
発芽率アップ!上手な種まき方法って?

春といえば「種まき」。いつも「だいたいこんなもの?」という感じで種まきしている方もいらしゃると思いますが、正しい種まきの方法ってあるのでしょうか?
どうせ種まきするなら、一番発芽しやすいように種まきしてあげたい! というわけで、今回は「正しい種まき」をご紹介いたします。
いつ種まきしますか?
植物はその品種ごとに「発芽適温」というものがあります。
一番発芽しやすい温度のことで、種の入った袋に書かれている場合が多いので確認してみてください。
温度の見分け方は以下のとおりです。
【15〜20度】
ソメイヨシノが散るころ。
コスモス、マリーゴールドなどはこの時期です。
【20〜25度】
八重ザクラが咲き始めたころ。
ナスタチウム、ニチニチソウなどはこの時期です。
※ペチュニア、ヒワマリ、マツバボタンなどは20〜25度が適温ですが、昼夜の温度差を嫌うので八重ザクラが散るころを目安しましょう。
【25〜30度】
八重ザクラが散って約2週間後。
ヒョウタンやヘチマを直まきする場合です。
知っ得!ワンポイント♪一年草と多年草
お花を選ぶとき、種の袋や種苗札に書かれた『一年草』『多年草』といった言葉を目にすることがあると思います。
『一年草』は種まき〜枯れるまでの期間が1年以内の植物、『多年草』は種をまき、株ができると数年にわたって花が咲く植物のことをいいます。
『多年草』の中でも冬場に地上部に葉や花を残すものは宿根草とよばれています。
まく場所は?
まく方法には以下の3種類があります。
【直まき(じかまき)】
花壇や庭に種を直接まきます。
【ポットまき】
小さく区分けされたビニールポットや圧縮ピートモスに種をまく方法です。発芽後に間引きし、徐々に大きな鉢に植え替える必要があります。粒が小さな種に向いています。
【箱まき】
10センチくらいの深さがある箱に小石を敷き、その上に ゴールデン粒状培養土【差し木・種まき用】を入れ、そこに種をまきます。中粒の種に向いています。
種の大きさに応じたまき方
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種が水に流れてしまうことや、発芽した芽の転倒を軽減するために、小さめの3o粒を使用しています。
発芽用として保水性と通気性をより優れる配合を施しています。
植物の生長に必要な栄養素があらかじめ含まれているので面倒な肥料を混ぜ込む作業は要りません。
光が必要?不要?
植物の種類によっては、発芽するときに光があった方がよいものと、そうでないものがあります。
以下の植物は、それぞれの代表的なものです。
水やりは慎重に
直まきの場合は種まきする前に、用土を十分湿らせておきましょう。
また発芽までは湿らせた新聞紙でまき場所を覆い、新聞紙の上から霧吹きなどでそっと水をかければ、種に影響を与えません。
箱まきやポットまきの場合も同様にするか、または水を入れた大きな容器に育苗箱ごとつけて、箱の底穴から水を吸わせる腰水法で行います。
土で覆う必要がない種は新聞紙で覆ってしまうと発芽が劣るので、ゆっくり底から水をすわせて、種に刺激を与えないようにします。(つけたままでは、水分が多くなりすぎるので注意しましょう)
発芽したら徐々に日光に当てるようにします。同時に用土の表面が白く乾いたら水やりをし、本葉が出たら液肥を与えるようにしましょう。
規定量の2〜10倍くらい薄いものを、集に1度くらいの頻度で与えましょう。