今回は床をテラコッタタイルで覆い、ラティスで柵を隠す作業を行います。
ベランダの床や手すりをラティスなどの自然素材を使ってナチュラルな雰囲気を演出しましょう。
大掛かりな作業が多いので、騒音が気になる夜間や早朝の作業は控えてください。
ペンキ塗りをする場合は、天候にも十分注意しましょう。
賃貸などの場合は、退去の際に現状復帰するような場合もありますので、実際に設置する際は、汚れや傷を残さないような工夫も必要です。
準備するもの
【養生シート】
床の汚れ防止に敷き詰めます。ベランダの床にテラコッタやデッキなどを張り詰めたときに、床の素材によっては色が移って変色してしまう場合がありますので、このようなシートをはることをおすすめします。
【テラコッタ タイル】
素焼きのタイル。 色合い、形も様々なものがありますのでお好みのものを選びましょう。 テラコッタは、特に床に色が移りやすいので、養生シートをはった上にタイルを置き、年に一回くらいは剥がして床を掃除するとよいでしょう。
【ヤシ素材のマット】
テラコッタをはれないところに使います。カットできるような薄さのものがおすすめです。
【ラティス、固定用金具】
柵や壁を隠すためにラティスを取り付けます。種類が沢山あるので、好みのものを選んでください。落ちないようにしっかり固定するための金具やワイヤーもお忘れなく。
【室外機カバー】
ベランダに必ずある室外機は室外機カバーで隠しましょう。 市販の室外機カバーは上段に物が置けるようになっていますので、ベランダガーデンでは柵としても使えて便利です。
【ペンキ、塗装用具など】
ラティスなどはそのまま使用しても良いのですが、好みの色に塗装して、オリジナリティー溢れるベランダガーデンを目指しましょう。
STEP1
ベランダの床に、養生シートを敷き、その上にテラコッタタイルを敷き詰めます。 タイルがぴったりはまらない所は後で処理しますので、設置できる範囲で並べてください。
※避難はしごなどがある場合は塞がないように!
室外機カバーを設置します。ジャンクなイメージに合うように、ペンキを塗って加工をしています。
自分の好みに合わせて、市販の室外機カバーをアレンジしてください。
ベランダの柵をラティスを使って隠していきます。写真は以前のベランダで使っていたものをそのまま利用していますので、次のステップで新たに設置するラティスのペンキを塗るところから説明します。
STEP2
今回はルーバーラティスと呼ばれる画像の物を使いました。大きさは各マンションの柵部分の面積を隠せるサイズの物を使いましょう。計6枚用意しました。
ペンキの色はアトリエの延長のお部屋のようなイメージを予定しているのでアトリエの家具に使っているカラーを使いました。水性ペンキのブルーグレーです。
アンティーク感を出すためには、刷毛目を残しながら塗ることがポイントです。
しっかりペイントしていきましょう!
表面だけでなく前から見える部分は、奥や横など忘れがちな部分もしっかりと塗ってください。(裏面になる部分は塗らなくてもOK。)
塗り終わったラティスをしっかり乾かします。
今回は最初から防虫防腐剤の含まれているラティスを使用しているので、ペンキの上からニスなどは塗っていませんが、雨ざらしになる場所であれば塗っておいたほうが良い場合もあります。
柵に設置するための金具を取り付けます。落ちないようにしっかり取り付けてください。
※ラティス専用の金具が販売されていますので用途・サイズにあったものを使いましょう。
万が一サイズが合わなかったり、取り付けが不安定なときは、さらに上からワイヤーでしっかり固定しましょう。
取り付けが簡単で、用途に合わせて選べる充実のラインナップ。ラティスの組み合わせが広がります。
STEP3
ラティスを設置します。我が家のベランダではコンクリートとの段差を生かしてこの上に乗せるように設置しています。
ワイヤーでラティスをしっかり留めましょう。とにかく落ちないように、飛んでいかないように安全性を考えてしっかり固定しましょう!
柵以外にも壁面が目立つようなところにもラティスを設置しました。
今回の作業のまとめ
ベランダガーデンの基礎作りを行いました。ベランダの室外機や柵の独特の無機質感を、テラコッタやラティス等の自然素材でイメージチェンジさせました。
ベース作りの作業は、この後、植物を設置したりどんどん上に物が追加されるので、レイアウトを変更したり追加するのも一苦労ですから、しっかりイメージを固めて作業に入ってくださいね。
床面
before
after
養生シートを敷いた上に、テラコッタタイルを敷き詰めました。避難はしごがある箇所は塞いでません。
室外機
before
after
室外機は、市販の室外機カバーにペイントしたものをかぶせました。
柵
before
after
ベランダの柵にラティスを設置しました。 リビング(アトリエ)の窓から見える場所なので、室内の家具の色と合うように、ラティスをペイントしています。 こうすることで、お部屋の延長のようなベランダガーデンに近づきます
次回は今回設置したラティスの下の部分(コンクリートが見えている部分)を隠していきます。
そして床のテラコッタを張った隙間の処理を行って床面の仕上げをします。
最初の何も無いベランダからの変化をお楽しみに!
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アドバイスをしてくれたのはこの方
真海眞弓先生
福岡県生まれ。JanePackerにて5年間勤務後フリーのフラワーデザイナーに。神奈川県にてフラワーアレンジメント教室を主宰。 雑貨を使ったセンスある寄せ植えやお庭が雑誌などでもたびたび紹介されています。
人気の教室は、レッスン後ガーデニング談議にも花が咲き、
寄せ植え教室も開催中(不定期)。
真海先生にとってベランダガーデンの魅力とは?
誰もが忙しい昨今、ふと窓の外に目をやると木々がそよぎ優しいグリーンやお花の色が気持ちを癒してくれます。 殺風景なベランダでも、あなただけのお庭に変身させることは可能です。
手を加えるほどお庭は成長していき、毎日の生活に四季を楽しむゆとりが生まれるでしょう。
そんな素敵なベランダガーデンをぜひ多くの方に楽しんでいただきたいですね。