
北海道旭川市でナチュラルガーデンをつくっています。
旭川は上川盆地の中にあり、北海道とはいっても夏は30度を超え、冬は時に−20度以下に冷え込みます。
そんな厳しい気候ですが、この地で越冬できる宿根草を選び、できるだけナチュラルな庭をめざして、奮闘しているところです。
上の写真は、初夏のボーダーガーデン。オリエンタルポピー、ゲラニウムなどが咲く頃の様子です。
こちらは盛夏の頃。
デルフィニウム、クガイソウなどが咲き、一気に庭が華やぎます。
こちらがオリエンタルポピーと、ゲラニウム・ジョンソンズブルー、クガイソウ。
冒頭とは違うアングルのボーダーガーデン。
左端に見えているのはアルケミラ・モリスです。アルケミラ・モリスが色づくと庭のシーズン本番だなあって感じがします。
家の横のサイドガーデン。
左の奥のパーゴラの柱にからまったホップも大きくなりました。
下は、フェンス越しに顔を出したバフ・ビューティーとクレマチスのエトワール・バイオレット。
咲き始めよりピンクに近くなってエトワール・バイオレットとの組み合わせがなかなかかわいいかなあなんて思ってます。
ホワイトガーデンと名付けた場所です。
時期は7月上旬。
ルピナスが終わり、バイカウツギもそろそろ花が散りかけてきて、うちの小さなホワイトガーデンはこれからアナベルとフィリペンデュラが主役になります。
石敷きの小径。左は5月下旬の様子。キンポウゲやキャットミントが咲いています。
下は、小径に敷いていた石をはずして火山礫に変えた様子。・・すっかり印象が変わりました。
こちらはこの石敷きの小径にある植物達。左から、リナリア・ブルガリス、ハナトラノオ、そして色づいたカンボクの実と日時計です。
私の庭はローズガーデンではないのですが、バラの季節はやっぱりうれしいですね。バラの存在感は圧倒的です。
植えてから3年目になったバフビューティーが、ようやく大きくなり、たくさん花をつけてくれました。
ノイバラやカクテルが咲くパーゴラの下もお気に入りの場所になりました。
夏の終わりには、かわいいブラックベリーの実も楽しめます。
鮮やかな花も好きですが、一番好きなのは葉色がきれいな日陰向きの植物たち。
ほぼ全面日当たりが良い庭なのですが、木を数本植えてシェードガーデンを作っています。
背景のレンガ塀は、週末だけの作業だったため、冬をはさんで半年がかりで積み上げました。
昨年にはクレマチスを絡めるためのフェンスを造りました。
これによって裏に続く小径のイメージや道路から見た風景がずいぶん変わりました。
歩道から見た、芝生の庭の様子です。今年はここにコニファーや雑木を何本か植える予定です。
小樽へ行ったときに買った花器にフリージアを入れてみました。
素敵なアレンジを見てきて、自分でもやってみたいと思っていましたが、記憶が・・・とりあえず自分流です。
フリージア、端から順に咲く花は長持ちしますね。
葉は茂りすぎのオリヅルランからすこーし拝借。
ガーデニングに夢中になる前は洋裁が趣味でした。今でも春〜夏は庭一筋、冬は手芸・洋裁に凝る日々を送っています。写真は庭仕事に使うエプロンと帽子。
これを作ることは、‘冬の間にやりたいこと’の一つでした。こういった手作りは、なるべく冬の間にやってしまいます。
これからが北海道のガーデナーにとって本当に一番いい季節♪
咲き始める花と庭の変化を楽しみにしています。
プロフィール
kinohanaさん(女性)
- 住まい
- 一戸建て
- ガーデニング歴
- 10年
- お気に入りの植物
- クレマチス、ホスタ、ブルンネラ、ゲラニウム、ガウラ など
- ブログ
- 「季の花ガーデン」
編集部より
それぞれの場所にテーマを持たせ、季節と色を楽しむkinohanaさんのお庭。庭の区画から、フェンスの設置やレンガの積み上げも全て自分でしたそうですが、日々変化する季節に加え、上から見たり、反対側から見たり、見る角度によって表情を変えるお庭は、どこから見てもkinohanaさんのこだわりを感じさせてくれます。
花で縁取られた道や芝生の広場、シェードガーデンなど、見ているだけで実際に素敵なお庭を散歩しているかのようですが、また今年も少しずつ、お庭の表情を変えようとDIYをしたり、植物の植え替えをなさっているようです。皆さんも、花の季節は花を、雪の季節は室内で“冬のガーデニング”を楽しむkinohanaさんのホームページへ、ぜひ行ってみてくださいね。