風景のあるベランダガーデンづくり#11 サリーさん

コンクリートの無機質な空間ベランダを見事なコーナーアレンジで風景のある庭につくりあげているサリーさん。

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目次

マンション6階の南向きの小さなベランダが私の庭です。少しでも居心地のいい空間にするためにいつも頭を悩ませています。

ガーデンプランのテーマは「風景」

個々のコンテナごとに楽しんでいたガーデニングから、それらすべてを使ってまとまりある風景を作ってみることにしました。大きく分けて東西2つの風景が出来上がりました。

【ベランダ西側の風景】西側の気になるお隣との仕切りにはペイントした板塀を立て掛けました。(非常事態に備えて固定はしていません)ここは樹木やハーブなどあまり手がかからず一年中グリーンを楽しませてくれる植物がメイン。花はあえて少なめに葉の色、形、質感で変化をつけています。

生長した植物に、新品の板塀では浮いてしまうので古びた雰囲気を出すために板をバーナーで焼き木目を出してからその上にペイントしました。

【ベランダ東側の風景】ベランダ東奥にはクレマチスなどのツル性植物を絡ませたオリジナルのアーバー(東屋)があります。そこへ続くフェンスに格子ラティスを取りつけ足元に細長いガーデニングスペースをつくりました。

リビングからの眺めを意識して旬の花や明るい斑入り葉をメインにしたボーダーガーデンです。

風が気持ちの良い日にはベランダに出て夜のガーデンを楽しむこともよくあります。 ウッドデッキの上にキャンドルを並べ部屋の明かりを落とすと幻想的な風景が広がります。

「風景」づくりのアクセントとして

ベランダで過ごす時間を、さらに楽しくしてくれるガーデングッズも風景づくりにはかかせない重要なアイテム。

かなり風化した風合いのオーナメント。苔がむし、角が削れ、輪郭もあいまいに・・・。モチロンそんなところが、お気に入り!

使い古しのポテトボックスは作りが粗く釘も錆びていますが、それがかえって味わいに・・・。 飾り棚としても収納箱としても重宝しています。

ブリキのミニバケツです。作りはリアル。 でも実は3号ポットがやっと入るくらいの小さな小さなバケツ。煤けたような色合いがお気に入り!!

必要だけど、そのままでは雰囲気を壊してしまいがちな肥料たちも見せる収納にすることで解決。ガラス瓶に入れ替えてラベルを貼って保管 しています。透明なので残量が一目瞭然 !便利です。

2月の風景

季節が移りゆくごとに咲く花たちによってリビングから眺めるベランダの風景が変ります。陽射しの中に春が感じられる2月のベランダには、こんな花が咲いています。

淡いアプリコットのようなベージュのようなニュートラルな色合いのアリッサム。

紫葉のオキザリス、密に茂ってカーペットのよう。

大好きなステラが、ちらほらと控えめに咲きはじめました。

プロフィール

サリーさん(女性/30代)

住まい
マンション
ガーデニング歴
5年
お気に入りの植物
青系の花、小花、グラス
これから育てたい植物たち
葉のキレイな植物

編集部より

コンクリートの無機質な空間ベランダを見事なコーナーアレンジで風景のある庭につくりあげているサリーさん。ベランダ西側のシックな板壁のペイント術、雰囲気のあるガーデングッズ、そして巧みなグリーン使いは、とっても参考になります。ベランダの改造風景はサリーさんのHPにて詳しく紹介されています。今年こそベランダガーデンづくりに挑戦したいと思っている方は是非、チェックしてみてくださいね。

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