パンジー・ビオラの色合わせ〜花との暮らしにちょっといいもの

ガーデニング・アーティストの鴨下ふみえさんのガーデニングは、誰でも手軽にマネできる 素敵なものがいっぱいです!今回は「パンジー・ビオラの色合わせ」です。

目次

パンジー・ビオラの色合わせ

冬の庭の主役、パンジーとビオラ。園芸店に賑やかに並んでいます。
育てやすい事はもちろん、可愛らしい花の形、多花性、そして色数の多さが魅力です。
こんなにたくさん色があると、どう組み合わせるか考えるのも実は難しいもの。
今回は、そんな色選びのヒントを探してみます。

パンジー・ビオラの色合わせ

パンジー・ビオラ専門の生産直売所にやってきました。 何百種類、何万株!圧倒される品数です。
この中から目指す色合いを探し出すのは、楽しくもあり厳しくもあり。
おおよそでもいいので、何かテーマを決めておくと迷いにくくなります。 色でも、イメージでも、ちょっとした事で構いません。

パンジー・ビオラの色合わせ

ストックと白妙菊を副材に、10株程度を購入しました。
濃いピンク、派手なオレンジ、そして淡い水色もあります。
ここから寄せ植えを2鉢作る予定。 みなさんなら、どう組み合わせますか?

パンジー・ビオラの色合わせ
パンジー・ビオラの色合わせ

まずは丸い鉢で制作開始です。
背の高いストックをやや後ろ側の中央に配し、その横と手前にビオラを一株ずつ。
シルバーレースはふたつに分けて両サイドに入れます。 肝心の色合わせは、どんな感じでしょう。

パンジー・ビオラの色合わせ

完成がこちら。
濃いピンクと紫で、ちょっと渋めのピンクトーンに。 背の高いものを中心にした、左右対称の基本的なスタイルです。
シルバーレースの淡く繊細な葉が、濃い色の花達をうまくまとめてくれました。

パンジー・ビオラの色合わせ

実はこの組み合わせ、 子供服からインスピレーションを受けたもの。
娘の為に買ったニットの色合いがとても気に入って、 このグラデーションをビオラで表現できないかと思ったのです。
こんなチャレンジができるのも、色数の多いビオラならではですね。

パンジー・ビオラの色合わせ

もう一鉢は四角い和風の鉢で。
こちらのテーマは、“やったことのない斬新な組み合わせ”です。 具体的に何色にするかは、お店で見たファーストインプレッションで決めました。
「水色とオレンジ」がその結果です。
斬新と言いながら、ふんわりと優しい雰囲気の一鉢ができました。 全体的に淡い中で、鮮やかなオレンジがアクセントカラーになっています。

色合わせのヒントは、園芸書だけでなく、日常の暮らしの中で見つける事もできます。 自分だけのテーマを探して、自在に色合わせを楽しんでみては?
それこそが、パンジー・ビオラの一番の醍醐味だと思います。

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