P2 内部文書 幅6mm以下のストレートカット。
または細断面積が800mm²以下のクロスカット。
P3 取扱注意文書 幅2mm以下のストレートカット。
または細断面積が320mm²以下のクロスカット。
P4 重要文書 細断面積が160mm²かつ、
幅6mmの以下クロスカット。
P5 機密文書 細断面積が30mm²かつ、
幅2mm以下のマイクロクロスカット。

おすすめ商品
シュレッダー クロスカット 6枚同時細断
シュレッダー クロスカット 6枚同時細断

4×25mmのクロスカットモデル。
機密情報のセキュリティにおすすめです。

02処理枚数と連続使用時間をチェック

梅雨時期

最大細断枚数

最大細断枚数は、シュレッダーが一度に処理できる紙の枚数を示します。家庭用モデルでは1〜5枚程度が一般的で、請求書や明細書など少量の書類をこまめに処理するのに適しています。一方、オフィス用モデルでは10枚以上に対応しているものも多く、大量の書類をまとめて処理したい場合に便利です。

連続使用時間

シュレッダーには、モーターの過熱を防ぐための連続使用時間が設定されています。家庭用モデルでは2〜5分程度のものが多く、短時間の使用に適しています。オフィス用モデルでは10分〜30分以上の連続使用が可能なものもあり、長時間の作業でも中断せずに処理を続けられます。

処理速度

処理速度は、1分間に何枚の紙を細断できるか、または1分間に何メートルの紙を処理できるかで表されます。大量の書類を効率よく処理したい場合は、処理速度の速いモデルを選ぶことで、作業時間を大幅に短縮できます。

おすすめ商品
シュレッダー マイクロクロスカット 4枚同時細断
シュレッダー マイクロクロスカット 4枚同時細断

2×11mmのマイクロクロスカットモデル。
高い機密性で個人情報なども安心です。より多くのゴミが入るので、面倒なゴミ捨ての回数も抑えられます。

03ゴミ箱容量とメンテナンスのしやすさ

梅雨時期

家庭用シュレッダー

家庭用シュレッダーでは、10〜20L程度のコンパクトなゴミ箱容量が主流です。小型で場所を取らず、リビングや書斎などにも設置しやすいのが特徴です。 また、家庭用モデルはメンテナンスが簡単な設計が多く、オイル不要のモデルや、専用のメンテナンスシートで刃の清掃ができるものもあります。

オフィス用シュレッダー

オフィス用シュレッダーでは、30L以上の大容量ゴミ箱を備えたモデルが多く、大量の書類を一度に処理しても頻繁にゴミを捨てる必要がありません。 また、紙くずの圧縮機能や、満杯を知らせるセンサーが搭載されているモデルもあり、管理の手間を軽減できます。

引き出し式モデル

引き出し式モデルは、本体を動かさずに前面からゴミ箱を取り出せるため、ゴミ捨てや掃除が簡単でメンテナンス性にも優れています。 特に、透明窓付きモデルならゴミの量を確認しやすく、紙詰まりやオーバーフローも防げます。

静電防止機能付きモデル

細断後の紙くずの静電気による散乱を防ぐ「静電防止機能」付きのモデルも便利です。静電防止機能があることで、紙くずがゴミ箱内にしっかりと収まりやすくなり、周囲を清潔に保ちやすくなるため、ご家庭でもオフィスでも快適に使用できます。

04安全機能

シュレッダーは刃物を使用する機器であるため、使用時の安全性は非常に重要なポイントです。特にご家庭での使用や、夜間・在宅ワーク中の利用を想定する場合には、これらの機能が快適さと安心感につながります。

オートリバース機能

紙詰まりを検知すると自動で逆回転し、詰まった紙を排出する機能です。無理に引き抜こうとして刃やモーターに負担をかけるリスクを防ぎ、トラブル時の対応もスムーズになります。安全性だけでなく、機器の寿命を延ばすうえでも有効です。

自動スタート&ストップ

自動スタート&ストップ機能は、紙を投入口に差し込むと自動で細断を開始し、処理が終わると自動で停止する機能です。手動操作の手間が省けるため、作業がスムーズに進み、効率的に書類を処理できます。特に大量の書類を連続で処理する際には、作業の流れを止めずに済むため、非常に便利です。

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シュレッダー
シュレッダー マイクロクロスカット オートリバース機能付き

高い機密性×驚きの収容力。 細断サイズは約2×11mmのマイクロクロスカット。 高い機密性で個人情報なども安心。

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