
タネのまき方
1
タネまきの時期はサクラの開花を目安にしましょう。ソメイヨシノが咲く頃(15〜20度)には、アスターやフロックス、ナスタチュウムなどを蒔くことができます。ソメイヨシノが散る頃(18〜23度)は、ペチュニア、マリーゴールドなど、ほとんどの春まき草花のタネまきができます。マツバボタン、アサガオ、ヒマワリは、昼夜の温度差を嫌うので、ヤエザクラが散る頃(20〜25度)に蒔きます。
2
大きなタネは、栄養を多く蓄えている分、発芽しやすいものが多いようです。そのため、タネの皮が厚く、土に蒔くだけではうまく吸水できないことがあるので、一晩水に浸してから蒔くとよいでしょう。
3
タネを蒔く深さは均一にしましょう。深さが異なると、発芽のタイミングがばらばらになってしまうからです。大きなタネの場合は、タネを蒔く土を平らにならしたあと、割り箸などで、同じ深さになるように穴をあけるとよいでしょう。
4
大きなタネは、ポットに2〜3粒づつ重ならないように蒔き、発芽後に元気のよい1本を残して間引きます。小さなタネは、はがきを二つ折りにしたものにタネをのせて、少しずつタネが重ならないように蒔きます。
5
タネを蒔いたら、ふるいなどを使って、細かな土でタネを覆います。タネが隠れる程度にかけましょう。植物の中には、光がないと発芽しないタネもあります。ベゴニア、ペチュニア、コリウスやイチゴは、土をかけずに手や板などで軽く土を押さえます。乾燥しないように気をつけましょう。