見せる、見せないですぐ簡単。お洒落な本、雑誌の収納

ファッションやインテリア、料理、子育て・・・さまざまなジャンルの本は、気が付くと増えてしまいがち。
つい買った本や雑誌は、「また読むかもしれない」「時間が出来たら読もう」と考えるために、なかなか手放せず、お部屋の一角に山積みにされている方も多いのではないでしょうか。

本の表紙や見出し、背表紙のそれぞれのカラフルさがお部屋を雑多に見せる原因に。
そこで今回は、部屋がすっきりお洒落に見える本や雑誌の持ち方、手放し方、収納法についてまとめてみます。

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目次

数量の把握とゾーニング

数が増えて部屋のあちこちに積み上げている本、いろんな書類と混ざってしまった雑誌。
このままではどこにどんな本や雑誌が何冊あるのかが分りづらく、持っているのに同じ本をまた買ってしまったり、気付かないうちにたくさんの量を持っていたりするもの。

とりあえずどこにでも置いてしまうことをやめて、押入れや収納庫、収納ラックなどの一部分を専用コーナーとして全体量が把握できるようにしましょう。

また、意識しないとどんどん増え続ける本や雑誌は、ホコリが発生する原因にもなりがち、定期的に不要な本を確認して増えすぎにも注意します。

背表紙の高さ、色を意識

無造作に本や雑誌を並べると雑多に見えるものでも、高さを揃えて収納するだけでもすっきりと見せることができます。
加えて、よく見える位置には背表紙の色味が抑えられたものを置き、死角やあまり目立たない端に背表紙がカラフルなものを置く。これもすっきりと見せるコツです。

どうしてもすっきり見えない場合は100均のブックカバーをかけたり、クラフトなどのペーパーで本を覆うなどすると色味を抑えて統一感が出るため、おすすめです。

お子さんの場合は、背表紙を利用してみるのも片づけを促すポイントに。
背表紙に番号シール、またはあいうえおシールなどを貼って順番に片付けたくなる仕組みを作ってあげたり、並べるとひとつのイラストになるような絵をそれぞれの本に貼っておくと、片付け自体がパズルのように遊びながら片付けられます。

見せる収納と隠す収納

料理の本などはすぐに確認したいもの。よく読む本などは吊るして見せる収納にするのもひとつの方法です。
レザー紐にウッドビーズを通し、見たいページを挟んで本を吊るしておけば、料理の際にすぐに確認できます。

また、インテリアになるようなおしゃれな雑誌はポスターのように飾って収納します。
実用なものを飾ることで、たくさんの雑貨を持つ必要がなくなりおすすめのアイデアです。

反対に、情報誌などはどうしても生活感が出やすいもの。ファイルボックスに立てて収める、ふた付きのボックスやケース、引き出しに収めるなど、目立たないよう隠す収納にするとすっきりとしたインテリアになります。

リビングにそのままボックスを置く場合は、掃除が簡単に出来るようにキャスター付のものを選びましょう。

読書コーナーを作ってみる

読書の秋。1人暮らしの方、子供さんがいらっしゃる方、読書が好きな方などは部屋に読書コーナーを作ってみてもいいですね。のんびり寛げたり、家族でコミュニケーションを取ったりができるだけでなく、家の中の図書館の役割も担います。

あちこちに散らばりがちな本は、目的を持ったこのスペースに戻りやすくなります。
思いっきり本を飾ったり、並べたりしてもOK。家族と一緒に、図書館のようなジャンルごとの収納場所を考えたり、居心地の良さを考えたインテリアにする配置を考えたりと、自分だけではなく家族も一緒に「本の収納」について考えることができます。

一緒に考えた収納法は認識が同じ。このことが、自然と「家のきれいを皆で保とう」という意識に繋がります。

増やさない工夫

それぞれのスペース事情によって、持てる量は違ってきます。

ですが、どんなものでも多いと少ないでは、断然少ない方が管理するのは楽です。
自分にとって必要な量、家族にとって必要な量を見極めたら、専用スペースの大きさをある程度決めておきます。
このスペースまではOK、これ以上増やしてはダメなど、ルールがあるのとないのとではその後の増え方が違ってきます。

増えすぎたら減らすのはもちろんのこと、増える量が確実に多い週刊誌、月刊誌などは電子書籍にしたり、本などは図書館を上手く利用したり、読んで終わった本はリサイクルショップへ出すなど、「なんとなく買ってなんとなく持っている」を減らしてみましょう。

最後に

いかがでしたか。古い本を見るとシミのようなものが見られることがありますが、害虫によるシミもあります。
本にはチャタテムシ・紙魚・シバンムシなどの害虫が発生しやすく、小さな虫なので例え掃除機で吸ったとしても排気口から出てしまう虫もいます。また、本から出るホコリはダニのエサになりやすいことから、ダニの発生の原因にもなってしまいます。

これらの衛生管理の面からも、本や雑誌の収納スペースはこまめに掃除が必要です。
掃除をこまめにするにはそのスペースは小さい方が断然楽。持ちすぎず、すっきり衛生的におしゃれな収納に心がけてください。

瀧本真奈美さん

瀧本真奈美さん プロフィール

プチプラグッズでおしゃれな暮らし方などのアイデアを発信する人気ブロガー。整理収納コンサルタントやルームコーディネーター、時短家事コーディネーターbasic、お部屋づくりのプロとしてTV、雑誌などで活躍中。2018年より暮らし方提案やサービスを提供する「クラシング」代表に就任、活動をスタート。

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