『球根のダブルデッカーコンテナ』

早いもので、店頭に春咲き球根が並び始めました。植え付けにはまだ少し早いのですが、素敵な球根は早く売切れてしまうので、今のうちにお気に入りをゲットしてくださいネ。
今回はチューリップ2種とムスカリを使ってダブルデッカー(2層植え)のコンテナを作ってみました。鉢の深さがあればトリプルデッカー(3層植え)もできます。長い冬を越して春に豪華に咲いた時のうれしさはひとしおです、是非トライしてみてください。
- 材料
- 深めのプラ鉢(8号)
- 用土(培養土5:赤玉土4+くん炭2割程度)
- 花材
- @:ミックスタイプのチューリップの球根:10球
- A:ミニタイプのチューリップの球根:8球
- B:ムスカリ:12球
- C:バコパ:3ポット
- D:コクリュウ:3ポット

- 鉢について
- 今回はプラ鉢を使いました。
大きい鉢はかなり重くなってしまうし、長い冬を越すので地方にとっては凍みて割れることがあるからです。
- 球根はできるだけ用土を多く入れたいので、鉢底の石は使いません。水はけがどうしても気になる方は赤玉土の中粒などを使用してください。
鉢全体の1/3 程度の土を入れ大きな球根を並べ、球根が隠れるまで土を入れます。上段にも球根が入るので、中心より少し外側に置きましょう。これで1層めが完了。 -
- A:春まで長い期間、土だけの鉢を置いておくのはつまらないので、バコパとコクリュウを交互に植えました。地方によって越冬するものに違いがありますので、適したものをチョイスしてくださいね。花の時期の長い、ビオラなどはお勧めです。植える時には、1層目の球根の真上には植えないように気をつけてください。
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バコパを植える
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交互にコクリュウを植える
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- ウォータースペース(植え終わりを鉢の淵から2〜3センチ)を作るように用土を入れ、2層目の球根を真ん中に植えます。その周りにミニチュウリップの球根も植え、バコパとコクリュウの間に2球ずつムスカリも植えましよう。
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2層目の球根は少し頭が見える程度の植え付けにしましょう。
作り方
\完成/
完成です。
このコンテナは必ず外で寒さにあわせてくださいね。一度水を与えたら、カラカラにしないこと。つい億劫になってしまい水を与えないでいると開花しなくなりますので注意してください。水切れさせないためにも、一緒に草花を植えておくと良いのです。
チューリップを翌年もきれいに咲かせるのは結構大変…キチキチでも、こんなダブルデッカーのコンテナを作ってドーンと見事に茂った姿のコンテナを飾ってみてはいかがでしょう?
球根は水仙やヒアシンスなど開花時期や背の高さに注意していろいろお試しください。春になってからは絶対に作れない素敵なコンテナになりますよ。
- 早坂ひろみ先生のプロフィール
- ガーデニングプロデューサー。結婚を期に仙台へ。庭付きの一軒家に住むようになってからガーデニングに目覚めもう勉強。その後、専門学校の講師、ガーデンショップの企画、ホームセンターの商品部への勤務を経て、現在に至る。スクールの講師、ガーデンデザイン、イベントでの講演など宮城県を中心に活躍している。朝の情報番組『ウォッチン!宮城』にも出演中!!
