薬味として大活躍の青ジソはビタミンAやカルシウム、鉄分を豊富に含む優れもの。さっぱりとした香りは夏の食卓を涼しげに演出してくれます。間引いた株や穂ジソのように、葉とは異なる味わいを楽しめるのも魅力です。味噌汁の具やサラダなど、食べ方を考えるのも楽しいですね。品種は葉脈が浅い葉ジソ用を選んでください。

種まき 4月〜6月上旬

条間12〜13cmで条まきする。
【ポイント】
いったん乾燥させると株が弱るので、水やりは忘れずに!夏場は1日2回行います。
青ジソのコツ1 種のまき方
直まき、育苗どちらもできます。多く栽培するなら育苗がオススメです。
≪レリーフプランター650≫なら、2条にタネをまきます。 青シソのタネは発芽に光が必要なので、タネが隠れる程度に薄く土をかぶせます。
全6サイズ 全2色 水はけをよくするスノコ付 テラコッタ調の模様入りプランターです。
育苗の場合は間引きながら本葉4枚まで育て、株間10cm〜13cmになるように定植します。
肥料 6月下旬〜9月
葉が重なってきたところから間引き、最終的に株間を10cm〜13cmにする。
【ポイント】
残す株を傷めないよう周りの土を手で押さえて、周囲の株を引き抜く。
草丈が20cm〜30cmくらいになったら、使う分ずつ葉を摘み取る。
【ポイント】
1番若い生長点の葉は常に残しておくこと。
青ジソのコツ2 追肥
本葉3枚のとき元肥を施し、以後は20日おきに4〜5回追肥します。更に柔らかい葉を次々大きくする生長促進剤として、「バイオール」などの液肥を4〜5日に1回与えます。
万田酵素エキスに有機液肥を配合。植物の光合成を活発にし、植物本来の生命力を引き出します。
青ジソのコツ3 害虫駆除
シソはヨトウムシなどの食害を受けます。農薬はできるだけ避け、見つけ次第取り除いてください。食べられてしまった葉をすぐに摘み取れば、新しい葉が再生してきます。
収穫 10月
穂ジソを収穫する。
【ポイント】
この後、新しい葉はできないので、すべての葉を摘み取る。
※上岡先生の「プランター菜園のコツ」に掲載されている写真等は、上岡先生が自宅屋上で育てた野菜を撮影したものです。
※栽培スケジュールは、兵庫県明石市が基準となっていますので、皆さんのお住まいの地域に合わせて栽培時期を調整してください。
上岡先生プロフィール

上岡 誉富(うえおか たかよし)
園芸研究家。愛媛県出身、現在は兵庫県在住。農林水産省園芸試験場勤務を経て、兵庫県農業試験場淡路・宝塚分場長で退職。その後、園芸相談などを勤めながら園芸研究家として活躍。(株)タキイ種苗「園芸新知識 野菜号増刊 野菜ガイド」で執筆中。自宅でも野菜づくりを実践しており、屋上でプランター菜園を始めて15年以上。
著書
『かんたん!プランター菜園のコツのコツ〜上岡流 写真図解でわかる逸品づくり(農文協)〜』
プランターでの野菜栽培の基礎の基礎から48種の野菜の作り方までが、分かりやすく豊富な写真と図で解説。上岡先生のプランター野菜づくりのコツをもっと知りたい時はこの本を!