思い描く風景を形に バラであふれる庭 #136 ばらきちさん

230種類ものバラを育てている、ばらきちさん。

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目次

夫婦で230種類のつるばらを中心にしたガーデニングとDIYを楽しんでいます。お手入れはもっぱら私が担当、切った花でのアレンジが妻の担当です。壁面誘引のつるバラをメインにコツコツと手作りで作ってきた庭です。木工の構造物やモルタル造形等、年々ちょっとずつ増えてきました。

バラの季節

東側の壁を覆うポールズヒマラヤンムスク、いい香りがします。その下はアルキミストです。壁にバラを這わせるため、10年ほど前に外壁をリフォームしました。

出窓全体を彩るピエール。向かって右からピエール左からブランピエールの色違いを交差させています。クレマチスジェニーとのコラボも見頃です。

バラキチガーデンのエントランスです。アーチや壁面、フェンスのバラが咲きそろいます。
北西の角は、壁面のトレジャートローブ、ブラッシュランブラー、そしてフェンスの濃い色は安曇野、薄い色は夢乙女です。

このパーゴラを作ったのがきっかけで、庭づくりに広がりが生まれました。リージャンロードクライマー、上からの眺めと下からの眺め。パーゴラ下側にはアンジェラも入れています。オープンガーデン時は、このパーゴラの下で今年もたくさんの方とお茶をしました。愛犬のマロもみなさんにかわいがってもらいました。

西側壁面のつるサマースノーと出窓横のニュイドゥヤング。そして北側のつるサマースノーとその先のトレジャートローブ。

パーゴラのフィンブリアータです。そしてバラの回廊エリアではラベンダーラッシーが咲いていい感じ。西のフェンス、ラティス3枚分に誘引した夢乙女が一斉に花を咲かせています。

アーチで咲くバラ達。つるレディヒリンドンからクラウンプリンセスマルガリータ、あっと言う間にその反対側のヴェルシーニへ、次々と花開きます。ルィーズオディエからつるセシルブルンネのフェンスを望む眺めブルーのパーゴラはペネロペとアイスバーグです。

白モッコウに囲まれているのは仲間の協力のDIYで作ったガーデンシェッド。前はホワイトガーデンになっています。これから宿根草が咲いてきます。

こちらもホワイトガーデン。バラはレッチフィールドエンジェル。斑入りの岩ミツバとグレコマに占領されています。 ベンチにも数種類のバラを這わせています。フェリシアとコントドゥシャンボールが見頃となり、続いて須磨とピンクアイスが花を咲かせました。

庭の名脇役

終わったバラの代わりに名脇役とも言える宿根草が咲いてきました。アスチルベの中でも先に咲くのは白です。ティアレアスプリングシンフォニーはずっと咲いています。サマーメモリーズの株元で半日陰になっているのがいいようです。シレネガリカも長く楽しませてくれます。そして毎朝次々と咲いている、ヘメロカリス。

アナベルとスモークツリー。バラキチガーデンは以前はバラしかない庭でしたが、今やアジサイにグランドカバーに一年草に宿根草に多肉まで手を出すようになりました。瑠璃玉アザミも色付いてきました。そして夏の花、ダリアです。

秋の風景

一季咲きのつるバラが多いので、秋の庭はバラよりもローズヒップが目立ちます。徐々に真っ赤に色づいてきました。たくさん収穫して、リース作りなどを楽しみます。

誘引作業

何も咲いていない12月〜4月の冬の誘引が庭の一大イベントです。今年も元旦から早速誘引作業に取り掛かりました。植え替え、アーチの見直し、長梯子を上り下りして、棘に注意しながら重たいつるバラを壁から引き剥がしたり。シュートの処理や、追肥など、バラの作業は一年中続きます。

プロフィール

ばらきちさん

住まい
一戸建て
ガーデニング歴
12年
お気に入りの植物
バラ、クレマチス、セダム、宿根草
ホームページ
バラキチの庭

編集部より

230種類ものバラを育てている、ばらきちさん。開花時期には、パーゴラや壁面を覆う、迫力ある眺めが圧巻です。出窓やベンチに絡む様子もロマンティックで素敵ですね。こうした風景は、地道な誘引作業があってこそ。色鮮やかな季節がより一層輝かしく映ります。大量のローズヒップを摘む様子も、大変だと思いますがワクワクしますね。これからもバラの美しさ、魅力がたくさん伝わるお庭づくりを楽しみにしています。

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