モノが溢れるウォークインクローゼットをスッキリ改善

今回は、マンションにお住まいのS様のお悩みを解決!
ご自宅の間取りに収納家具の形が合っておらず、お部屋も狭いために、モノが溢れかえってしまっているようです。S様のお悩みを詳しく聞いてみましょう。

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目次

<S様のプロフィール>

住居形態:マンション
家族構成:1人暮らし
困っている場所:ウォークインクローゼット

S様のお悩み

@以前住んでいた部屋で使っていた収納を流用しているため、現在の部屋の形に合わず、モノの収まりが悪いです。

Aアイテム数が多いため収納しきれず、カバンなどがあちこちに置いてあったり、床にも物が置いてある状態です。

Bよく使うもの、あまり使わないものが混在して置かれているために、使いにくいです。

お悩み解決スタート!

まずは問題点からみていきましょう!

収納達人の分析 問題点

@とても細長い間取りのお部屋の形を有効活用できていない。
A服などのアイテム数が多く収納しきれていないため、モノの取り出しやすさ・しまいやすさを意識できていない。
B引っ越し後、間に合わせとして置いてしまった家具で過ごしているため、色やテイストがバラバラになっている。

問題を踏まえて、お部屋の細長い形を生かし、インテリアに馴染むすっきりとした収納スペースを実現します!

対策

配置は大きく変えずに、収納量が増えても明るさが変わらない部屋にする。
アイテム数を厳選し、動線を考えながら洋服・バッグなどの定位置を作る。
棚や収納をカラーコーディネートし、お部屋のテーマカラーを元に、スッキリした空間を実現する。

今回使うアイテム

対策に基づいてどんなものを作るかシュミレーションします!

@場所・ものの寸法を測る。

収納したい場所の幅・奥行・高さを測ります。

ポイント

実情の確認と合わせて、動線もチェックしてみましょう。

A図を書いて全体を把握する。

方向性・イメージが固まったら、スペースや収納するものの採寸をし具体的な設計図を描きます。

ポイント

今回はカラーメタルラックでハンガー収納・オープンシェルフを、ウッドトップチェスト5段で洋服の定位置を作ります。

組立スタート

【カラーメタルラックの組み立て方手順】

Bダンボールを開封する。

ポイント

カラーメタルラック、補強パーツの部材は組み立て前に中身を確認し、不足分がないかチェックしましょう。

C土台を組み立てる。

ポイント

まずは土台から組み立てていき、補強パーツも取り付けましょう。

D棚をはめこむ。

4本の支柱は連結し、ハンガーバーを付ける段から組み立てていきます。

ポイント

棚はゴムハンマーでしっかりはめ込みます。

一番上の棚もはめ込みます。組み立て終わったら、ハンガーバーを取り付けます。

同じ手順で、オープンシェルフとして使用する方のメタルラックも組み立てていきましょう。

【ウッドトップチェストの使用手順】

E箱から取り出すだけ。

ウッドトップチェストははじめから組み立てられているため、箱から出してそのまますぐに使えます。

出来上がったのはコチラ

限られた空間を有効活用! ボックスを活用し、取り出しやすくしまいやすい収納に

実際に収納してみると・・・

\限られた空間を有効活用!/ ボックスを活用し、取り出しやすくしまいやすい収納に

@カラーメタルラック上段にバッグ類を、中段には帽子を収納するための高さに合わせた段を作りました。その下に洋服を厳選し、かけるようにしました。

A一番上には毛布やバッグ、下の段にもバッグ類をゆったり収納。ゆとりをもたせることで、きれいが長続きするようにしました。

Bオープン棚として、カゴや収納ボックスを使い、細かいものや収納しづらいものをザックリ収納しました。

Cハンカチ・ティッシュなどの日用使いの小物はナチュラルなカゴに入れ、取り出しやすい位置に格納しました。

Dメタルラックの向かい側にウッドトップチェストを配置し、使用頻度を考えて収納しました。上段にはボトムスを収納しています。

E2段目には、トップスを収納。空き箱を使用してグルーピングしています。

F一番下の段には、オフシーズンのものを収めました。シーズンで引き出しを入れ替えすれば、衣替えも楽々です。

ビフォーアフター

before

after

収納達人が教える!解決テクニック

狭小空間だからこそ、アイテム数を増やさずに、定位置を決めることが大事です。定位置があることで取り出しやすく、またしまいやすくなり、維持管理が楽な仕組みが出来ます。お部屋が暗くならないか心配されていらっしゃいましたが、カラーメタルラックとウッドトップチェストの配置を考えることで、明るさもキープ。収納用品のテーマを白とナチュラルで統一感を持たせたことで、広がりも感じられるようにすることが出来ました。

お客様の感想

メタルラックと引き出しに全てのアイテムが収まり、床もスッキリしました。
カバンもきちんとグルーピングして取り出しやすくなり、また引き出しも使用頻度を考えて収められ、とても使いやすくなりました。
おかげで収納に余裕ができましたが、今後はモノが増えすぎないように厳選したものを整理し、管理したいと思います。

編集部より

限られた空間や、使いづらい既存の収納も、扉をはずしてオープン収納にすることで、お家全体の風通しがよくなりました。使用頻度によって、定位置を決めることで、取り出しやすく戻しやすくなります。それを実感できると、安易にアイテム数が増えたり、床置きやチョイ置きもなくなります。お洋服などは、よくみると同じようなイメージに偏りすぎて、増えてしまっていませんか?いったんモノを全て出し、目的によって分けていくと、手放すモノも明確になります。みなさんもぜひ実践してみてください。

アドバイザープロフィール

菅原 まき子
菅原 まき子

整理収納アドバイザー。ルームスタイリスト・プロ。仙台暮らしのスタリスト Maki Style 主宰。
「eco styleな暮らしは整理収納から」をテーマに、仙台市を中心に、社会学級や市民大学講座など、生涯学習の場で講座開催。お片づけや模様替えに関するセミナーや、ご自宅に伺って、ゆるりとふわりと楽しみながら、自分スタイルの暮らしのカタチを見つめるお手伝いをしています。地元FMラジオや関西テレビ「よ〜いドン!サンデー」のコーナーに出演など。

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