いつなんどき、どこでどのようなことが起こるかわかりません。
自然災害に遭遇した際、避難所へ行かなくてもどうにか自宅で過ごせそうとなった場合に備えて、防災備蓄品をきちんと準備しておきましょう。
前回は防災備蓄の中から食料に関するものについてお伝えいたしました。
今回は食料以外の備えについてお伝えします。
命を守るトイレも重要な防災備蓄品です!
食料と同様、目安は1週間!
防災備蓄と聞くと、まずは食べるものが思い浮かぶと思います。
食べたり飲んだりしたらトイレに行きたくなるのは生理現象なわけで、食料と同時に用意しておきたいのが非常用のトイレなのです。
停電や断水でトイレが使えなくなり、我慢するあまり体調を崩してしまったという話も聞きます。
水を使わなくても処理できる凝固剤などをぜひ用意しておきましょう。
目安は食料と同様、1週間分あると安心です。
1人1日8回 × 家族の人数分 × 7日分
コンパクトに収納できるものなので、さほど収納エリアを圧迫せず用意できますよ。
非常用トイレは見慣れないもの。
お手元にある非常用トイレの中身はどのようなものか、どのように使うのか、家族全員で一度見てみることをオススメします。
そして、できれば1回使ってみましょう。
一度体験しておくと、いざという時に困らず抵抗なく使用することができますよ。
重要なライフライン!情報収集できるグッズ!
携帯電話の充電器は新しい備蓄品としてまず準備を!
今はスマートフォンで情報収集をする方が多いのではないでしょうか。
近隣の情報はTwitterで、友人知人とのやり取りはFacebookで。いずれにしても携帯電話が必要となります。
そんな携帯電話の充電器は確実に備えておきたい備蓄品です。
モバイルバッテリーも役立ちますが、停電が長引いたことを考えるとソーラー式充電器の備えもあれば安心かと思います。
ラジオもとても重要な情報源となります。必ず備えておきましょう。
手巻き式の充電ができるもの、携帯の充電機能がついたものなど様々なラジオがあります。
お好みの機能を兼ね備えたラジオがあると安心ですね。
いざという時に電源が入らない!ということが無いよう電池の備えも忘れずに!
懐中電灯も同じく電池を使います。
ラジオや懐中電灯が使う電池の種類を確認して備えておくのが大切です。
安全安心、灯りも必ず備えて!
ローソクよりLEDライトが安心!
停電した際に備え、灯りも必ず備えておきましょう。
昔は非常用としてローソクの備えが一般的でしたが、思わぬ火災に繋がりかねないため最近では避ける傾向があります。
もしローソクを使用する際は、決して離れず慎重な取り扱いを心がけてください。
懐中電灯の他に、全体を照らし出せるLEDランタンがあると心強いですね。
ソーラー充電できるタイプならより安心です。
身体を守る衛生用品も大切です
心を整え落ち着きも与えてくれます
停電や断水で水が使えない場合に備え、ウェットティッシュの備えがあると安心です。身体を拭ける大判サイズもあるとなお良いでしょう。
綿棒や水を使わない歯磨き、水を使わないシャンプーなどの備えも安心感を与えてくれます。
季節や衛生状態によってはマスクがあると身を守ってくれるので安心です。
洗濯ができないことを考慮し、紙パンツを用意しておくのも良いでしょう。使い捨てのパンツを利用することで衛生面を軽やかに保つことができます。
トイレットペーパーやティッシュペーパーといったペーパー類も、汚れを拭くのに活躍してくれます。
ペーパーストックは非常用も考慮して普段から多めにストックしておくことをお勧めします。
古いタオルもぜひ防災備蓄品として確保を!
タオルはマルチに使えます!
古くなったタオルは雑巾として捨ててしまいがちですが、その中の数枚でも良いので備蓄品として保管しておきましょう。
暑い日は汗拭きや日焼け対策として、寒い日は首に巻いて寒さ避けに、肩にかけても良いですしお腹に巻いても暖かさを得られます。
汚れを拭くこともできますし、水分を吸い取るのにも使えます。
身体を守ってくれたり掃除に使えたりとマルチに活躍してくれる頼れる存在です。
暑さ対策、寒さ対策もあれば万全です!
その季節のうちに備えておくのがオススメです!
暑い日の対策として、保冷剤や保冷バッグの備えがあると便利です。
暑さをしのぐだけでなく、冷蔵庫や冷凍庫の食材の保存にも使えます。
保冷剤は叩くと保冷が始まるタイプが販売されています。
また、水に濡らすとヒンヤリするタオルなどもありますね。
どちらも主にスポーツ対策として販売されていることが多い商品です。
寒い日はカイロがあると安心です。
どちらもその季節になると豊富に売り出されますので、ぜひ備えておくことをオススメします。
最後に・・・
今回は、食料以外で必要となる備蓄品の主なものについてまとめました。
さらに介護グッズや育児グッズ、ペット用品など必要となる備蓄品が増えることもあります。
今の暮らしに合わせて「これが無いと困る!」というものを今一度見直してみてくださいね。
前回のコラムでも書きましたが、防災備蓄品はここに収納すると良い!といった決まった場所はありません。
・安全に取りに行ける、モノが少ない場所
・落ちてきたり倒れてきたもので隠れない場所
・家族全員が知っている、わかりやすい場所
玄関や廊下収納・押入れの中やクローゼットなど各ご家庭によって最適な場所はどこなのか、
これを機会にぜひ話し合ってみてください。
家族全員が備蓄品の場所を把握しておくことがとても大事です。
次回は非常用持出袋についてお伝えいたします!
大木聖美さん プロフィール
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- 取り出しやすく美しい収納を目指す、整理収納アドバイザー。
整理収納アドバイザー2級認定講師、ハウスキーピングコーディネーター、アロマテラピー検定1級。
横浜を中心に個人宅での収納コンサルティングを行いながら、整理収納関連のセミナー講師や執筆業を行っている。夫と子供2人の4人家族。
- ウェブサイト
- 我が道ライフ
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