第1回:まずは更地を耕すぞ
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とうとう手作り畑で手作り野菜!が始まるね! 初日の今日は、更地を耕して、整地するところまで行います! |
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うん!日当たりも良いし、これから楽しみだね。 たくさん野菜作っていこう! |
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そういえば、良く見ると、土の色が所々違うね。周りの農家さんの土とか見ると、こんなことって無いよね。 |
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養分の多い黒い土と、そうでもない土に分かれちゃってるんだね。きちんと耕して、混ぜてしまう方がいいんだろうけど、耕すときの注意点とかあるのかな?? |
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はい、もちろんポイントはありますよ! それは、地面は必ず水平に整地することです。 畑がきちんと水平になっていないと、雨が降ると低いところに養分が流れていってしまいます。さぁ、それでは早速、畑になる所を耕していきましょう! |
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はーい!頑張ります!☆ |
本日の道具たち

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こちらが、今日から私達の畑になるところ。 会社の敷地内の、少し高い丘の上にあります。所在地は宮城県です。 周りに高い建物が無いので日当たりは抜群!でも自然の中にあるので、害虫や害獣、強風、雑草との戦いになることは必至です…。 それぞれについては、今後対策を紹介していきます!
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土の色が所々違うのは、用土などを廃棄していた場所だからだそうです。
その分養分はたっぷりありますが、偏ってしまっているので、まずは土を混ぜて、均一にするところから始めましょう。 -
ここは、やっぱり耕運機の出番!
地面に接するところに、刃が回っているので気をつけてください! 土が固かったり、養分が均一でない場合は、耕運機を数回に分けてかける方が良いでしょう。 石や、草の根があれば、耕運機の合間に取り除いてしまいましょう。 -
早坂先生のアドバイスを受けて、土にバーク堆肥を混ぜることに。
バーク堆肥とは、バークを主成分とした堆肥のことで、肥料成分はあまり多くありません。でも、土を団粒構造にしてふんわり感を出し、土壌の保水性、排水性を良くするのに効果があります。
ここの土は養分が多いので、なるべくこれ以上養分を足さずに、土壌の性質を良くする目的で使うことにしました。 通常の土地を耕す場合は、牛ふん堆肥がオススメです。土壌を団粒構造に改良し、かつ肥料成分も補うことができます。 -
まく量はこれくらい。地面が見えなくなるかならないかくらいの薄さで、まいていきましょう。
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バーク堆肥をまいたら、土壌に混ぜ込む為にもう一度耕しましょう。
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耕運機で全体を合計3回程耕しました。
ここがポイント!
土壌の養分が流れていってしまわないように、鍬でならして地面を水平にしていきましょう。 雨が降ると、雨水に養分が溶けて低いところに流れてしまい、菜園の中で、養分のばらつきが出来てしまいます。 ここで活躍するのが、本日の道具の半月鍬!早坂先生一押しの道具で、地面をならしたり、草刈りにも使えます! 後日草刈りに使用したのですが、草の根は抜けないけれど、手軽に草を刈っていけるので、とても便利でしたよ!女性でも扱いやすいので、こまめな草刈りに重宝しそうです。 -
本日はここまで! 始めはこんな更地だったところが、きれいに整地されました! 男性2名、女性2名で、約2時間で終了しました。
本日のポイントおさらい
土を耕したら、必ず水平にならすこと。
養分のある土壌を改良するには、バーク堆肥。養分の少ない土壌には、牛ふん堆肥を混ぜ込むこと。
本日の定点観測

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耕すだけで、なんだか畑っぽくなったね♪ |
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だね〜!早く野菜を植えて、本物の菜園にしたいね! |
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今日はよく頑張りましたね。 |
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耕運機だと、どんどん耕せますね! 会社の方に手伝っていただいたんですが、短時間でしっかり耕すことができました。 |
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人力でできないところは、どうしてもあるので、そこは色々な機械に頼っちゃいましょう。さて次回は、土の酸度を測ってから、必要であれば石灰をまいていきますよ。 |
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野菜の栽培を始めるときは、必ず石灰をまくのではないんですか? |
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ここの土は、ほとんど用土でしたよね。 用土は酸度調整されてるものも多いですから、石灰が必要ない場合もあります。簡単に酸度を測れる用品も売っていますから、ぜひやってみましょう。 |
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わかりました。 これから、どうぞよろしくお願いします! |
登場人物紹介
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早坂ひろみ先生
アイリスガーデニングドットコムでお馴染みの、ガーデンプロデューサー。 お花だけでなく、野菜作りに関してもプロ!
土作りから収穫まで、分かりやすくていねいに、メグとゴンの指導に当たってくださいます。 -
メグ
プランター菜園1年生。虫は大嫌いだけど野菜は大好き! どうやって虫を触らずに作業ができるかを考えながら、今日も水やり、草抜きに励みます。 -
ゴン
プランター菜園3年生。土に触ってる瞬間が幸せ!な野菜作り大好きの菜園家。 今までプランターで野菜を作ってきましたが、畑での野菜作りは初めてです。