今年の畑もほぼ終わり。
今年の畑を振り返ると、クマが多かったなぁ、と思います。
山に囲まれた土地柄なので、クマが出るのは珍しいことではないけれど、今年は畑を荒らすクマが結構多かったのです。
たいていは牛のエサ用のトウモロコシ狙い。山の中の畑に一面に広がる大量のトウモロコシ畑は、たしかにクマのエサ場になってもいたしかたなし。
けれど、やっぱり困ります。
それで今年はみんながクマ退治におおわらわ。
クマ避けの花火を夜な夜な鳴らしたり(半分は趣味だけど)、電牧(電気が通っている柵。これにあたるとバチっとする)を畑にぐるりとはりめぐらせたり、被害のひどいところでは猟師さんにお願いして罠をしかけたり。
だけどクマも賢いもの、なかなか退治できません。さすが野生児。
特に罠はぜんぜんダメ。クマもちゃんとわかっていて、近づこうともしない気配。
そこで私は考えました。
罠まで続く道しるべに、クマの好物を転々散らしていったらいいのでは?!
ちょっと前に、部屋の整理をしていたら一冊の童話がでてきたのです。
それはヘンゼルとグレーテル。
森の中の道しるべに、ちぎったパンを置いていきます。
・・・クマ退治の秘策のもとは、かの有名なこのシーン。作戦名は発案者にちなんで、作戦ヘンゼル。
畑はいつでも実りをめぐってライバルたちとの戦いです。
いつでも、どこでも、どんなことでも参考にしなくっちゃ。
クマ退治の秘策
エサを目当てに畑を荒らすクマに困っているAKIさん。そんなクマを退治するために、あの有名な童話を参考にAKIさんが考えた作戦とは・・・?

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