部屋の広さによって最適なLEDシーリングライトが違う!選ぶ基準は?
ワット(W)は消費電力量を表す単位なのですが、電力の消費が少ないLEDはワットで表示しにくいため、ルーメン(lm)という単位で表示しています。光源から全ての方向に放射する光の量を全光束と呼び、全光束の単位がルーメンです。
ワット数が大きくなればより明るくなるように、ルーメンも数値が大きくなればなるほど明るくなります。
LEDシーリングライトは、取り付ける部屋の畳数とルーメンを基準に選びます。
適用畳数とルーメン
社団法人日本照明器具工業会では、ルーメンをもとに「この広さの部屋で使うなら、これくらいのルーメンの照明が良い」とう基準を公開しています。
この基準は、部屋の真ん中に1灯照明を設置したとき、床が一定の明るさを確保できるルーメンを記したものです。
画像出典:一般社団法人日本照明工業会ガイドA121:2014
住宅用カタログにおける適用畳数表示基準
照明メーカーではこの基準を参考に、各商品に「〇畳用」など表示し、私達が商品を選ぶ際に迷わないよう工夫しています。
年齢でも好む明るさが違う
LEDシーリングライトには例えば「6畳〜8畳用」など、幅を持たせた表記がされています。若い人が中心の世代であれば範囲内であればその範囲内で好きな照明を選んで問題ありません。
しかし高齢者は明るいほうが見やすく生活しやすいため、
高齢者がいる家庭では、より明るいLEDシーリングライトを選ぶことをおすすめします。
【12〜18畳向け】リビングにおすすめ
広めのリビングやリビングダイニングだと12畳〜18畳の広さがあります。この広さでLEDシーリングライトを利用する場合、以下の明るさが必要です。
- 12畳なら4,500ルーメン以上5,500ルーメン未満
- 14畳なら5,100ルーメン以上6,100ルーメン未満
- 18畳なら7,000ルーメン以上
これは天井の高さ2,400mmの場合の基準です。天井がもっと高い部屋の場合は、これよりも明るい照明を使用したり、ダクトレールに照明を吊り下げ照明から床までの距離を短くしたりするなどの工夫をすると良いでしょう。
リビング・リビングダイニングにおすすめの照明の色
LEDシーリングライトには、白い光や暖色系の光など、複数の光の色があります。また照明によってはリモコンで色を変えることが可能です。
リビングで作業をしたり子供が遊んだりと、活動的に過ごす場合はより明るい白い光がおすすめです。ソファに座ってゆっくり音楽や映画を楽しむ時間を取ることが多い場合は、暖色系の照明のほうが落ち着きます。
またリビングダイニングとして使用していて、食事をする場所としても使っている場合、白い光よりも暖色系の光のほうが、食べ物がおいしそうに見え食欲が増します。
昼間は子供が遊び、夜は大人がリラックスするという空間として使うなら、使うシーンで色が変えられる調色・調光機能搭載タイプがおすすめです。
ペンダントライトとの併用で、お部屋をよりおしゃれに
リビングダイニングとして使用している場合、リビングはLEDシーリングライト、ダイニングはLEDペンダントライトを取り付けると、照明の色をそれぞれの場所で変え、さらにお部屋のおしゃれ度を上げることができます。
おすすめ商品
自宅がカフェのようなおしゃれスペースに
ペンダントライト LED ガラス製 E17 Petaloシリーズ
お部屋に合わせて選べる、シェードと器具とLED電球をセットにしたデザインペンダントライト Petalo(ぺタロ)シリーズです。
防犯を意識するなら、自動点灯するLEDシーリングライトを
LEDシーリングライトには、不在時にも自動で点灯・消灯をする機能が備わっているものがあります。この機能があれば、不在時も外からは在宅しているように見え、防犯に役立ちます。
るすばん機能
【6〜12畳向け】寝室におすすめ
寝室として使うことが多い6〜12畳には、以下の明るさの照明がおすすめです。
- 6畳なら2,430ルーメン以上3,330ルーメン未満
- 8畳なら2,970ルーメン以上3,870ルーメン未満
- 10畳なら3,510ルーメン以上4,410ルーメン未満
- 12畳なら4,050ルーメン以上4,950ルーメン未満
寝室には暖色系の照明がおすすめ
寝室で過ごす時間は、心地よく眠りに入れるように、よりリラックスできることが大切です。そのためには、白い光より暖色系の光がおすすめです。
また、寝る少し前から照明の明るさを変え、より暗めに設定するとスムーズに眠りに入ることができます。
書斎兼寝室にしている場合
寝室を書斎と兼用しているという家庭も多いでしょう。その場合、リモコンで調光・調色ができる機能のLEDシーリングライトがおすすめです。これなら、本を読むときは明るく・寝るときは暗めに変更でき、場面に応じて使い分けができます。
シーンボタン
おすすめ商品
4灯シーリングライト ストレートタイプ プルスイッチ式 E26 CE4LA-22SS
ストレートなシルエットと、シャープなメタリック素材が個性。空間がグっとお洒落に。
寝室にはおやすみタイマ―がある照明がおすすめ
ベッドの中で読書やスマホをいじっているうちに、いつの間にか寝てしまうという人も多いのではないでしょうか。そんなときに気になるのが、消し忘れてしまった電気です。LEDの照明の中には、自動消灯するおやすみタイマー機能がある照明があります。
おやすみタイマー
また、睡眠に関して悩みがある方は、照明を替えてみるのもよいかもしれません。自然界の光を再現してメラトニンの分泌を促し、心地よく眠りに入れる快眠モードが備わっているタイプもあります。寝つきが悪い人は照明を変えることで改善するかもしれませんよ。
ぐっすりモード
【6〜8畳向け】子供部屋・和室におすすめ
子供部屋として使うことが多い6〜8畳には、以下の明るさの照明がおすすめです。
- 6畳なら2,430ルーメン以上3,330ルーメン未満
- 8畳なら2,970ルーメン以上3,870ルーメン未満
子供部屋におすすめの照明
子供部屋は部屋自体が狭いため、圧迫感を感じないようシンプルな照明がおすすめです。また、白い光の照明を使うと集中力を高めることができます。
子供部屋におすすめのLEDシーリングライトはこちらです。
シンプルなデザインのLEDシーリングライトで、圧迫感がありません。またおやすみタイマ―が付いているので、就寝時の電気の消し忘れを心配しなくて良いのが魅力です。
また子供が小さいと、部屋を可愛らしくしたいと親子ともに望むかもしれません。しかしLEDは40,000時間、普通に使って10年以上の寿命があります。子供が大きくなったときのことも考え、飽きがこないシンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。
和室におすすめの照明
和室につける照明は、スクエア型がおすすめです。また、和室を作業目的ではなく、寝室や客間として使うなら、リラックスできるように暖色系の光を選択すると良いでしょう。
和室を多目的に使うなら、光の色や明るさを変えられるタイプがおすすめです。
やはり、和室にはぶら下げる形のこんな照明がしっくりきます。これもLED照明です。
また、和室の雰囲気をより味わいたいなら、柔らかくムードが出せるペンダントライトやランプを併用しましょう。
おすすめ商品
ペンダントライト LED プラシート製 ニードル型 E26 Arikkiシリーズ
お部屋に合わせて選べる、シェードと器具とLED電球をセットにしたデザインペンダントライト Arikki(アッキ)シリーズです。
LEDシーリングライトは、蛍光灯や白熱電球と比べると寿命が長く、電気代が安いというメリットがあります。一般家庭の中で消費する電力量を、使用している家電製品別に分けると一番多いのが冷蔵庫で、2番目が照明器具です。なんと照明器具に使う電気の量はエアコンよりも多いのです。
8畳用の蛍光灯を、8畳の部屋で使えるLEDに変更すると、電気代が約半分になるという試算もあります。LEDシーリングライトで、かしこく電気代を節約しましょう。
また、LEDシーリングライトは、使う部屋の畳数によって最適な明るさが違います。また部屋を使用する目的ごとに、適した照明の色合いがあることにも注目しましょう。寝室では就寝時の電気の消し忘れを避けるためにもおやすみタイマ―がある照明がおすすめですし、リビングでは留守番機能がある照明を使えば防犯に役立ちます。使うお部屋の目的と広さにあったLEDシーリングライトを探してみませんか。