2月の作業:冬におこなう病害虫の予防

暖かくなって、害虫が動き出す前に薬剤散布をおこないましょう。今回は、冬の間に予防をすると効果的な病害虫の予防についてご紹介します。

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目次

冬期の病害虫予防

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カイガラムシは、貝殻に似た白いカラを持ち、樹液を吸って木を弱らせる害虫です。成虫になって硬いカラをかぶってしまうと、薬剤が効きにくくなるので、冬の幼虫期のうちに「マシン油乳剤」を散布します。

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うどんこ病は、葉や茎などが小麦粉をまぶしたように白くなる、カビが原因の病気です。気温と湿度が高くなると、白い胞子が増えて伝染していきます。気温が低い冬の間に、「石灰硫黄合剤」を散布して予防します。

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薬剤散布は、風のない日を選びます。あらかじめ洗濯物やペットにかからないよう、配慮が必要です。服装は、帽子、手袋、マスク、長袖長ズボンを身につけて、できるだけ肌を出さないように気をつけましょう。

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散布は、短時間で手早く終わらせましょう。害虫が潜むことが多い「葉の裏」にむらなく散布すると効果的です。

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コンテナなどに少しだけ散布したい場合は、大きなビニール袋を利用すると便利です。周囲への薬剤が飛び散るのも防ぐことができます。

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残った薬剤は、直射日光の当たらない場所で、密閉して保管します。子供やペットがいたずらしないよう、置き場所にも配慮しましょう。

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